(カウンセラー養成講座けんがくにっき・わたし編につづく)
その日は私の事例も含め11例を扱いました。
その後、実生活に戻ったとき、見学で参加していたことが生きる場面が何度かありました。
その時事例として出ていただいていたエピソードは、私が抱えている状況と全く同じではないし他の方のお話だったのにもかかわらず、自分と家族のコミュニケーションで当てはまることが多かったんです。
(あ~この時は、こんなふうに見ればいいんだ)
(その時、協力的な目標に返るとしたらどうするんだっけ?)
と接し方のヒントにしながら過ごすことができたんです。
応用できているのが我ながらすごいなと感じました。
カウンセリングでは、
「エピソードを丁寧に扱う」
最後は「今日は何を学びましたか?」
という終着点に向かってカウンセリングをする。
解説の多いエピソードでは、
事実だけを取り出すように頭の中で訓練して、
エピソードの中の本質的じゃないもの、
話題が移っていないか、
トピックスは何か。
と考えることが必要なみたいです。
エピソードがとれたら、
対処行動を取り出し、
ライフタスクを考え、
仮想的目標を考える。
ライフタスクと仮想的目標は心の中のもので、クライアントが意識していないものが多いそうです。
だから本人からは出てこない可能性が高いので、カウンセラーがある程度推量することも必要となってきそうです。
あと私がこれからやっていきたいなと思ったのは、のだせんせいがおしゃっていた
「人間の暮らしについてよく知る」
ことだと思いました。
そのためには、良い小説(死後50年してもまだ売っている文学)を読んで(小説はストーリーをたのしむものではないとおっしゃっていました)、人間ってどんなものなのか読むことだそうです。
少しずつ、良い小説などを読んでいこうと決心した夏休みでした。
【池野 麻矢 2013年8月20日】