京都親子公開カウンセリング 午前

参加させていただいてから一週間が過ぎました。午前の部の母親です。

野田先生、京都のスタッフの皆さま、参加し応援してくださった皆さま、ありがとうごさいました。

相談内容は、主人の四年間の単身赴任が終わり春から家族五人一緒に過ごすようになると、父親と子供たちの衝突がチラホラ起こり、高2長男の父親への嫌悪感をなくす私の対応についてでした。

以前、長男が「先生(学校の担任)のところに父親との対処方法を相談に行ったら家庭内の事は家庭内で解決しろ、と言われた。」と言っていたので 私から長男に何かできることがあるかな、もしかしたら私の対処で長男の協力を得て家族仲良くできるようになるかなと思い、相談させていただきました。

長男はカウンセリングに興味があったらしく、私の思惑に関係なく快く参加を引き受けてくれました。

いざ始まると直ぐに夫婦の問題で私が対処しなければならない相手は長男ではなく、主人であることがわかりました。
今までも主人の居場所が家の中に無いのかなと思っていましたが それは主人が自分で努力しないからだと思っていました。

が、それでは改善しないので 下の娘(小5)が育つまでに夫婦仲良く暮らせるように今から少しずつ努力しようと決心しました。

「父と子が衝突した時には 母は父の味方をしたら良い。子とは後でゆっくり仲間が取れる。」という話は目から鱗でした。今までは黙ることしかしていなかったので これからできるかどうかは葛藤があるかもしれませんが 思考はそのように向いていると落着けれると思いました。

長男は「アドラー心理学の対応は平和にはなるかもしれないが 面白くない。おれは平和より面白さを求める。」と言っていましたが、きっといつか アドラー心理学の原理を理解できる日がくると信じています。(たまごが先か、親が先かだね、と話しました。)

数日後、主人が一日休みを取り 家に居ました。いつものようにパソコン、ゲームの前に居ました。がなぜか負の感情が湧いてこないで(自分の好きな事をして楽しんでいるんだ。好きな事が出来て良かった。)と幸せに思いました。
お昼前に二人で市役所の用事に行き、主人の好きなランチを食べに行き、二人で今週行く出張の用意をして穏やかに過ごすことが出来ました。

また、長男は父親から不愉快な話しかけをされたとき、冷静に家族全員に話を持っていき最後は父親に「お父さんはどうやるの?」と聞き「わからん。」と答え、みんなで大笑いをしました。

長男はカウンセリングの日から 何と無くお父さんに優しく接しているように感じられます。
いつまでこの長男の気持ちが続くか分かりませんが 私は幸せな初老期を目指して努力していきたいと思います。

先週末、仲間から今月のライブラリーが「夫婦再建」であることを教えてもらい聞かせていただきました。私のこの時期に合わせていただいたかのようで、改めてカウンセリングを振り返り整理できました。

数々のこのタイミングと皆さまの勇気づけに感謝しながら、これからも学んでいきたいと思います。

ありがとうごさいました。


【西尾 英子 2013年6月17日】