第8回アドラー心理学研究会(埼玉):ライフスタイル分析

月1回のペースで個人的に開いているアドラー心理学研究会は8回目を数えました.今回から,10~12時の午前の部と,17~19時の夜の部の2部構成で開きました.午前が都合がいいという人たちと,夜が都合がいいという人たちのためです.なんて親切なんでしょう.


まあ,2部構成にしても何ということはないだろうと思ったのですが,意外にも,とても疲れました.それは,単に時間が長かったということではなくて,先週,大阪で学んで来たライフスタイル分析を実際に自分でやってみるということを練習したからかもしれません.野田先生は「場数を踏め」といいますが,これは相当しんどい仕事です.


まあ,疲れたは疲れたのですが,分析をする方としては,新しい世界を見たような衝撃を受けました.クライエント役の人の世界の見方を分析することは,まるで初めての見知らぬ土地に1人で旅行するようなものです.「ああ,こんな世界の見方があるんだ,しかも,この人はそれをまったく当然のこととして生活している」という驚きです.


【向後 千春 2011年4月7日】