2011年3月25日アーカイブ

 2月21日にポンクラ2月の例会を行いました。ほぼ1週間前の13日に野田先生のカウンセリング講習会を終えたばかりの勢いで、私を含めて10名が集まりました。
 
 最初にたっぷり時間をとって、講習会のふりかえりを行いました。みんなで手分けして例会で封筒の宛名書きをしたこと、それだけでも楽しく貢献感をもてたこと、準備をすすめていく中でいろんなつながりを感じられたこと、当日参加してくださった方々と気持ちよく協力できたこと、そしてアドラー心理学ライフスタイル分析がすばらしかったことなど、さまざまな体験をシェアしあいました。
 
 会計についても話し合い、経費を差し引いた全額を「神戸アドラー心理学研究会」より野田先生に謝礼としてお渡しすることになりました。またポンクラの毎月の参加費が少し貯まってきていましたので、こちらは「ポント・クラージュ」から日本アドラー心理学会へ、少額ですが寄付させていただくことにしました。足が出るかもしれないと覚悟して始めた企画でしたが、私たちにできる範囲でアドラー心理学への貢献が少しできたようで、本当にうれしく思います。これもご協力くださったみなさまのおかげと心より感謝申し上げます。
 
 今後については「来年も・・・」という積極案が多く出ましたが、あらためて夏か秋ごろに考えることにしました。それより直近の話として、あるメンバーさんから、6月に開催される近畿地方会のポスターセッションにポンクラも参加してはどうかという提案がありました。近畿地方会に出たことのない方も何人かおられたのですが、みんなで話し合って、やってみようということに決まりました。ポスターセッションに関するリーダーを決め、これから近畿地方会までの例会で時間をとって準備することになりました。
 
 またしばらく忙しくなりそうですが、若い方たちのエネルギーのおかげで、私もなにがしか、まだ少しお役にたつことができそうです。
 
 残り1時間ほど時間があったので、おひとりの出されたお話をもとに、その方の考え方のクセやパターン(ライフスタイル)を、家族布置をお聞きしながらみんなで探求していくという実験(?)をやってみました。カウンセリング講習会に参加したメンバーはみな、野田先生が家族布置からあざやかにクライエントさんのライフスタイルを引っ張り出されるのを見ています。とてもそんなふうにはいきませんでしたが、ご両親のことや小さいころのお話をいろいろ聞いていくうちに、その方の劣等の位置、劣等感のゆえに追求している目標、そのための手段などが、おぼろに見えてきました。そうして幼いころの決心から、今もずっとその目標を追求しておられることに気がつかれました。
 
 そうして現在の問題とのつながりが見えてきたところで、ではどうすれば平等の位置にいけるのか?と私が早すぎた質問をしてしまいました。話題を出してくださった方がう~んと考え込まれたとき、古参のメンバーさんが「こういうとき、こんな質問がなかったでしたっけ。『そのときの小さなあなたに、今だったら何て言ってあげられますか?』って」。そうですそうです、ナイスな質問! 話題提供者さんすらすらとお答えになり、現在の問題と結びつけて時間となりました。
 
 考えたら、小一時間で家族布置とパーソナルストレンクス探しと勇気づけと平等の位置までいこうとしたのは、どだい無理でしたね。メンバーさん方にいつも救っていただいておりますが、申し訳なかったです。この次に家族布置をお聞きするときは、たっぷり時間をとってやらなくては、と反省したしだいです。


【井原 文子 2011年2月24日】