2020年5月アーカイブ

アドラー心理学の楽観主義


緊急事態宣言が5月末まで延長されるようですね。

皆さま、多かれ少なかれ影響を受けておられると思いますが、お元気でお過ごしでしょうか?

私はここ数ヵ月、学習会を中止にしたり、パセージを延期にせざるを得なくなったりと、いろいろ困ったことが起こりました。

それでも落ち着いていられるのは、アドラー心理学の楽観主義が身についてきたおかげかなあと思います。



楽天主義と楽観主義は違います。

楽天主義は、「私が何もしなくてもまわりが勝手に変化して、なんとかなってゆくわ(^o^)」と考えること。

楽観主義は、「どんな状況になろうとも、まだ私にはできることがある」と考えること。



楽観主義に関して、アドラー心理学の創始者であるアルフレッド・アドラーが弟子たちに語ったという逸話があります。



『ミルク壺に落ちた2匹のカエルの話』

2匹のカエルがそれぞれ別々のミルクの入った壺に落ちました。

1匹目のカエルは「もうダメだ」と諦めてしまい、溺れ死んでしまいました。

2匹目のカエルは諦めず、足をバタバタさせて必死にもがき続けました。するとミルクがバターに変わり、それを足場にして外へ出られ、そのカエルは命が助かりました。



私は2匹目のカエルでいたいです。

どんな状況にあろうと、いつも自分にできることを考え、泥臭く頑張ってゆきたいです(^_^)v



名古屋アドラーフェラインでは初心者の方のための学習会を行っていますが、現在は会をお休みにしています。

6月以降、社会の状況が許すようになってきたら、また月に一度日曜日の午前に会を開いていこうと考えています。その際は、お部屋入口に消毒液を置き、換気やソーシャルディスタンスに気をつけながらやってゆきます。

ご参加の皆さんには、マスク着用をお願いしてゆきます。

お問い合わせはご遠慮なくどうぞ(^-^)/


【酒井朋子(愛知) 2020年5月】

帰省を断る


 大学に進学したものの、授業も始まらずアパートに一人こもる次男。

 先日、家に帰って来たいと言ってきました。
 家に帰りたいと言われたのはこれで2回目です。

 1回目に言われた時は優しくきっぱりお断りしたのですが、2回目となるとやはり切なくなります。
 
 もし、次男が帰ってくるとしたら。
 そのリスクを考えました。
 まず、帰省途中でウイルスを身につけてしまい、それを周りに拡散しながら移動してしまう可能性があります。それでは社会に大きな迷惑をかけます。
 子供自身にも感染のリスクがあります。
 家庭内で感染する可能性もあります。さらに夫が職場にウイルスを持って行ったら大変です。

 やっぱり、帰ってきていいとは言えません。

 次男には、「今は家にいるのが、世のため人のためなんだ」と話しました。
 

 ほんと、忍びないです。慣れない土地でアパートに一人居させることが。帰って来ていいよと言ってあげたい。でも、今はそれを言うことはできません。
 
 じゃ、何かせめて親として他に力になれることはないかと考えました。せめて、アパートでの時間を楽しく過ごせたら。。。

 そこで、次男に聞いて、お菓子作り好きの次男にチョコを買うことになりました。インターネットで探し、次男からオーダーされたチョコを無事注文。次男も喜んでくれました。


 一人暮らしを始めて2週間あまり。
 当初、子離れできない親になってはいけないと、あまりこちらから連絡をしないようにと考えていたのですが、このような状況なので予定変更。様子伺いも兼ね、毎日連絡とってます。

 大学が始まり、次男の新しいスタートが切れたら、連絡をするのは徐々にフェードアウトしようと思います。
 


 ちなみに、私はといえば、夜なべしていたマスク作りを終え、こちらをスタートさせました。

 『写経と写仏の練習帳』

毎朝、家の掃除が終わった後、心静かに取り組んでいます。仕事はしばらくお休みになりました。私も引きこもり生活継続します。


 なんだかんだとありますが、すべき事をして、してはいけないことはせず、心穏やかに、過ごそうと思います。
 
 写した弥勒菩薩様にお願いしました。

 一日も早いウイルスの収束と、世界に平安が訪れますように。


【えっこ(宮城) 2020年4月】