2013年1月アーカイブ

ありがとうございました

野田先生、先日は、カウンセリングをありがとうございました。
みなさまにも、私たち親子を温かく見守ってお話を聴いて頂いて、感謝しております。

初めての親子カウンセリングで、小4の息子が快くクライアントを引き受けてくれたこともとてもうれしかったですし、カウンセリングという体験を通じて私たち家族が大きな勇気づけを頂いた感じをジワジワと実感中です。

我が家では、最近、長男が10歳になったこともあってか、家族で出かけようとすると「お父さんとは出かけたくない」と言ったり、父親に対し反抗的な態度をとったり不適切な行動をすることがあるので、二人の間で母親としてどうしたものかと困っておりました

まず、私がお話を聴いて頂くうちに、二人のバトルのきっかけは、息子がゲームをしたり、テレビを見ているときに、夫が「勉強はしたんか」と声をかける時だと気づきました。

先生は、10歳になり家族よりも友達との関係を重視しする時期を迎えつつある発達の問題と対人関係の問題が考えられるけれども、発達に関しては止めることができないので、詳しく家族のお話を聴いてくださいました。

わたしから見れば、夫も長男もかなり怒っているようで、二人の関係は権力争いになっていて、そこに、「助けて~」と呼ばれれば飛んでいって、息子を助けて勝たせる(?)母も一役かっていることにも気づきました。

そして、子どもが父親の「勉強したんか!」の一言であんなに怒るのは、勉強に対して劣等感をもっているからだと改めて気づかせてもらいました。親として彼にできる勇気づけはその劣等感と向き合って、勉強をしようと思えるような協力だと教えて頂きました。

これは、親としてどこかで学校の勉強に勇気をくじかれていることに気づいていながら、家庭ではこれ以上くじかないように消極的に頼まれたときだけ協力していたことにスポットライトを温かく当てていただいた感じでした。

そして、お勉強の工夫として、達成度を目に見える形で表すこと(スモールステップで)を具体的にアドヴァイスして頂きました。漢字であれば、教科書の巻末にある学年で習う漢字を張り出して、覚えた漢字を消していったり、覚えた数をグラフにすること、算数に関しては、各単元の学習のめあてを書き出して、理解できたところを消していくなどです。親子(お父さんも一緒に!)で楽しく学習に取り入れていけるように工夫したいと思いました。

それから、息子が10分ほど一人でお話を聴いていただき、最後に私も一緒に座りました。

息子は、18分の10大人であると思っていて(18歳で大人になると決めていてそのうち10歳分経っているからだそうです)、3年生の9月頃から自分で決められることに関しては自分で決めたいと願っており、残りの8については親からの意見も聞くことを受け入れていました。そして、勉強を始める時間も自分で決めていて、決めた時間を過ぎた場合には、親からのアドヴァイスもOKだと認めていました。
そして、お父さんが嫌いなのではなく、自分を全部子どものままだと決め付けて行動するする部分が嫌だという風に新しい考え方を身につけていました。
また学習に関しても、算数は大丈夫だけど、漢字については親と相談して勉強してみると言いました。
そして、お父さんと悔いのない話し合いがしたいと希望を言いました(近いうちに家族会議をしてみます)。

帰ってからに息子にカウンセリングどうだった?と聞くと「プロの先生は、話を全部受け止めてちゃんと聞いてくれるから、お父さんとみたいに腹がたたへんし、問題が解決するんやなあ」「お父さんは悪いんじゃなくて、僕を全部子どもと思って自分の言うこときかそうとするところが間違ってるんやと思った」と言っておりました。

パセージを二年前に受講して、子どもたちとの関係は良いけれど、異なる教育方針をもっている夫と家族としてどうつきあっていくかにヒントを頂けた気がします。何か困ったことがあれば、どうすればよいかなと母子でも話し合い、家族でも家族会議等で話ができるように少しずつ、お勉強したり、自助グループでみなさんに話を聴いてもらいながら、暮らしていきたいと思います。

それから、録音した息子一人のカウンセリングを聞いてみて、とても教示的に先生がお話されているなあと感じました。子どもも心を開いてたくさんの成長に必要な気づきを得ている感じがしました。教育とはそういう勇気づけのことかもしれないと思い、私も親として、必要なことを教えて育てていけるように学んで成長していきたいと思いました。

親子で貴重な学びの体験をさせて頂きましたことに深く感謝いたします。

ありがとうございました。


【三木 花子 2013年1月16日】