子育ての最近のブログ記事

大雨の中「けんけんぱ」!


保育園の帰り道。長女(4歳)と次女(2歳)と3人で歩いていました。その日は大雨でした。ふたりとも長靴をはいて傘をさしていました。水たまりがあるたびに入っていっては、ぴちゃぴちゃ楽しそうにしながら歩いています。 そうしていると、次女が

「(長靴に)水、入ったぁ」

と言い出しました。とりあえず

「どうするー?」

と開いた質問で判断を委ねてみました。
すると、水が入った右足の長靴を脱ぎ、

「けんけんぱするぅ」

と次女が言いました。
心の中で

「えー!この大雨の中でー!?帰るの遅くなりそうだしめんどくさいー!!家までもうすぐだし我慢して歩いてほしいなぁ...」

と思いましたが、マイナスの感情を持ったまま何か言うとどんな言葉も勇気くじき。ここは深呼吸。「ま、どうなるか観察してみよう♪」と気楽に考えられました。
すると次女は私の足につかまりながらもぞもぞと右足の長靴だけを脱ぎ、左足だけでけんけんを始めました。それに合わせて私が歩いていると、5回くらいけんけんしたところで、

「長靴履くぅー」

と言い、濡れた長靴を履いて家まで歩いて帰りました。

パセージ(アドラー心理学の子育てを学ぶプログラム)では3種類の学び方を教わりました。「モデル」「体験」「ことば」です。
今回は、次女に「体験」から学んでもらいました。パセージテキスト26-Lに 

 言葉による子育てに頼りすぎるとしばしば子供が体験するチャンスを奪ってしまいます。

とあります。体験から学ぶ機会を作ることをこれからも大切にしていきたいなと思います。


【伊藤太一 2019年8月】

怒りは消える

家の掃除は、夕食後に家族全員で一気にやります。

食器などの片付け
トイレやお風呂のお掃除
雑巾がけと掃除機がけ
などなど・・・

結構いろいろすることがあって、だいたい1時間弱かかります。

紆余曲折あり、アドラー心理学の育児で習った『家族会議』で決めたシステムです。
ペナルティも決めています。

家族全員で後片付けと掃除をしてくれることが、肉体的にも精神的にも、どれ程私を支えてくれているかは筆舌に尽くせません。

でも・・・そんなに恵まれた環境でも、不満が出てくるんですね。

2日前のこと、マイペースに、ほとんど遊びながら、自分の好きな仕事ばかりする長男に我慢できなくなりました。

思わず、声を荒げて、

「それ(針金でハンガーラックにバリケードを張っている)掃除?!遊んでるよね?!」「みんなが一生懸命やってんのに、何で真剣にできないの?!それ以上やったらペナルティにすんで!!」

と怒ってしまいました。

適切な側面は沢山ある
・・・そもそも、掃除をしようとしていること自体とても適切・・・
なのに、どうしてこんなに腹が立つのか・・・

冷静に自分を見つめる・・・

ふと、
あぁ、私はいつもこんな風に『一生懸命がんばって』きたんだ・・・
と、気がついたのです。

能力のない私は、人よりいっつも頑張ってたんだ・・・。

わき目もふらず、一心不乱に、やるべきと思うことをやってきたんだ・・・。

不器用でバカだから、遊びながらとか、他のことをしながらとか、そういうことが出来なかったんだ!

今もそうだ。
アドラーやる!って決めたら、アドラーだけになった。
仕事やる!って決めたら、仕事だけになった。
いつだって、一つのことしか出来やしない・・・!!
ハッキリ言ってしまうと、能力が低いのだ!!!
それに比べて、おそらく長男は私よりも賢くて、人生もうまくやっていけるんだろう・・・

そんな風に考え付いて、ふと怒りの感情が消えている自分に気がつきました。

不器用な私、お疲れさま!!
もういいよ。
もう怒らなくても大丈夫。
そんなに頑張らなくても、皆と楽しく掃除しよう。
独りぼっちじゃないだけ、どんなに幸せか思い出そう。
遊びながら出来るのは素敵なことだ。
逆に、不器用で一つのことを一生懸命やりぬくのも素敵なことだ。
個性の違う人間同士が、こうやって協力して生きているんだ。

そんな風に思えるようになった今日この頃。

一つ一つの出来事を、冷静に見つめることができるようになって、人生が変わりはじめました。

それは、紛れもなく、アドラー心理学の力だし、チベット仏教の瞑想の力も大きいと思います。

そして、不器用でひたむきな、自分自身の努力の賜物でもあると思いました。

昔は、謙遜がいいことだと思って、
「私なんて・・・」って思って生きていたけれど、
最近、ようやく、
「みんな誰でも、その人にとってベストと思われることをやっているんだよね」
と思えるようになりました。

私自身も一生懸命生きてきたし、きっと他の人たちも、みんな一生懸命生きているんだよね・・・と。

その方法は全く違うし、もちろん考え方もみんな違う。

でも、人はみんな、懸命に生きている。


そう思うと不思議と泣けてくるような気持ちになりました。


【おしるこ 2018年9月】
 
今日から学校の給食が終わって春休みに向けてカウントダウンを感じる日々が始まりました。
子どもたちもあと数日で進級するんだ、ということを考えるとその成長に胸が熱くなります。

そんなことを思いつつも、うっかりお昼ご飯準備してなかった!

