話し合い

自分の園の出来事ことばかり書いていますが、今回も、書かせてください。

今年、4・5歳児は合わせて22人と少なかったので、混合保育をしてきました。発表会を前に、さてどんな形で発表をしたらいいのか、担任は子ども達と話し合いをしたそうです。

テーマは、4歳5歳が一緒に歌を歌うのか?それとも別々に出て歌うのか?

一緒がいいと思うグループと、違うほうがいいグループと向かい合って話し合いが始まったそうです。(以下は、担任からの話です)

まず、一緒は嫌だというグループの意見が出ました。
「つぼみ(4歳児くらすの名称)さんは、歌う時、フラフラしたり、間違えたりするから、格好いいところを見せられなくていやです」
すると、
「おとうさんやおかあさんは、僕達を産んで育ててくれたんだから、間違えても、笑ったり怒ったりなんかしないと思う」
とA君が言いました。
「つぼみさんだって4歳なんだから、教えればちゃんとできると思うし、はな組(5歳児クラスの名称)の私達がフラフラしなかったら、まねをして同じようにすると思います」
とBちゃんが言いました。
「こらから私達はな組が、つぼみ組に教えていけばいいと思います」
とも。(こんな時、方言では話さない子ども達です)

そうして、4・5歳児一緒に歌を歌うことになったそうです。30分ほどの話し合いだったようですが、
「8年間保育士をしてきましたが、今までで一番面白い話し合いでした」
と担任が報告してきました。

その後、はな組の子ども達は、自分達が言った通りにリーダーシップをとって、つぼみ組さんをサポートし、仲良く練習をすすめていきました。

はな組の子ども達が、発表会の練習を通してどんどん年長の自覚を持って動いていくのがわかりました。

今日は、その発表の日。楽しみです!!


【吉田 美由紀 2011年2月19日】