2011年12月 2日アーカイブ

終わりました~~。


野田先生、後半は実習少な目で、ほとんど講義でしたから、お疲れになられたのではないでしょうか。 ありがとうございました。


私的感覚は?私的論理は?と、そう細かく考えずに、ざっくり見て、と言っていただきましたが、それでもこの2週間、この宿題に没頭してきたので、講義中に出てきた、私的感覚、目標、相対的プラス、劣等感、という言葉を、タイムラグ無く理解することができました^^;


今回新たに習ったことは、「協力とは、目標の違うもの同士が、どちらかの都合に合わせること」(私なりの理解です)

おぉっ!?

協力とは、目標を一つに合わせて、一丸となって取り組む、というイメージでした。パセージでは、共同の課題にして、目標の一致を取り付けるはずでしたが、応用編以前には、そもそも目標も見つけられませんでしたし、共同の課題にすることが案外難しかったのです。陰性感情がしばしば登場していました。

ところが、目標は初めから違っていて、こちらの目標に合わせてもらうのだから、お願いをするのだし、相手が合わせてくれたら、こちらは感謝するわけです。なるほど~~


もう一つは、相手との間で問題が起きたときに、相手に変わってもらう場合の手続きです。
公式はとてもシンプルなんです。
相手は中学生未満であることが前提です。
まずは、子どもの私的論理を聞き出すこと。
お~、これがひょっとして、パセージでも、フォローアップでも、何度も私を追い詰めてきた「子どもの話を聞く」ということじゃないのか!! そうか、私的論理を聞くということだったのか!!
何も分かっていなかったのですね。子どもの話を聞くつもりが、どうしても事情聴取になってしまったり、そのまま説教になってしまったり、どうも話を聞くということに苦手意識を持っていました。かれこれ1年半、このことをテーマにしてきたのでした。


私的論理から、私的感覚をあぶり出すのですが、これがなかなか難しく、言語化することにこだわるあまり、そこでついつい停滞しがちでしたが、そこはざっくり!、とにかくきらきらしたものをイメージしなさい、という先生の言葉に乗って考えるようにしました。そうしてあぶり出された感覚が、共同体に貢献的であるように、common senseに合うように、自分の属している文化に賛成する方向に向かうように、子どもと話をしたいのです。こんなふうに聞いてみる、というコツもたくさん教えていただきました。なにしろ1年以上も追いかけてきた案件だったのです。おなかがすいて堪らないところに、ごちそうがたくさん!


帰宅して、いつもの相手役である次女に早速話を聞きました。詳細は長くなるので他の場所に書きましたが、結果としてはお互いとても気持ちよく話が聞けました! 
話を聞くってこういうことなのだと深く実感も出来ましたし、次女も話を聞いてもらえたと感じられたようで、満足げでした(ときどき感極まって涙目になっていたほど)。しかも、私は私の私的感覚を棚上げにしておくことが無理なくできましたし、彼女も私的感覚を変えることなく、代替案が見つかったのです。不思議な体験でした。


それでもまだ、話を聞き始めると、見えているように思っていた道筋が突然ぼやけてしまって、迷子になりそうになります。当分、このお稽古ですね。


野田先生、ご一緒下さったみなさま、貴重な機会を本当にありがとうございました^^


【長渡 裕子 2011年11月20日】