と朝に気づいた私は、子どもたちにお昼はやきそばでいいかな~と共同の課題をお願いしてOKをもらえたので
登校後、最寄りのSCのスーパーに買い物に出かけました。

運悪く火曜市とかぶってしまい、店内がいつも以上に混んでいたため、
いろいろが一つ一つ時間がかかってしまいました。

そこでぐずぐずしだしたのが我が家の末っ子くん。
レジでお会計をするときに少し喚きだしました。

ずっとカートに乗っていて飽きるよね~
そろそろ眠いころかな~
抱っこしてほしいかもな~

なんてことを考えながら、ふと。

買い物に来ることについて末っ子くんと共同の課題にして目標の一致をはかるのを忘れてた!

という大事なことを思い出しました。

末っ子くんにしてみれば知らないうちに車に乗せられ?
知らないうちにお店に来て、
知らないうちにカートに乗せられて待たされている...という気持ち、
かもしれません。

これは、家族みんなのためのご飯の材料を買いに来ているんだから
つまらなくなって飽きだしちゃって仕方がないことなんだよね
連れまわされるのが末っ子の悲しい運命
いちいち一つ一つ確認なんかめんどくさいわ

という考えもよぎりましたが、

でもでもやっぱり私もアドレリアンのはしくれ。

我が子には、パセージ子育てが目指す「自立」した「社会と調和して暮らせる」子どもになってほしいと願っています。

そのためには子どもに、「私は能力がある」の中の二つの能力-自己管理の能力・貢献する能力も感じてほしいんです。


ぐずぐずしながらも買い物に付き合ってくれているので、
「買い物をする」という大まかなお互いの目標は一致できているようです。

でも、家族の買い物はこの時の我が家にとって必要なもので、それに付き合うことはつまらないということは学んでほしくありません。

やっぱり、人々や社会に貢献する喜びを教えていきたいと考えています。

じゃあ、「お互いに楽しく買い物をする時間を過ごす」という目標を掲げたとして
それを達成するための、この時の他の道筋は・・・?

長いレジでのお会計までの時間を、お互いに楽しくする工夫によって、
 ボクは家族の買い物のために待つチカラがある
 お役にたてるチカラがある
 カゾクはみんな仲間だ
と感じてほしい。

そのために「私には何ができるのかな?」と自分に問うてみました。


あ、こんな時のわらべ歌!
今末っ子くんが好きな指遊びの歌をやってみよう。

「いっちくたっちくたえもんさん」
  いっちくたっちくたえもんさん
  たえもはいくらでごーわんす
  いっせんごりんでごーわんす
  もーちっと
  もーちっと
  すっからっかまっからっかすってんとん

やりだした途端にぐずぐずはとまってこちらに興味を向けだしました。
そして自分も手を前に出して人差し指でトントントンと。これにはびっくり。

レジでお会計が終わるまでにそこからはニコニで待つことができました。

「一緒にお買いものして協力してくれてありがとう^^」


どんな時も、
自分だけじゃなくて他の人にも利益があるものはないかな?と考え、
友だちや社会に対して
「あなたには何ができるのかな?」と
機会あるごとに子どもに問いかけながら、
人々や社会に貢献する喜びを教えていきたいと私は思っています。

そういう道筋を見つけて真の貢献的な生き方である「共存共栄」を目指したいし、
そういうことを子どもに教えていきたいと日々考えています。

いつもいつも協力してくれる末っ子くん。

今日も一日お世話になりました。明日もよろしくお願いします^^

【池野麻矢 2018年3月】

チャンピオン

先生への連絡帳に
モズの宿題などについては、本人が管理したいと言っていますので
見守っていきたいと思っていますと書いたところ、
わかりました、ありがとうございます、
今日はカタカナのワークを持ってくるように伝えていますのでお知りおきください
とお返事をいただきました。

モズに確認しました。
「今日はカタカナのワークを持ってきてくださいねって先生に言われたの?」
「あ、そうそう。忘れちゃってたの。でもぼくね、今日はひとつしか忘れ物しなかったんだ!(^^)」
「へえ...そう、それはよかったね。...ちなみにいつもはいくつぐらい忘れ物するの?」
「え?毎日5こぐらいかな。」
「ひえー?!」
「ぼく忘れ物クラスで一番多いんだ〜(^^)」
「あのー、毎日5こも忘れてて、大丈夫なの?」
「まあ、なんとか。特に困らないよ。紙もらったり、次の日持って行ったり。」
「はあ、たくましいですね...。毎日元気に楽しく行ってるように見えてたから、全然気にしてなかったわ。」
「うん、ぼくは元気だし、毎日楽しいですよ〜♪」
「そう...。それはよかったです。しかしあなたが忘れ物大王だったとは存知ませんでした...。」
「大王じゃないよ、忘れ物チャンピオンだよ(^^)」
「チャンピオンですか...。」
「うん!ぼくはクラスで一番給食食べるの早いしたくさん食べるし、お手伝いするし、力の大会(友だちとの力比べ遊び)でも一番強いし、そして忘れ物でもチャンピオンなんだ(笑)」
「そうなんだ(笑)...で、忘れ物チャンピオンでいたいの?」
「いや、忘れ物はしない方がいいよ。」
「そうだよね。何かお母さんにできることはある?」
「あ、じゃあ時間割のチェックをしてほしい!今日ひとつしか忘れ物しなくて、すっごくすっきりしたから。」
「わかりました。時間割のチェックってどういう風にすればいいの?」
「ぼくが時間割した後で、一緒に見てほしい。」
「わかった。じゃあ、学校の用意は夜ご飯の後にすぐしてくれる?
 朝とかお風呂の後とかはお母さん色々やることがあってゆっくりチェックできないから。」
「わかった!」


