2011年6月アーカイブ

新しい風

昨年の12月に、埼玉からアドラー@流山に来てくださったiknさんが、彼女のブログに感想を書いておられるのを見つけました。彼女は、一昨年、文京区でMさんとのツインリーダーパセージをしたときのメンバーさんです。彼女は、パセージ後も同期のお仲間とMリーダーとともに、おさらい会を続けておられます。また、野田先生の特殊講義と演習や、横浜での基礎講座応用編にも参加しておられました。そうそう、イヴォンヌ先生のワークに参加するために昨年夏に東京で始めた、英語でアドラーを学ぶ勉強会のメンバーさんでもあります(この会は、いまもなお、ひっそり楽しく続いているのでした。この会のことも、また書きたいと思います。。)。

この春、第二子の誕生で、お忙しくて、半年近くのご無沙汰でしたので、ブログでお元気な様子がうかがえて、とてもとても嬉しかったです。

流山の会は、メンバーの多くが地元の方ですが、他地域から訪問していただけると、わたしたちにとって、グループに新しい風が吹くので、とてもありがたいです。仲間の交流を拡げることができますし、他地域で学ぶ方のご意見によってわたしたちの学びを点検することもできます。いいことずくめで、とても助かります


iknさんの記事を、転載させていただけることになりました。

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 昨年パセージでリーダーをしてくださった方が毎月参加されているフォローの会に先日参加してきました。その場所は「遠い!」というイメージでしたが、なんと電車移動だと30分くらい。近かった。都内も2・30分くらいあれば出られるので遠くないのですが、乗り換えが一回で一駅というのがまた楽ちんでした。

 施設の近くに大きい公園もあると聞いていたので、家族三人でお出かけ。こざるくんは、一緒にやるぞーという感じでにこにこだったのですが、時間も近づき「お母さんお勉強してくるねー」と言ったとたんに大泣き。後ろ髪ひかれる思いのままバイバイしたのでした。後から来られた当日参加したメンバーさん3・4人の方が、道路に伏しながら泣く子どもとそれを穏やかに見守るお父さん(うちの夫のこと)を目撃したとかで...、夫のことをなかなか怒らずにそうやって待つことは出来るものじゃないと言っていただきました。(その後何とか泣き止んで公園へ行き、トーテンポールこわいとか言ったり遊具で遊んだりして地元へ戻り昼食をとって帰って無事昼寝したそうです、よかった。)

 私の今秋はまさにアドラー!って感じの日々が過ぎているのですが、やっぱり実際に仲間とあって事例を目と耳と体で聴くというのが本当に大事だなーとそのたびに思います。 「こんな場合はどうするんですか?」というスピーチ(いつも...なんです、とか)ではなく、ある時ある場面の状況を取り上げて考えていく(エピソード)でないとその人にとってその時ベターな解答なんて出てこないしわからないんです。アドラー育児は甘やかしではないのか?という話が出る機会が最近多かったのですが、確かにアドラーを実践されて、実際に親子関係が以前より改善されて良くなった状態での対応を見たら甘やかしに見えるのかもしれないなー。だけど、本当にその当事者の方が大変で悩んで苦労したのはその過程であって、そういった努力があってこその「いま」だからアドラーは決して甘やかしではなく、かえって厳しいものだと私は思っています。

 どんな時も、関係性という基礎や土台があってこその技術なんです。同じやり方でも受け取り方が違うのは「関係性」という土台によるもの。 こうやって学んでいても、もちろん日々の生活は毎日やってくるわけで、そうすると困った事に直面!なんてこともしばしば。そうすると目の前の困ったことに目がいってしまい、実際、大切な「関係性」という部分が抜けがちになったりします。だけど、まず礎をしっかり築いていかないと、うまくいかなかったりもするんだと思いました。リーダーさん(今回の会ではメンバーさんという位置づけだけど)の応答を観察していると、本当にそこを重要視されての返事だなーと思うことがたくさんありました。

