2017年9月アーカイブ

自己欺瞞に気がつく

8月の川西アドラー勉強会で、私のエピソードを聴いていただきました。
 
今回面白かったのは、みんなで学んでいる最中に、エピソードの相手役の長男D(小3)が時折隣にやってきて、鋭すぎる発言をしては去って行ったことです。
 
例えば、ロールプレイ後、メンバーさんたちと、
「ひょっとして、Dちゃんはママと遊びたかったのかもしれない。」
「構って欲しいとか?」
「なんか可愛いいね~」とのんきに話しているところで、D登場!

メンバーさん「ねぇ、この時どんな気持ちだった?」
D「マイナス1」
遊びたいんじゃなくて、ガッツリ権力争いやんか~!!

私が、
「学んでほしいことは、『周りの人の事を考えて行動して欲しい』かな」と言うと、
D「そんなんママできんの?」
グサッ!!!
鋭すぎるツッコミ!!!

メンバーさん、
「子どもにちゃんと『お母さん大変だからお手伝いしてね』と言い聞かせてあげたらいいと思う」
D「そういうのがイヤ!!」


エピソードを味わう間もなく、本人のツッコミが入るという新鮮な展開!

それでも、みなさんに適切な側面を教えて頂いたり、
心理的迷惑ではないのかと気がついたり、
何より
「陰性感情(怒りなどのマイナスの気持ち)があるときは、共同の課題にできない」
という基本が再確認できて良かったです。

お願い口調でハッキリと頼もうがどうしようが、マイナスの感情は子どもに伝わってしまうので、日々権力争いをしていたんですね。


家に帰ってからテキストを見直して、

14-R 親の課題を子どもに肩代わりさせない

というページを見つけ、
「そうだ!!自己欺瞞だ!!」と気がつきました。

『周りのことを考えて行動できる人になって欲しい』
なんて、うつくしい口実を作っているけど、本当は、

親の課題(家事)を手伝ってよ

って思ってただけなんです。

それなのに、『周りの事を考えて行動する人になって欲しい』という『うつくしい口実』に騙されて変な野望を持ってしまっていたから、無理が出て、気迫がこもって、
「大変だから手伝ってくれませんか?」って言っただけでも、権力争いになっていたんだと気がつきました。

まず、自分で自分の課題を引き受ける覚悟を決めよう。
家事は私の課題だ!

「手伝いたくない」と思わせているのは、今まで私が子どもをいじめてきた関係の悪さ故なのだから仕方ない!!
ドーンと引き受けよう!!
課題は分離するしかない!!
そう腹が据わりました。

それから、
「周りの事を考えて行動する」ってとっても難しい。
子どもに言われた通り、私自身が出来ていないことです。

それぞれが、それぞれの課題を解決するために努力していく中で、自然と、
「お手伝いしましょうか?」と言い合える関係になれたらと思います。

いずれにせよ、家事に関しては、今までお願いし過ぎたので、本気で『課題の分離』をしてみようと思います。
「お願いせずに一人でやるぞ~!!」
そう決意した夜でしたが・・・

H(幼稚園・年長)「ママ~~!!2階で遊んでよ~~!!駅員さんごっこしてよ~~!!!」
私「今、お掃除してるんだけど・・・う~ん、そうだ、後片付けしながら駅員さんごっこしようか?Hちゃん運転士さんで、ママ駅長」
H「いいよ~!!!」
私「運転士さん、車両の清掃お願いします!!(台ふきを渡す)」
D「ちょっと、ボク運転士やらせてよ!!Hは、車掌!!」(台ふきを奪い取って机をふく)
私「じゃあ、車掌さん、床の点検してもらえますか?」
H「は~い!!」(食べこぼしを拾う)
D「駅長さん、これどこに置けばいいですか?」(食べ残しのあるお皿を運ぶ)
(1歳の次女登場)
私「あ、迷子ですね!アナウンスしましょうか?」
と、何だかんだで楽しく手伝ってくれました。

毎日、駅員さんごっこは面倒だけど、たまにこうしてお手伝いしてもらうのも悪くないなと思ったのでした。
 

【日浦知子 2017年9月1日】 
 

夏休み最終日の宿題

関東は今日まで夏休みのところが多いのではないでしょうか。

我が家も今日まで夏休みでした。

夏休み最終日は、子どもたちが42日分の歯磨きをしたかしないかを色ぬりで書くカレンダーを
42日分一 気に書き上げる姿が見られる我が家です。

一気に色ぬりして、私のところに持ってきて、
「ここ、親から一言 書いといてー」と子どもたち。

娘ちゃんは 
親からすると手間がかかると思う自由研究が今日まで手付かず残っていたので、
どうなることかと思っていたけど、

最終日の今日楽しそうに実験して
「あー楽しかった」と仕上げていました。

なかなか面白くまとまっていて、いい記念だなと思いました。

私の物差しで見ると、
もう少し早めにやって早めに終わらせていただきたい
とか
コツコツ毎日
とか
思ったりするのですが、

じゃあ私は?と自分をみると
提出日に合わせるタイプ
コツコツ毎日とか絶対無理!!
あらー親譲りの我が子たちだったんだわ。

子供の宿題、子供に任せて、困った時はいつでも相談に乗る 体勢でいると、
意外と楽しくスムーズに終わるかもしれませんね。
親の望むペースや出来上がりではないかもしれませんけどね。

明日の準備は

私「明日の準備は一緒に見た方がいい?1人でやりたい?」と、子どもたちに聞くと

小5娘「1人で出来るから大丈夫だよん」

小2息子「一緒に確認してもらってもいい?」


上の子には見守るお手伝いを
下の子には一緒に確認するお手伝いをさせていただきました。

途中 娘に、これもいれた?と、確認したら

「任せて大丈夫っていったじゃん...」と、娘...

ごめんね。ほんとお節介好きなママです。


【小倉知子 2017年8月31日】