学校のことについてあまり口を出してはいませんでしたが、
私は実態の把握ができていなかったなとちょっと反省しました。
毎日5こ忘れるって、なかなかのことです。
お友だちも忘れ物はするそうですが、「みんなは毎日は忘れないし、まあ3こぐらいかな」ということです。
モズは客観的によく実態を把握しています...。
モズは困ってはいないようですが、忘れ物しているとすっきりしないんですね。
そのことを実感して、忘れ物をしないようにしたいと思うようになってくれて、
そして忘れ物をしない工夫を考えられるようになって、
ほんとうによいことを学んでくれたなと思いました。

私にお手伝いを依頼してくれたのも嬉しかったです。
こうしてひとつずつ、分離した課題から共同の課題を作って、試運転して、見直していきたいと思います。
次の日はひとつも忘れ物をしなかったそうで、たいへん喜んでいました。
きっと一週間も一緒に時間割のチェックをすれば、
その後一人で用意をしても、忘れ物がない日の方が普通になるんじゃないかなと思います。
忘れ物しないチャンピオンという無謀な目標は立てませんけれどもね。

【M.M.2017年11月】

課題の分離と勇気づけ

娘はある習い事をしています。
昨日、その習い事に出かける前に、
 
頭が痛いな~だるいな~疲れちゃったな~
 
と言い始めました。
 
匂わすようなことを言って親がいろいろ気をまわしてくれるということを学んでほしくないので、
 
そうなの~♪ と答え続けていると、
 
とうとう『今日、お休みしようかな・・・』
 
と伝えてくれました。
 
習い事に行くか行かないかは娘の課題です。
 
なので課題の分離をして習い事に行くか、行かないかを娘に完全にお任せすることもできます。
 
パセージテキストに
『子どもの課題は、原則的には子どもに自分の力で解決してもらいましょう。自分の課題を自分で解決できることを<自立>というからです。』(パセージテキスト13-L)
とあります。
 
ですからこのとき、
『体調が悪くてお休みするのね。わかったわ。』
と返事をすることもできました。
 
でも、わたしはこの時、
 
(本当に頭が痛いのかしら?
直前までとても元気に見えたけど・・・。
急に体調が悪くなったのかもしれないけど、もしかしたら単に行くのが億劫になったり気分が乗らないとかも、あるかもしれないな。)
 
と思っていました。そして、
 
(わたしも子どもの時習い事に行くのが億劫なときや、気分が乗らないことがあったこと、覚えがあるな。
なので頭が痛いなどと訴えてその場をやり過ごそうとしたい気持ちはよくよくわかるわ~うんうん!
そしてもちろん急な体調の変化ということもあるだろうから、そうだとしたらちゃんとそのことについて話し合おう)
 
と、自分に陰性感情がないことをしっかり確認できたので、
娘にストレートに聴いてみることに。
 
『さっきまでとても元気に見えたけど、、本当に体調が悪くなっちゃったの? それともやる気が出ないとか、気分の問題かな?』
 
すると娘も素直に、
 
『・・・気分、ですわ・・・』
 
と教えてくれました。
 
だとすると、
 
『やる気が出ない・その気分をどうするか』
 
が今回の娘の課題かな。
 
そこで、その娘の課題についてのわたしの課題を考えてみると、
 
『気分に関わらず、すべきことはしてほしい』
 
が今回のわたしの課題・『学んでほしいこと』のようです
 
そこで、
あくまでもこれは私の課題であって、最終的に決めるのは娘だ。。
と自分に言い聞かせ、共同の課題にすることをお願いすることにしました。
 
『もしよかったら、その気分が、元気になる工夫を一緒に考えたいなって思うんだけど、どうかな? 何かわたしに手伝えること、あるかな?』
 
すると娘はハッと顔をあげて、
 
『ありがとう・・・そうだね、一緒に考えて欲しい。』
(目標の一致が取れました)
 
『うん どうかな、お母さんに何ができるかな?』と聞くと、
 
『出るとき、玄関で、ぎゅーしてほしい』
 
・・・
 
『それから、終わってからお疲れさまってあたまなでてほしい』
 
・・・
 
『お願いできる・・?』
 
できますともーーー♪♪♪
(共同の課題になりました)
 
ついでに『お稽古で何か気がかりなことあるの? それとも気分が乗らないのって今日だけなの?』と聴いてみたら、『今日だけだよ』ということなので、習い事を続けるかやめるかということについては共同の課題にする必要がないみたいでした。
 
娘は元気に習い事に行きました。
 
 
 
課題の分離って、分離するだけでは放任育児になってしまう危険性があります。(しなかったら過保護育児になる危険性が)
 
『今日はお休みする。』
 
と言われて、例えばその時は
 
『あ、そう。あなたの課題だからね。わかったわ。』
 
と従ったとしても、
パセージの目標に向かって、その後に親にできることはありそうに思います。
 
なので、安易に課題の分離だけを育児に取り入れることはお勧めできません。
なにしろそれでは勇気づけの育児はできないのです。
 
パセージを学んでいくと、勇気づけの子育ての中においての『課題の分離』の意味合い・位置づけがだんだんにわかってきます。
わたしも日々手探りですが、だんだんに。。
 
ぜひ、一度パセージを受講して、子どもを勇気づけて育てるというのはどういうことなのか、みんなと一緒に学んでみてはいかがでしょうか。
 
 
【久郷 緑 2017年9月】

自己欺瞞に気がつく

8月の川西アドラー勉強会で、私のエピソードを聴いていただきました。
 
今回面白かったのは、みんなで学んでいる最中に、エピソードの相手役の長男D(小3)が時折隣にやってきて、鋭すぎる発言をしては去って行ったことです。
 
例えば、ロールプレイ後、メンバーさんたちと、
「ひょっとして、Dちゃんはママと遊びたかったのかもしれない。」
「構って欲しいとか?」
「なんか可愛いいね~」とのんきに話しているところで、D登場!

