2015年5月アーカイブ

「学校へ行きたくない」 その後

いろいろ、ぼんや〜りと考えたけど
私の悪い癖は、頭で思考して問題を作らないようにしようとするところにあるので、状況に合わせて行動しよう!と腹をくくり、息子の帰りを待った。

娘の園バスの方が先に帰ってくるのだけど、ふと、
(あ!こういうときにも勇気づけカード!)と思って、息子にささっと書き、学習机のわかりそうなところに置いた。


息子くんへ
おかえりなさい
きょうはどんな一日でしたか?
ラチとらいおんのラチみたいに
勇気玉をむすこくんは
もっているね!!
かえってきて、あえてうれしいよ♪
2015/4/27(月) お母さんより


娘を迎えに行って帰ってきて、娘が先におやつを食べているところに息子が帰宅。


むすこ:「ただいまー!」
わたし:(おお、なにやら元気そう)

スタスタと部屋に入っていき、机まで来てカバンを下ろし、ランドセルに入っているものを出しながらお話しする。

わたし:「きょう、どうだったー?」
むすこ:「たのしかったよ!」
わたし:「そっかー」
むすこ:「(自分)さー、いくまえはふあんだったけど、いってみたらがっこうたのしいってことがわかったよー!だから、今度からもいってみてからきめるー」
わたし:「おお!それはいいことを学んだね」

息子からこんな風に話していてちょっとビックリ。
今朝の話し合いは、不適切な行動に「注目」、ではなくて、どうやら息子に対して「勇気づけ」につながったみたい。よかったよかった。

夕食の時、息子が勇気づけカード嬉しかったよ!と教えてくれた。
そして、(自分)は勇気玉を持ってるの?と私に聞いた。


うん、そうだよ!息子くんは、勇気玉を持ってるとお母さんは思う。
お母さん、『ラチとらいおん』はとっても好きな絵本なんだー。
ラチははじめ弱虫さんだったけど、らいおんの特訓で勇気という強さを持つでしょー。
息子くんも、その特訓みたいに一歩前に進んでるなって思ったよ


次の日、起きると勇気づけカードが置いてあった。
(わが家では壁に紐を画鋲で止めて、アルミの洗濯バサミで吊るす形にしている)

お父さんから息子へだった。
むすこが私にも、あー!勇気づけカードきてるー!とちょっこり見せてくれた。


息子へ
がっこう、がんばっていったとききました。
むすこくんはがんばりやさんと思ってうれしかったです。
おとうさんより


夫も気になってたんだな、って分かった。
とりあえず、突然の山をみんなでよいしょと越えられたかな。

日々の関係づくりを怠らないように、毎日丁寧に生きようと再決心した日でした。


【池野 麻矢 2015年4月30日】

「学校行きたくない」

「おかーさーん」と今朝、息子がお布団で呼んだ。
時間は5時半くらい。

「ん??」と答えると、

「お休みしていい時間って何時?」と聞く。

わけもわからず、私が起きる時間かな?と思って「6時〜」と答えると、

今度は、壁時計(お布団の枕元に目覚まし時計代わりに置いている・笑)を持ってきて、
「あと○○分くらいだね」と言う。

私は6時まで寝られる〜と思っていたら、息子が「おかーさーん、早く連絡して〜」
と何やら焦っている。
様子をうかがっていると、どうやら学校をお休みしたくて、そのために学校に連絡入れる時間のタイムリミットは何時?と聞いたようだった。


私は(困ったな...)と思った。

・・・困っているのは、根底に学校へ行った方がいいという考えはあるんだけど、行くことが息子の勇気づけにつながるか、お休みすることが息子の勇気づけにつながるか私には全然分からないことだ。
あとは、学校のお休みの連絡の仕方があいまいだったな・・・というのも困ったなと思ったことの一つだったかも。


