2012年1月アーカイブ

編集部へのメールから

 岐阜の大貫和子さんからメールをいただきました。
 ご本人の了解のもと、紹介させていただきます。


**************引用ここから

新年が早くもスタートいたしました。
今年もよろしくお願いいたします。

お正月といえば、ひと昔は深夜にいい映画が放映されていたり、3が日くらいはゆっくりと時間が流れていたように記憶しています。

  (中略)

私は福島に(主人の実家)おりました。
親戚の集まりは、震災後の話で持ち切りでした。
新聞やニュースなどでは語られぬ、日々の暮らし。
私は「がんばろう、日本」の現実を少し垣間見ることができました。
「言っても始まらないべ・・・」
放射能の数値、教育、医療、行政など個人では解決できない問題ばかりです。
なので、福島の人同士でこのことをあまり話すことはないそうです。
「話は楽しいことの方がいいべした・・・」
でも、やっぱり福島のことを話したい。聴いてほしい。
その思いはどなたからもひしひしと伝わってきました。

帰りの新幹線の中で、私はふと北陸・東海地方会のことを思い出していました。

「エピソード」を聴かせていただいた後の、何ともいえない充足感。その感じに似ていました。

今までの私は、つい話に同調してしまうことが多かったのですが、最後まで相手の話を聴く。 私の中で「話を聴く」ことが少し変わってきたように感じられました。 言葉でうまく表現できないのですが、貴重なお話を聴かせていただいている実感とでもいうのでしょうか?  明らかに身体の受け止め方が違うように感じました。

そして、同時に「今、私にできること」もつきつけられた思いです。

この帰省で心に残った言葉は「よく帰って来てくれたね、話を聞いてくれてありがとう」でした。   


引用ここまで***********


【編集部 大竹優子 2011年1月13日】

セルフプロデュース

たいそうなタイトルですが(笑)

息子は今朝ご飯を食べた後、テレビを見ながらゆっくりしていました。
息子は「ブラウス110(サイズ)でいいんだよね?」と言いました。
私はそうだよーと言いながら、ちゃんと用意しているなぁと感心していました。
でも、確認しておくことがありました。

私「今日は何分に出るつもり?」
息子「30分」

30分に出るようです。
私も用意しなくては!(笑)

しばらくして様子を見ると、ブラウスを着ています。
次に見ると、カバンに持ち物を入れています。

私も大急ぎで用意をしていると、娘が起きました。
娘を抱っこして下に下りると、「ママーまだ?もう30分だよ!用意できたよ。」と息子。
ちゃんとできてました(笑)

急いで娘の用意をして、いざ幼稚園へ。
玄関で、襟とネクタイだけ手直しして完了。

ゆっくりだけど時間内に準備ができるように成長したのですね。
少し前までは、準備していることすら忘れてテレビに夢中ってこともあったのに、最近
は初めの目的を忘れずにいられるようになったみたいです。



同じような出来事。
昨日、新しく家を建てるための打ち合わせに行ったのですが、そこのキッズルームで息子と娘が入った途端に酷く散らかりました(笑)
しかし、話も終盤になり、オモチャ遊びも飽きてきた息子が「携帯貸してー」と言ってきました。
私は「その前に片付けてくれる?」と頼んでみました。
見るだけでウンザリするほどの散らかりよう。
(一人では酷だなー、でも今は私も手伝えないし、娘も寝ちゃったし...)と思いました。
片付かなくても後で手伝おう!と決心していました。

しばらくすると「ママ見てー!」と息子に言われました。
見ると、あらビックリ!
全てキレイに片付けていました。
これには驚きました。
いつの間にか、集中力、持続力がついていたのです。
私は「ありがとう!」とお礼を言いました。

私が様子を見ていた限りでは、テレビを見ながらゆっくりゆっくり片付けいたのです。
一人はシンドイよなーと思っていました。
でも、息子にとっては何てことなかったのでしょうか。

帰りの車中、アドラーの
「こんなに上手に遊べるんだから、上手に片付けられるかな?」
と言うセリフを思い出しました。
帰って晩御飯の時に「たくさんのオモチャを使って上手に遊んでたね!そしてそのたくさんのオモチャをキレイに片付けられたねー!ママびっくりしちゃった。」と言いました。
その時の顔がなんとも嬉しそう!
息子は「そうやでー、一人で片付けたんやで!」と自信満々でした。

私も夫も、今日の打ち合わせに付き合ってくれたこと、静かに遊んでくれたことなどのお礼を言いました。


【Y.Y(大阪) 2012年11月19日】