メンバーさん「ねぇ、この時どんな気持ちだった?」
D「マイナス1」
遊びたいんじゃなくて、ガッツリ権力争いやんか~!!

私が、
「学んでほしいことは、『周りの人の事を考えて行動して欲しい』かな」と言うと、
D「そんなんママできんの?」
グサッ!!!
鋭すぎるツッコミ!!!

メンバーさん、
「子どもにちゃんと『お母さん大変だからお手伝いしてね』と言い聞かせてあげたらいいと思う」
D「そういうのがイヤ!!」


エピソードを味わう間もなく、本人のツッコミが入るという新鮮な展開!

それでも、みなさんに適切な側面を教えて頂いたり、
心理的迷惑ではないのかと気がついたり、
何より
「陰性感情(怒りなどのマイナスの気持ち)があるときは、共同の課題にできない」
という基本が再確認できて良かったです。

お願い口調でハッキリと頼もうがどうしようが、マイナスの感情は子どもに伝わってしまうので、日々権力争いをしていたんですね。


家に帰ってからテキストを見直して、

14-R 親の課題を子どもに肩代わりさせない

というページを見つけ、
「そうだ!!自己欺瞞だ!!」と気がつきました。

『周りのことを考えて行動できる人になって欲しい』
なんて、うつくしい口実を作っているけど、本当は、

親の課題(家事)を手伝ってよ

って思ってただけなんです。

それなのに、『周りの事を考えて行動する人になって欲しい』という『うつくしい口実』に騙されて変な野望を持ってしまっていたから、無理が出て、気迫がこもって、
「大変だから手伝ってくれませんか?」って言っただけでも、権力争いになっていたんだと気がつきました。

まず、自分で自分の課題を引き受ける覚悟を決めよう。
家事は私の課題だ!

「手伝いたくない」と思わせているのは、今まで私が子どもをいじめてきた関係の悪さ故なのだから仕方ない!!
ドーンと引き受けよう!!
課題は分離するしかない!!
そう腹が据わりました。

それから、
「周りの事を考えて行動する」ってとっても難しい。
子どもに言われた通り、私自身が出来ていないことです。

それぞれが、それぞれの課題を解決するために努力していく中で、自然と、
「お手伝いしましょうか?」と言い合える関係になれたらと思います。

いずれにせよ、家事に関しては、今までお願いし過ぎたので、本気で『課題の分離』をしてみようと思います。
「お願いせずに一人でやるぞ~!!」
そう決意した夜でしたが・・・

H(幼稚園・年長)「ママ~~!!2階で遊んでよ~~!!駅員さんごっこしてよ~~!!!」
私「今、お掃除してるんだけど・・・う~ん、そうだ、後片付けしながら駅員さんごっこしようか?Hちゃん運転士さんで、ママ駅長」
H「いいよ~!!!」
私「運転士さん、車両の清掃お願いします!!(台ふきを渡す)」
D「ちょっと、ボク運転士やらせてよ!!Hは、車掌!!」(台ふきを奪い取って机をふく)
私「じゃあ、車掌さん、床の点検してもらえますか?」
H「は~い!!」(食べこぼしを拾う)
D「駅長さん、これどこに置けばいいですか?」(食べ残しのあるお皿を運ぶ)
(1歳の次女登場)
私「あ、迷子ですね!アナウンスしましょうか?」
と、何だかんだで楽しく手伝ってくれました。

毎日、駅員さんごっこは面倒だけど、たまにこうしてお手伝いしてもらうのも悪くないなと思ったのでした。
 

【日浦知子 2017年9月1日】 
 

夏休み最終日の宿題

関東は今日まで夏休みのところが多いのではないでしょうか。

我が家も今日まで夏休みでした。

夏休み最終日は、子どもたちが42日分の歯磨きをしたかしないかを色ぬりで書くカレンダーを
42日分一 気に書き上げる姿が見られる我が家です。

一気に色ぬりして、私のところに持ってきて、
「ここ、親から一言 書いといてー」と子どもたち。

娘ちゃんは 
親からすると手間がかかると思う自由研究が今日まで手付かず残っていたので、
どうなることかと思っていたけど、

最終日の今日楽しそうに実験して
「あー楽しかった」と仕上げていました。

なかなか面白くまとまっていて、いい記念だなと思いました。

私の物差しで見ると、
もう少し早めにやって早めに終わらせていただきたい
とか
コツコツ毎日
とか
思ったりするのですが、

じゃあ私は?と自分をみると
提出日に合わせるタイプ
コツコツ毎日とか絶対無理!!
あらー親譲りの我が子たちだったんだわ。

子供の宿題、子供に任せて、困った時はいつでも相談に乗る 体勢でいると、
意外と楽しくスムーズに終わるかもしれませんね。
親の望むペースや出来上がりではないかもしれませんけどね。

明日の準備は

私「明日の準備は一緒に見た方がいい?1人でやりたい?」と、子どもたちに聞くと

小5娘「1人で出来るから大丈夫だよん」

小2息子「一緒に確認してもらってもいい?」


上の子には見守るお手伝いを
下の子には一緒に確認するお手伝いをさせていただきました。

途中 娘に、これもいれた?と、確認したら

「任せて大丈夫っていったじゃん...」と、娘...

