野田先生の講演会終わりました!

1月30日の野田先生の講演会には、121名の方が参加してくださいました。雪のちらちらと舞う寒い中、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

たくさんのお友だちをご紹介くださったり、一緒に参加してくださった方もおられ、みんなのアドラー心理学を想う熱い心を感じる一日でした。

参加してくださった方とパセージや自助グループがつながっていくといいなと願っています。

昨日のパセージ・フォロー会では、リーダーさんが、講演会のシェアの時間をとってくださいました。講演会に参加した人が2~3名含まれる、4人ひと組の小グループに分かれ、参加した人が感想をシェアしました。そのあと、質問し合ったり、最近の気になることを出し合ったりして、参加した人もしなかった人もともに学びを深め合いました。最後に全体で、各グループの学びをシェアし合いました。

わたしのグループでは2名が講演会に参加していましたが、それぞれ印象に残っている部分が違っていました。また、最後の全体シェアリングでは、それぞれのグループでも違っていました。そのときその人が必要とする部分を記憶しているのですね。

わたしが特に大事だなと覚えている3つのポイントは、

①家庭では「子どもと親」の1対1の関係だけれども、学校では「子どもと先生」の関係と「子どもとクラス」との関係があり、問題行動をする子どもは先生に対する行動でクラスとの関係を変えようとしている。

②子どもはいつでも「所属」を求めている。問題行動をする子どもは「所属」に失敗していると感じている。

③子どもたちが貢献的にクラスに所属できるようなしかけを工夫することが教師の仕事。そういった下準備があって初めて、クラスで起こる問題をクラスで解決できるようになる。

です。その他にも、「先生たちにいちばん大切にしてほしいことは『教科教育』。教科教育は熱く情熱的に、生活指導はクールに」などなど、たくさん大事なことをお伝えしてくださいました。

昨年、イヴォンヌ先生が教師向けワークショップでお伝えくださったことが随所にちりばめられた、とても濃い内容のご講演でした。

講演会に参加してくださった方が、昨日のパセージ・フォロー会に初参加してくださいました。パセージ・フォロー会のメンバーさんのお友だちです。また、講演会に参加してくださった方の紹介で、初参加してくださった方もおられました。

こうやって、ひとりとひとりがつながり、アドラーの輪が広がっていくのですね。生きたつながりだなと感じます。

そして、わたしもその中に組み込まれているのだな~と感じた講演会でした。


【東 純子 2011年2月6日】