2013年2月アーカイブ

 少し久しぶりの例会とピンワークにちょっとドキドキしながら参加しました。私の早期回想は、小学校6年生の時のこと。休憩時間に友達と二人でトイレに行っている時、トイレの扉を蹴飛ばして入ろうとして、通りかかった担任に怒られたというものでした。私は、この早期回想を出して、6年生の頃の自分の話を聞いてもらっていて気づいたことがありました。

 5年生くらいまでは先生に怒られるような子どもではなかったのに、その頃の私は、たまに不適切な行動をしては先生に怒られていました。例えば、男子と上履きのまま外でチャンバラ、週番をさぼる、買い食いなど。この不適切な行動の目的は、担任の先生が嫌い。でも本当は先生に好きになって欲しい、自分に注目して、認めてほしいからではないかと思っていました。

 けれど、今回仲間から、「あなたのそんなところ(激しいところ)もあるってことを知ってほしかったのでは?」「イライラしてたんじゃない?」と言葉をかけられて、はたっと気づいたのです。

 小さい頃から、親に心配かけないようにと思いながら生きてきた私は、親に反抗したという記憶がほとんどありません。そして、思春期に入った6年生の頃はたまらなく不安で苦しくて、しんどかった。一度、信頼していた先生に相談したことがあったけれど、不信感だけが残り先生には相談できないと思ったのもこの頃でした。その当時も、今もあの頃は不安定だったなあって思っていたけれど、「イライラ」「常にイライラしていた」というふうに感じたことはなかったので、今回この言葉を言われて、不安でごまかしていたけれど本当はずっとイライラしていて、それが不適切な行動につながったのだと納得しました。

 6年生の私は、どうしようもない不安や苦しさ、イライラを本当は誰かに聞いて欲しかった、大丈夫だよと言葉をかけて欲しかったのだと思います。

 「今、そんな子がいたらどうする?」と聞かれ、「話を聞きたい」とすぐに答えながら、養護教諭という仕事をしているのは、この時がスタートで今に繋がっているのだと改めて思いました。


【S.K(三重) 2013年2月】 

ルマー・キタ 例会&新年会

 昨日はルマー・キタの例会と新年会がありました。
 
 例会は、メンバーさんの親子が野田先生の公開カウンセリングを受けられたときのライヴ録音を聞いて、感想を話し合いました。小学4年生のT君が、しっかりと筋の通った意見をどうどうと発表していることに私は感動しました。野田先生が「子どもは子ども扱いしていると、いつまでも子どもとして行動する。大人として接すれば、大人として行動し、大人としての責任を果たすようになる」と過去におっしゃっていましたが、その見本を見せていただいたようなカウンセリングでした。このように親子が話し合うことができれば、子どもはしっかりと自立できるし、その持っている能力をまっすぐに伸ばすことができるだろうなと私は思いました。
 
 私は大晦日の日のブログに「赤ちゃん、あなどるべからず」というテーマで書きましたが、「子どもをあなどるべからず」です。子どもは小学高学年ともなれば、大人と同じ目を持つようになっています。それなのに私も含めて多くの親は、自分の子どもを子ども扱いし、親が子どもの行動の線路を決めてしまい、余計なトラブルを起こしていないだろうか。子どもの才能をつぶしていないだろうか。そんなことを考えさせられた野田先生のカウンセリングでした。

 そして、新年会は「おうちキッチン」という家庭料理の店へ場所を移して行いました。この店の方々は皆さんがアドラー心理学を学ばれていて、店の方との会話がとても居心地のよいものでした。

 今日は妻に「飲み過ぎないように、食べ過ぎないように」と言われて出かけたのですが、美味しい料理と美味しいお酒を目の前にして、ついつい食べ過ぎて、飲み過ぎてしまいました。自己責任です。

 口が軽くなり、余計なこともしゃべってしまったかな?時計を見ると、もう11時を過ぎようとしていました。私はあわてて「もう、タイムリミットです」と盛り上がっている会話を打ち切らせていただきました。最終電車にぎりぎり間に合い、駅に着いたのが今日の0時34分でした。メンバーさんはちゃんと家まで帰宅できたかな?


【棗田 眞一 2013年1月19日】