ごめんね。ほんとお節介好きなママです。


【小倉知子 2017年8月31日】


試行錯誤しながら

娘の就寝問題、というのがずっとあった。

娘は小2の秋(一年半ほど前)まで私と布団を並べて寝ていたんだけど、ちょうどその頃『自室が欲しい。ベッドで一人で寝る。』と言い出し、子供部屋を用意した。

小さな和室で布団を並べて寝ると結局夜中に私の場所を占領し、朝になるとまず間違いなく私は端に押しやられていて良質な睡眠をとりたくて困っていた私には大歓迎な話だった。

だけど、一人で寝るのが難しいみたいなのだ。

この一年半、ホントウにあれやこれや試してみた。
話し合いも何度もしたし、妥協案も試してみたつもりだけど、しばらくするとまたうまくいかなくなった。

結局慢性睡眠不足な娘ができあがり、これってもしかして、結末を体験してすんなり自室で寝て欲しいと願う私との壮大な権力争いになっているのかも。と気が付いたのが5日前だった。

その日は地元つくばで自助会があり、私の別件のエピソードを扱って頂いたのだ。

その時、自分の『いつも高すぎる理想をドバっと一気に押し付ける傾向』に大いに気づかされ、おかげでこの就寝問題の権力争いにもようやっと気づくことができたのだった。

そうして帰宅してすぐに、会で扱って頂いた事例についてとともに就寝問題について解決を目指して話し合った。

話し合って、とにかく睡眠時間を確保することで目標の一致を取った。
娘の話を聴き、どうしたらいいか一緒に考えて、一週間のスケジュールを作った。

月曜日と木曜日は私の布団で一緒に寝る。
火・水・金曜日はベッドで寝るけど、寝入るまで私が添い寝する。
土日はひとりで寝る。

この3パターンを作って一週間やってみよう。
そうして来週の火曜日、意見交換の時間を作ってまた今後どうするかを話し合おう。

それで今日は日曜日。
昨日まではうまくいっていた。昨夜はひとりですんなり寝たのだ。

**********************************

だけどさっき、娘が枕と湯たんぽを持って私の布団のところに来た。
(私はお風呂上りに少し具合が悪くなって、早い時間から横になっていた)

娘『今日はここで寝るの。』

私『えー・・・だって、一週間はやってみようって決めたじゃん。お母さんだって頼まれたことはやってるんだから、晴香も決めたことやろうよ。』

ちょっと、陰性感情が湧いた。

娘『だってさみしいんだもん。怖い本読んじゃったし、暗くすると思いだしちゃって。』(ぐずぐず・・)

ちょっと、陰性感情が増した。
娘はからだを突っ伏して、感情を使ってじたばたしだした。私の最も嫌いなパターン。。。
そうだ、パターンがきたと思ったら、いつもと違うことをしてみよう。
それで、

私『う~ん、困ったねぇ。。どうしようかねぇ。。』

と一緒に困ってみた。
その間に私もくるくると小さな脳みそを回転させつつ、感情をクールダウンさせる。

・この子は私がどんな対応をすると、良いことを学ぶかな?
・問題を取り除くのではなく解決を一緒に作り出そう。
・ネバーファイト・ネバーギブイン

なんて言葉が駆け巡っていた。

私の願いは、話し合ったことを大切にする、決めたことを守る、そのために出来ることをする。
でもこの場面で私がどうしたら、娘を勇気づけて娘がそれを学べるか、難しかった。

だから、そのまま聴いてみた。

私『今夜はひとりでねるのが寂しいんだね。本読んで怖くなっちゃったんだ。そうかー。。それはよくわかった。そしたら、こないだ話し合って決めたことどうしようか。どこで寝るか決める前に、寂しいとか怖いのも乗り越えられて、話し合ったことも大切にするアイデアって、何かないかなぁ?』

するとグダグダしていた娘がピタッととまって、目をくるくるさせている。

そして、

娘『・・・・・・明日からは頑張るから今夜はなんとか頼み込む。』

と言った。

一瞬笑いそうになって、でも『あ、それいいかも!』とピンときた。

だから『そうか!じゃあ、明日はお母さんと寝る曜日だったでしょ。だから明日の予定と交換こするっていうのはどう?そしたら、ちょっと予定は前後したけど、決めたことも大事にできるし、今夜どうしても寂しいっていうのも解消できるよね?いいねそれ!どう?』

すると娘はパッと表情を明るくして、嬉しそうに布団にゴロゴロゴロ~と寝転んで・・・・


ムクリと起き上がり、枕と湯たんぽをごそごそと取り出しはじめた。

ん?なんだなんだ。。と見ていると、

『明日になったらきっと、なんで昨日一緒に寝る権利を使っちゃったんだろうって後悔すると思うから、今夜はひとりで寝るわ。おやすみ~お母さん。愛してるよ♪お母さんも、お大事にね。早く寝るんだよ。じゃ、よい夢を!』