 そして、その「関係性」を築く前に、私は、やっぱり土足で相手のおうちにずかずかと入ってしまいがちで「関係性」を作るのがとっても苦手なんだなーと思いました。意識してやるとまたぎこちなかったりするんだよな、と思ったりしながらもそれを自然とやれるのはアドラーが目指すところの共同体感覚を忘れずにいることかなーとも。貢献は、自分の快のためにするものではない。たとえ自分が不快でも社会にとって相手にとって、これはどんなことか?と考えること。

 最近私のこころは荒れていて、その荒れ具合に自分でもへこんだりするのですが(一歩引いて自分を観察して頭では分かっているのに体ができない、また出てきた私のテーマ)今回の気づきが今の状態を少しでも打破できるきっかけになったらいいなと思います。

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スパルタ、過保護過干渉のこれまでの育児に気づき、アドラー育児に変えていくとき、試行錯誤のときが続きますが、いまどこにいるのか?パセージが提案する育児の目標(=自立して社会と調和して暮らしていけるという<行動面の目標>と、わたしは能力がある、人々は仲間だ、という信念を育てる(心理面での目標>) からの点検を、はしょらず(はしょる傾向ありです)、毎回毎回みんなで確認しようと、iknさんの記事を読んで気づきました。ありがとうございました。

【清野 雅子 2011年5月】

講演終わりました!

応援ありがとうございました~♪
ただいま帰ってまいりました^^

「反抗的な子どもを勇気付ける」
・・・なんて引き寄せられるネーミングなのでしょう。(誰が考えたんだろう?)


今回は、アドラー心理学を知らない方々を対象に作ったグループ「カム&はぐ」の5月の会として、この教育講演を行いました。

14名の方々の参加があり、
そのうちパセージ未経験、アドラー心理学初めての方々が7名、パセージ経験者7名、
お手伝いをしてくださった方とkoikoiメンバーを入れると全部で21名でした。

お子さんは6名。2~3歳のお子さん4名、赤ちゃんが2名です。

まず、お姉さんの(?)手遊びからはじまり、子どもたちと目標の一致を図りました。

その後小さな講演会の始まりです。

講演をしたのは、koikoiで、一番年上なのに一番健康にちがいないと評判のMさんです。

熱心に熱心に練習されていたMさん、語り口がソフトで、落ち着いていて、
聴いている人に染み渡っていくような、まさにMさんのストレングスを生かした講演になりました。

3ヶ月の赤ちゃんを抱っこしながら熱心にメモをとっていた方もいらっしゃいました。

途中のロールプレーをやってくれたのは、KさんとSさん、
二人の演技はとてもリアルでした。
衣装や小道具にもこだわり、台詞はほぼ暗記して、臨んでくれました。

講演が終わったあと、ある参加者の方から「まさにあれはうちで起こっている様なことでした。」と感想をいただきました。

その後、休憩を挟んでから、ワークをしました。

グループを4つに分け、
講演の中に出てきた3つのポイントを使って、事例を考え直してみました。
事例は、講演の中のロールプレーです。

グループでの話し合いは本当に盛り上がっていました。
参加者の皆さんが、あ~かな、こ~かな、と前向きに考えていらっしゃる姿が、印象的でした。

そしてお子さんたち!
お子さんたちの協力には本当に感動でした。
お母さんの後ろの方で、自分たちで遊び、
「おやつ食べに行こう」と連れ立って、おやつを食べ、ポケットにごみを入れる
2歳の男の子。

自立した社会と調和したお子さんたちでした。

 

6月5日の野田先生の講演「葛藤解決」への申し込みもいただいたり、
7月のS子さんと、S水さんのパセージを即決される方もいらっしゃいました。


たくさんの笑いあふれる温かな会になったと思います。

一緒にやってくださった、M田さん、K野さん、ありがとうございました。


先ほどからkoikoiメンバーからのメールがひっきりなしに響いています。
「おつかれ!」「やったね!」「一番良かった!」「100点! はなまる!」
「koikoiサイコ~やな」「ありがとう」


さて、次は、鈴鹿の自助グループ育みさんが、同じ演目で、しかも保育園で、講演をされる予定です。


また勇気づけの輪が鈴鹿に広がります~わ~い!


【平野 カオル 2011年5月18日】