そんなことを目をつぶって眠い〜と装いながら一人で脳内作戦会議。

そうしていると息子がまた、「きょうがっこうおやすみしたいー」と言う。

私は話を聴こうと思って「どうしたー?」と聴く。

「昨日、いっぱい遊んで疲れたから今日学校いけない。明日は行くから今日お休みしたい」
「そっかー」・・・また寝たふりして作戦会議・笑


・・・根底には、勇気づけ(この場合は息子を学校に行けるように勇気づける)のワードが頭の中でテロップとして流れていて、そのために私ができることって?と考えながら、私が行きなさいと言って私が行くように指示するのは違うしなー・・・、疲れているからと言って学校休んでいいのか?でも、仮病使って休みたいという風な子になってほしくないし、なんか困ったときはすぐに言ってもらえる関係でいたいし、本当に疲れていていけないなら休んでもいいのか・・な・・・。とぐるぐる。

もうわけわかんないから、緊急家族会議でみんなの力借りよう!と朝からベッドの上で眠い夫にもお願いして家族会議開始。

議長は、やりたい人を募ったら娘が立候補したので娘にお願いする。
なかなか仕切るのが上手なので、4歳だけど、頼りになっていて、誰かが言った意見を繰り返したり、ほかの人はどうですか?お父さんはどうですか?お母さんはどうですか?と絶妙なタイミングで振ってくれてそれがすごく助かった。


息子が何で学校行きたくないと思っているのか。
みんなはどう思うか。
お父さんは会社に行っているけど、息子みたいな状況の時はどうしているか。
学校に行く意義みたいなのを意見として、さらーっと。
お母さんの考えていること(不安・期待←これは言うか迷ったけど、意見として知ってほしいなと思って極めて冷静に伝えたつもり)
みんなの意見を聞いて息子はどう思うか。

などなど話し合った。
途中で娘が議長疲れたみたいで・笑、お母さんと交代。

それでもなかなか意見がまとまらないので、選択肢を与えてみることに。

(1)小学校にがんばっていく・放課後の習い事は休む
(2)小学校に行って、自分の体と相談してみて、疲れたら先生に言って途中で帰ってくる・放課後の習い事は休む
(3)小学校に行って、自分の体と相談してみて、疲れたら先生に言って途中で帰ってくる・放課後の習い事は行く

すると、(2)・(3)あたりで、それいい!と明るく反応していたので、どちらか選んでもらった。
放課後の習い事は悩んでいたので、帰ってきてから決めていいよ、と幅を持たせたら、とりあえず、(3)を選んだ。


でも、息子は自分で先生に、途中で帰りたいという勇気がないという。

議長(わたし):「むすこくん、何か、お父さんお母さん妹ちゃんたちにできることはありますか?」「皆さんは何かアイディアはありますか?」

みんな:「・・・うーん・・・。」

わたし:「これはお母さんの意見なんですけど、たとえば―、お母さんは、連絡帳にむすこくんの様子を書いてお伝えするお手伝いはできると思います。」

むすこ:「それいい!それで!!」

わたし:「では、先生に伝えたいことをむすこくん書くときに教えてもらえるかな?」

むすこ:「わかった!」


こんな感じでみんなの合意が一応とれて、朝の会議は終了。(30分くらい)

連絡帳に言われたことを、確認しながら書き、息子は小学校へ行った。
2時間目が始まる前に帰ってきたいといっていたけど、言えたかな。それとも言えなくて、そのままいるかな。それとも、いたら楽しいと思ってそのまま帰ってくるかな。


最近、朝30分くらい歩いているんだけど、歩きながら、ブレークスルークエスチョンズを考えていた。

(1)息子の適切な側面は何かな?
(2)私が息子に学んでほしかったことって何かな?
(3)それを学んでもらうためにできる工夫は?

帰ってきたら、結末について話し合った方がいいのかなあ。そのまま観察がいいかなあ。
今日はぐるぐるこんなことを考えている・・・。


【池野 麻矢 2015年4月27日】