と、さっさと、ニコニコと、自室に引き上げていった。



いったい何が起きたんだろうか?
こんな結末は全然予測していなかった。
でも娘はとってもいいことを学んでくれたように思う。なんとなくだけど。

できたことは、就寝問題において自分が完全に権力争いから下りることができたこと。

感情を使ったコミュニケーションに乗っからず、感情を使っている相手を裁かないでいられたこと。

一緒に困ってみたこと。

決めたことに固執せずゆるめたなかで、見通しと現在について子ども自身に考えてもらえるようにしたこと。

そうして考えて決めたことを尊重しようと、自然に思えたこと。



日々の子育てに答えはないから、こうしていつも試行錯誤している。

でも試行錯誤するから、答えがないから、子どもと一緒に私も育っていけるのかもなって思う。

きっと、『一人で寝られない』なんていうのは年齢とともに消えていき、ほっといてもいつか一人で寝るようになるんだと思う。

だけどそこで、娘が困ったことについて話し合ったり、助け合ったりすることを学んでもらえるのはとてもいいことだ。

つくばで整えることができた構えが、こうしてほかのエピソードにも大きく影響している。

仲間のおかげで、小手先だけの対応でない対応が、出来たように思う。

つくづく、パセージの子育ては一人では学べないものだと思ったことでした。

みなさま、いつも本当に、ありがとうございます。



【久郷 緑 2017年2月】

新しい家族

わが家には先月初めに家族が1人増え、大人2人・子ども3人の5人家族になりました。 

上2人は2歳5ヶ月差で、今振り返るとほんとうに大変だったのかほとんどその頃の記憶がないのですが、 
次男くんは私も子育て3回目ということもあり、一つ一つをじっくり観察しながら彼の成長を楽しんでいます。 

新しい家族を迎えるにあたって子どもたちの反応がどんなふうになるのかな?と不安もあり楽しみであったのですが、 
さすがお兄ちゃん歴が長い長男は2度目の下のきょうだいの受け入れで、おとうとくんの誕生を喜んでくれているようです。 
中間子になった長女も彼女なりにたくさんの貢献をしてくれています。 

家族みんなで新しい家族の参加を大歓迎しているのを感じ、私もとても嬉しく思っています。 


実はずーっと長男の行動で気になる行動が多かったのですが、最近の私は長男よりも長女の行動で気になることが増えてきました。 

娘はとにかくずーっと喋っています(ようにみえる)。 
思いついたように無遠慮に話しかけてきます(意見)。 
お兄ちゃんが私に話しかけて話をしていると矢継ぎ早に自分も話題をふってきます(主観)。 

私にとってそれがとってもとっても気になります。頭を休める時間も欲しいし、人に話しかける時は、相手の心の扉をトントンノックすることを学んで欲しいと思っているのです。 

私はずっと話しかけられると、返しをするのに頭をフル稼働させなきゃいけないし、ズカズカと自分のタイミングでこっちに入ってきてほしくないと思っています。 


うーーんどうしたもんかなあ、と思って一歩その視点から下がった生活をしてみると・・・ 

娘が次男くんにしきりに何か話しかけているのがみえてきました。 
例えばーーー、 
「Yくん、おねえちゃんきょうね、よーちえんでおにのおめんつくったんだよ。おにのおめんはね、こわいかおにしちゃいけないんだよ。おにのおめんはね、やさしいかおにしなきゃいけないの。なんでかわかる?おにのかおってこわくてみんなにきらわれてるでしょ、だからやさしいおかおにしてみんなにすきになってもらうんだよ。(・・・うんぬん)」←最後ら辺うろ覚えです。

(朝の一場面) 
(ぬりえを幼稚園の先生が読み聞かせをするふうに持って弟に見せながら) 
「Yくん、おねえちゃんいまぬりえをしてるんだよ。ここはね、まずピンクでぬるの。このこのかみはね、ぴんくなんだよ。ふくはどんないろがいいかなあ?Yくんはなにいろがいいとおもう?おねえちゃんはね、うーんきいろにしようかな(・・・この調子でうんぬん)。」 

こんな調子で暇あればずーーっと弟に話しかけています。次男はお姉ちゃんが話しかけているのをお姉ちゃんの方をむきながらじーーーっときいています。 
次男くんもただ寝ているよりも話しかけられている方がご機嫌だし、きっといろんな刺激になっていろんなことを吸収できるのでプラスに働いていると思います。私もその間に家事ができるので何より私がとっても助かっています! 
私が長女に対して気になるなあと思っている行動は、場面変われば、とっても素敵な行動になっていました。 

人と関わるのがすきな彼女 
お世話好きな彼女 
おしゃべり大好きな彼女 

彼女のストレンクスが、弟くんの誕生によって活かされています。 
人の強み弱みは表裏一体というけれど、それをまじまじと感じている今日この頃です。 


毎日の生活は家族の協力なしにはもはや成り立ちません(涙)他にも協力している場面がたくさんあるし、長男も彼の力を活かしながら協力してくれていますが、長くなったのでその話はまた今度にしたいと思います(笑) 

