2014年10月アーカイブ

パセージといっしょに歩く親子

うちの小一の息子はマイペースである。
寝坊しても全く急がず、ふだん通りに行動している。
ふだん通りというのは...歌いながら朝食を食べ、歌いながら着替え、歌いながらランドセルを背負い、歌いながらくつを履き、歌いながら出て行くのである。
多分、遅刻していることもあると思う。

言いたいことはたくさんあるのだけれど、今は
「お口はペケでお耳を大きく...ミッフィーちゃん」
の時期で、息子の"学校への所属"と命の危険に関わること以外は口出ししないことにしている。

それでもマイナス感情がない間は「学校行く準備できた?」とか「もう出かけられる?」とか尋ねてみたりもするのだけれど、いっこうに行動は変わらないので、マイナス感情がバリっときそうになったら言わないことにしている。
口出ししないとどうなるのか、観察している。

息子の小学校は少し遠くて、一年生の足だと片道35分ほどかかる。しかも車通りの激しい通学路である。傘をさして歩くには歩道も狭い。
その上、今日は天候が微妙だった。一人で行っていただくのはちょっと心配だった。そこで
「今日は風が強くて雨も降っているので心配だから、ママ学校まで一緒に行こうか?」
と申し出てみた。私も徒歩で見守りながら学校まで送るのだ。
「うん」
と若干うれしそうに返事したので、そうすることにした。
それからも行動はいつも通り。歌いながら...である。多分、遅刻だと思う。
やっと家を出て歩き出したものの、傘をさしてあっちふらふら...こっちふらふら(私にはそう見える)のんびりマイペースに歩いている。
(ふらふら歩いて危ないなぁ!もっと急いでほしい!)...などと私は息子の後ろを歩きながらハラハラ・ジリジリするのだが口は出さない。

その時ハタ!と気がついた(がんばれ)と心の中で応援してみるのはどうだろう?
大きなランドセルを背負って片道35分歩いている人、すでにがんばっている人。
私の構えとして(注意して!もう遅刻だよ!)よりは(がんばれ)の方がいいのではないだろうか?と。

私は心の中で(がんばれ、がんばれ)とつぶやきながら息子の後ろを歩いた。
やっと、やっと校門に着いたら息子は振り返り
「バイバイ」
と前歯が3本抜けたおもしろい笑顔で学校の中へ進んで行った。

(がんばれじゃない、いつもがんばってるね...だ)
「いってらっしゃい」
と私も手を振って家路についた。
口出ししなくても、無事、学校についた。
遅刻だろうけど学校の中のことは彼の課題。これから彼がどうしていうことするのかを話し合いたいけど、それはまだ先のお楽しみ。

私のこの対応から息子は
「ボクは能力がある」
「ママはボクの仲間だ」
と感じてくれただろうか?
実際にいつか
「自立する」
「社会と調和して暮らせる」
ために。
"マイペースで困った息子"は"マイペースにがんばっている息子"だと再認識したこの出来事を忘れないでいたいと思う。


【三浦 裕子 2014年9月25日】

表面じゃなくて根っこから

 こんばんは~


今日は、昨日転んで腕が痛い
と言っていた息子と病院に行ってきました。

腫れてるし、いつになく痛がってるし、
ヒビでも入っちゃったのかしら?
と思っていたら、
骨折!ですって!!!
あらー。
しかも利き腕


お箸とか鉛筆とか
毎日必須で持つものがとても持ちづらそうなので
不便ではあるようですが、
痛みはそこまででもなく、
骨折というイベント(笑)を
意外と楽しんでいるようなので良かったです~


息子と、病院での待ち時間に
パセージテキストのRのページばかりを
読んでみたんですが。。。。


あ、あれ?!

もしかして、私、
わかったつもりでわかってなかった?!
っていう感覚がありました。

私には能力がある
人々は私の仲間だ

と思ってもらえるような行動を選ぶ。


っていうのがテキストの一番最初の方に書いてあって、
どういう対応をしたらいいのかわからないとき

子どもが上の2つを両方感じられるかどうかを
いつもチェックしましょうね。

と、これは完全に頭にはいっていました。
言葉として。


で、も、

あれあれあれあれ???

わたし、
これを使って、
子どもの行動を変えようとしてたんでは!?
と、思いました。


 早く寝て欲しい、
 宿題やってほしい、
 歯を磨いて欲しい、
 ケンカしないでほしい、

って、
目的が、行動を変えることのままだったんかいっっ!!!
と、かなりの衝撃で。。。。
わかったつもりだったのかよぉぉん
と、ビックリ


そっかー。
目的は習慣づくりとかの行動 じゃなくって
信念を育てるってあったものね。。。


で、ですね。
とりあえずなにをどうしていいか
よくわからなくなっちゃったので、


私には能力がある→自立する
人々は私の仲間だ→社会と調和して暮らせる

だけを目標に私の行動を選んでみようかな?!
と思っているところです。


結果はもう自分で考えないで、
すべて子どもにお任せしようと思います。
もう丸投げします。

なぜなら、わかんないから!!
 アハハハハ~☆


極端かなぁ...と自分でも思ったんですけど、
それでダメなら
真ん中あたりを探ってみます。


いままでは、
結局子どもにこうさせたい、ああさせたい。
の手段として、
アドラーの心構えや考え方や
テクニックを使っていたので、
逆を行きます!


 心配?!将来のため?


とりあえず、置いときます。
子どもが、この対応でなにを学ぶか?

私には能力がある
人々は私の仲間だ

が、ちゃんと伝わってるかどうか
だけに集中して意識してやってみます。



もう、わかんないから、
ちゃんと伝わってるかどうかも聴いちゃえ~!
とか思ってます。
いまのどうだった!?って。

幸い、わりと関係が良い方なので、
多分聴けると思うんですよね。


というよりも、集中したところで
私には能力がある
人々は私の仲間だ

を選べるかどうかが、一番怪しいですけども(汗)


でーもーやーるー

実験実験実験中!!


また進展があったらブログに書きますね~。


【高橋 朋子 2014年9月12日】