おやこde SaLeeLaの感想①

久しぶりに絵に没頭出来たお陰か、脳みそのすみずみにまで掃除機をかけた様な感じで帰ってきました。

1つめのワークのテーマ・・・「好きな言葉を絵にする」

この中で私は2つの事をしました。1つはテーマにそって描くこと。2つめは中学校時代のリベンジです。
テーマに選んだのは「変化」。ある状態からある状態の中間点にいる自分を水平線で表現しました。

ここからが2つめです。
海の色を塗る。中学時代、静物画を描く授業で塗った色です。美術の先生が言いました「いい色やな~。背景も塗ってみ。」
私はどんな色を背景に塗れば良いのか分からず困りました。しばらく考えて、背景にも同じ色を塗りました。
先生はそれを見て「あ~それをやったらあかんわぁ~」と残念そうに言いました。残念なのは私の方です。
その後「あの時どんな色を塗れば良かったのか?」と思い続け、果ては「どうして私は先生に『じゃあどんな色を塗れば良いのですか?』と聴かなかったのか」という後悔に変わりました。だからここで聴きました。

私「リーダー、質問があります。この色の反対色はなんですか?」
リーダー「えっっ 反対色? 赤? 緑? 青? あっ青はここ(海の色)に入ってるか・・・。」
私「中学の時からずっとこのことが分からないんです。」
リーダー「反対色じゃないと駄目なのかなぁ・・・」
私「そういう訳じゃないかも・・・ですね。」
リーダー「こん中(海の色)に入ってる色を使うとか?」
私「やってみます。」
リーダー「あ・・・違ったらごめんね。」
私「いいんです。違ったら塗りつぶしますから。」

かくしてああでもない、こうでもない、と塗ってはつぶし、塗ってはつぶし、を繰り返したあげく、「朝焼けの色」がフィットすると分かり、塗って塗って塗りまくって、やっと中学時代のリベンジを果たしました。

ここで、私は思いました。私は失敗を恐れていた。教えてくれなかった先生が悪いのではない。色を見つけられなかった自分が劣っているのでもない。正解はきっと無かった。
ただ、失敗を恐れずにやってみれば良かったのだ。そして、人に聴いても良いのだ。
でもそこで見つけるのは自分なのだと。


【山本 麻子 2012年5月9日】