3人目の子育ては、みんなとひっくるめて、これまで以上にとっても楽しいことが増えました。

【池野麻矢 2017年1月】

次男からの頼まれごと

≪次男からの頼まれごと≫   


先日次男に「ランドセルの中をチェックして」と頼まれました

「どうしたの?」

「先生に、忘れ物が多いからお母さんに確認してもらってと言われた」

「もう少し教えてくれる?」

実は本当は全員お母さんにチェックしてもらって、連絡帳にサインもらうことになっていた

次男は自分で出来ると思って今までやってなかったけど、最近忘れ物多くて、先生にちゃんとチェックしてもらってと言われたとのこと

「忘れ物って例えばどんなん?」

教科書は入れたけど、ノートを忘れてた、、、とか
教科書とノートは入れたけど、ドリルを忘れた、、、とか
用意してる時はあったのに、学校行ったらなかった!というような
ニアミスが多いようでした

なるほど。

「次男はどうなったらいいなーって感じ?」

「忘れ物を減らしたい」

「どうやったら減らせそう?」

「先生はお母さんにチェックしてもらってとしか言わなかったよ」

「次男はどう思う?」

ものすごく困った顔で
「どういうこと?」と逆に聞かれました


その前日のこと
次男は今虫かごでダンゴムシを飼ってまして、ベランダに置いてあるんです
それが、ものすごい窓の近くに置いてあるので
「どうしてここに置いてるの?」と聞いたら
「目に入らないと忘れちゃうんだよね」と答えていたんです

その話を出して
次男はどうしたら忘れないかの方法をひとつ知ってるんだな~って思ったんだよね
だから、明日の準備に関しても次男のやりやすい方法があるかな?と思って
どう思う?って聞いたんだ

と、伝えると

「あぁ~、なるほどね」と納得して考えてくれました


入れたつもりなのに、入ってない事が多いんだよね
絶対見たのに入ってなかったりするの

あとは用意する時に部屋で探しても見つからない事が多くて
ないから先生に忘れましたって伝えようと思って行ってた

本人が困ってると感じる意識としては、
用意を忘れるというよりは
目に入った時点で「入れた!」ことになり
実際にランドセルに入れてない
そして、探し物が見つけられない

ということが分かりました

でも、忘れましたって言うだけじゃダメみたいだから
まず見つからない時探すのを手伝って欲しい
あと、ランドセルに入れるのは自分でやるから、お母さんにチェックして欲しい

と次男なりに考えたことを伝えてくれました

いつ用意するか
いつ探すか
どうしたら確実にランドセルに入れられるか

などなど話していった結果

①次男が用意するタイミングで私に声をかける
②私が連絡帳を読み上げ、次男がランドセルに入れていく
③無い物はその場で一緒に探す

が決まりました

どこをどうやって探すとか、この先どうやって管理するとかは、また話すとして~
そして、声をかけてこなかったらどうするか?も聞くとして~

とりあえず、その方法でお試しすることに!

その日は一緒に用意して、連絡帳に「母OK」サインを書いて渡しました


翌日「今日は忘れ物なかったよー!」と嬉しそうに帰宅

 そりゃ良かった~!これ、いつまで一緒にやってみる?

 忘れ物しなくなるまで?

 おお、どんくらいだ?

 どーなんだろね?お母さんどう思う?

 いや、お母さんもめっちゃ忘れん坊だから、、、、

 じゃ、ずっと?!

という、会話をしました笑

いやー、本当にどうやったら忘れないんでしょうね?私も知りたいです

そんなこんなで、しばらく続けてみます~!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

≪続・次男からの頼まれごと≫ 


こんなやり取りをしてから1週間が経ちました
次男はあれから毎日用意をする時、声をかけてきてくれて
私は連絡帳を読み上げ、次男はランドセルに入れるを繰り返してきました

そして、私はちょっと気になることが出てきました
「これを続けて次男は自分で出来ると感じるようになるのか?」

そんなタイミングでがっちゃんと話す機会があって、更に自分の中を整理させてもらい、、、

次男はそもそも「自分で出来る!」からスタートしていて
「用意を忘れている」のではなく
「用意をしているのに、なぜかランドセルに入ってない」と感じていたので
「ちゃんと用意をしなさい!」では通じないし
「一緒に用意をする」でも次男の力で出来るようにはならない
だって、本人はいつもちゃんと用意をしてるつもりなんだもん

じゃあどうしようか??

そろそろ、1週間お試ししてみてどうだったか
話を聞いてみようと思いました

 次男、明日の用意についてお話聞きたいんだけどいい?

 いいよ

 1週間、用意のやり方変えてみてどう?

 いい感じだよ!お母さんと用意すると忘れ物ないし!

 なるほど~

私は
「お母さんと用意をすると忘れ物をしない」
ではなくて
「これならランドセルに確実にいれる事が出来そうだ」
を体験して欲しいと願っていたので

次男が学んでいることと
私が次男に学んで欲しいことに
少しズレがあることが分かりました

 そうなんだね~、いい感じって?

 んー、先生に言わなくていいし、誰かに借りなくていいし、ランドセルに入ってるし

 そっか~
 このやり方は何が良かった??

 お母さんが読んで、ひとつずつランドセルにいれるのがよかった

 そうなんだね
 お母さん、一緒にやってみて思ったことがあるんだけど言ってもいい?

 いいよ

 お母さん、手伝えることは手伝いたいなぁと思ってるけど
 次男が次男の力で出来るのも良いなぁって思うんだよね

 あぁ~

 次男が今回お試しして、いい感じって思ったことを生かして
 次男が出来る用意の仕方を考えてみない??

 ん~、なるほどね
 一個ずつランドセルにいれる??

