2014年9月アーカイブ

きょうのおかーさん

先日朝の情報番組で若田光一さんがご出演されているトークを拝見したのだけど、
宇宙空間でも仕事をする上で大事なのは、「仕事をする仲間とのコミュニケーション」というのがわたしの中でとても印象に残りました。

アドラー心理学では、人間の究極の目標は居場所を見つけること、所属すること。
と言っています。対人関係はどこへ行っても切っても切れない事柄で、とても大切なことなんだな、とお話を聞いて感じました。


今年の夏休みは、子どももそうだけど、私も普段よりやることは増えている事実は否めませんが、気持ちをいつも以上にゆるゆる緩めて、親子関係の構築に焦点を当てて過ごしています。

人は「仲間」と思っている人の話には耳を傾けようと思うけど、「敵」と思っている、もしくは仲間じゃないと感じる人の話はたとえ正しくても聞かない、聞けないと思うんです。

だから、親子関係で大事なのは「仲間」と思ってもらうことだと思うんだけど、
パセージのテキストで言うと、

1-L.子育ての二種類の目標
〈子育ての心理面の目標〉
1)私は能力がある。
2)人々は私の仲間だ。

と、

4-L.子どもの不適切な行動にどう対処するか
2.不適切な行動に注目を与えない
3.適切な行動をしたとき、正の注目を与える

を重点的に意識してます。

子どもたちにも、お母さん怒らない宣言(それは、子どもの機嫌をとるのではなく、陰性感情を使って接することをやめることです)と、怒っていたら教えてね~とお願いをしたのですが、最近は子どもたちに今日のお母さんがどうだったか、寝る前の時間で教えてもらっています(笑)

「きょうのおかあさんは、100てんだったね!」
「200てんめざしてね!」
「きょうは~、50てんだったよ!」

陰性感情は、「怒り」だけじゃなくて、「不安」とか「後悔」とか「焦り」とかも入るのだけど、私としては困ってどうしたらいいかわからなくて陰性感情を使って対応しちゃったかな...?と思った出来事も子どもたちにとってはそうでなかったり、許してくれたりして、どう感じたか聞けるのは私としてもありがたいな!と思っています。

そのお話の流れで、「おかーさん、ちゅういするときは"ちゅうい!"ってさきにいってね!」とリクエストもありました。

失敗して後戻りしながら少しずつ前に進んでいける夏休みにしたいです。

追記:昨晩は、200点をもらいました(笑)イライラしたこともあったので不思議で「どうして~?」と聞いてみたら、「怒ったときは怒ったとちゃんと言ってたし、注意するときはちゃんと注意!って言ってたから!」とのこと。子どもは本当に懐が広いですね。

注意するときに、先に、「注意!」って言ったら子どもたちは、楽しそうに笑って、言ったことが入っていっているのを感じました。怒らなくても叱らなくても伝わるんだなぁと思った出来事でした。


【池野 麻矢 2014年8月11日】