「パセージ・プラスβ版」へ参加して

2012年2月11日(土)、12日(日)大阪で開催されたパセージ・プラスβ版へ参加しました。

「パセージ・プラス」は、パセージを受講した方限定のコースということで、どんなことを学ぶのだろうと思い、参加してみることにしました。今回は、岐阜の自助グループの仲間と一緒に参加しました。みなさんの参加が決まり、楽しみな気持ちは一段と膨らみました。移動の時間や宿泊、食事も楽しみですが、勿論、パセージ・プラスのお勉強を、みんなと共に学べることは、これから岐阜定例会で学ぶ内容が共有でき、シェアし合えることもとてもありがたいことだと思っています。

「パセージ・プラス」へ持参したものは、みなさんと食べるおやつと家族とのやりとりの中で私が陰性感情をもったエピソードです。エピソードは、家族からの大切なプレゼントかもしれません。忘れないようにいくつかメモして持って行きました。

「パセージ・プラス」は、「私的感覚」をみつけて、家族との関係を改善するという内容だと思います。私的感覚を探すのは、難しいですが自分自身で練習したり、仲間と練習できるとありがたいなと思いました。

「パセージ・プラス」両日とも1章の「私的感覚」から始まりました。3人のグループになって、エピソードを話してから手順に沿って「対処行動」「現状」「陰性感情」「私的感覚」を探しました。そして、私的感覚が協力的目標か競合的目標かをチェックします。

私のエピソードは、・・・
夕食後、酔っていた夫がこたつの上にあった焼酎が入ったコップをこぼした。私は拭きながら「もー!」と言い、コップを見てないからだわと思う。更に、こたつの上掛けが濡れているのを見つけて、「あっ、モー!」と言いイラっとして拭いた。私は台所へ行って布巾を洗っていたら、夫が怒ってなにやらぶつぶつ言い始めたのが聞こえた。私はこれはやばいと焦った。イエローカード!だわ。チェンジしなくてはと思い、こたつへ戻り、「これ、洗濯するね~」と明るく言ってこたつ掛けを取った。それから、夫は何事もなかったようにパソコンをしながらテレビを見た。
・・・という話です。

対処行動は、チェンジして明るく対応したこと。これは、何年か前にはしていなくて、夫が怒り始めたのも気がつかないとか、どうして怒るのか不思議に思っていたことを思い出します。ですので、「イエローカード!」に気がつかず、夫の行動は、 エスカレートして、私は突然夫が怒り始めた(と思い)のを見てフリーズしていたのです。

アドラー心理学を学ばせてもらい、少しずつ活かせるようになり、夫の話を聞いたりして、以前よりは夫のことを理解しているように思います。私的感覚は、仲良く暮らしたい。平穏に暮らしたい。・・・と「パセージ・プラス」で3人グループの時に私は言いましたが、もしかしたら、夫が平穏に暮らすのを邪魔していたのは、私かもしれないと今、思いました。

これからも、私的感覚を自己点検できるように練習して、家族を理解しながら暮らして行きたいと思います。野田先生、講座でご一緒してくださった皆さん、岐阜から参加のみなさん、ありがとうございました。


【久保田 由紀子 2012年3月1日】