 ほ~

 お母さんが読んで、次男が入れるっていうのを
 次男が読んで、次男が入れるとか

 おお

 でも今までも1人でランドセルに入れて忘れてたからなぁ

 ん~

 あっ、連絡帳読みながら用意して、ランドセルに入れたらチェックつけるとか?

 おお、いいね~

 じゃあ次男が自分で読んで、ランドセルに入れて、チェックしてみる
 それをお母さんに見せるからお母さん確認してくれる?

 どうやって確認したら良い感じ?

 もっかいランドセルの中身出すから、連絡帳をお母さんが読んで、次男が入れ直す

 ほほ~

 いきなり1人でやるのはちょっとね
 まだ心配なの

 何が心配?

 また忘れないかな~って心配
 だから、まだチェックして欲しい

 そうなんだ
 じゃあまたお試しでやってみて、お話聞かせて欲しい

 うん!

ということで

①次男が自分で読みながらランドセルに入れて、入れたらモノからチェックする
②それをもう一度2人で一緒にチェックする

という、お試し第2弾に突入です

いきなりやり方を決めなくて良い
次男自身が「できた!」を感じる体験をたくさんして欲しい
段階踏んで、どれなら出来そうか、
どれが良いか、どれがお好みか
色々お試しして探していくのが良さそうだなぁ

と感じています

そんなこんなの軌道修正です!



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≪更に・次男からの頼まれごと≫  


その後次男は、学校に関する忘れ物はグンと減りました
無くなりましたではないです
減りました

なぜかというと、メモするのを忘れたり
メモするのを忘れたこと自体を忘れたり
そんなこともあるからです笑

このやり取りをはじめてみて
何より私が学んだことは
「忘れ物はしなくならない」
ということ

だから、きっと
「忘れ物をしない子にしよう」
が目標にしてしまったらお互いにすごく苦しい

だって、きっと
そうはならないから

でも、きっと
忘れちゃってもしょうがないよね?は
なんか違う気がして

どうだったら用意ができる確率が上がるか?
の経験値を上げる為に
こうして実験を重ねているんだと思います

次男の場合、忘れ物をした時どう対処するか?の経験値は高いのでね


「おかあさん、中身のチェック手伝って?」と
次男が声をかけてきました

次男が一度自分の部屋で連絡帳に印をつけながら用意をして
更にその連絡帳を私が読み上げて、ランドセルに入れ直しています

連絡帳に「母」のサインをして渡した後

「その後の明日の用意について、聞いてもいい?」

「いいよ?」

「このやり方にして2週間経ってみてどう??」
(間に次男が風邪で1週間お休みしたので、延長されてました)

「ん?、忘れ物すごい減ったなーって思う!
 なんか、次男がやって、もっかいお母さんとやるから、2回確認できるのがいい感じ」

「そうなんだ?」

「もうちょっとこのやり方続けたいな」

「もうちょっとってどのくらい??」

「次の金曜日まで」

「分かったー、次の金曜日は話す??」

「うん!次の金曜日、忘れてたらどうしよう」

「そうなの?どうしたら思い出せそう?」

「あ?冷蔵庫に書いとくかな」

「分かった?」

「よし、次は次男から声かけるね」

ということで、後で見たら冷蔵庫の脇のボードに書かれていました

7/8 らんどせるちょっく

「ちぇ」が「ちょ」なあたりが かわいいね??

というわけで、また続きます?!




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

≪そして、次男からの頼まれごと≫  


こんなことを経て、次男と話し合いをしました

正確には話し合いではなく

「次男、もう大丈夫な気がする。
また困ったらお母さんに手伝ってもらうから、今日から1人でやるね」

と宣言されました笑

「そうなんだね?!聞いてもいい?」

「いいよ」

「大丈夫ってどんな感じ?」

「んー、忘れ物減ったなって」

「前のやり方と、今のやり方と、何か違う感じ??」

「なんか、前は連絡帳見て入れてただけだったんだけど?、今は一個入れたらチェックしてを繰り返すからちゃんとランドセルに入るみたい」

なるほど
次男なりに、以前との違いを感じてることも分かりました

なので
「そうなんだね!ありがとう。またお母さんに協力できることがあったらいつでも言ってね」
と伝えて、終わりました

今回のことで、私は次男のことを
「どんな経験をしても、ズタボロにならない」
と思ってるところがあるなと思いました

なんでだろう?と思い返すと
次男との関わりはそんなことばかりだったんですよね、、、、

普段は超乙女な癒し系男子で
普段はニコニコベタベタなんですけど
決めたらテコでも動きません

「トイレトレーニングはやらない!幼稚園行く日にパンツにするから」
と宣言して、本当にその通りにパンツになった人

とはいえ
「やっぱりパンツにしない!」と布団にこもった入園式
「幼稚園にはパンツで行く!家ではオムツ!」と帰宅後自ら履き替えた数日間など
いきなりスパッと切り替わった訳ではありません

でも、全部自分で決めてきた人

その間私ができたことは

「そうなんだね?」と待つ

時に「それって?」と問いかける

だった気がします

やらない時は絶対やらない!
納得いかない時は泣いて暴れて大騒ぎ!

突然スイッチが入ってサラッとこなし
前から出来てましたけど?と言わんばかり

そんな経験を何度もさせてもらって
どんな経験をしても、なんとかなると思えるというか、、、笑

なので、また見守ることにします
次男の人生に幸あれ


【角町 志乃 2016年6・7月】
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