中井さんのエピソード分析@流山


先日流山で行われた、中井さんのエピソード分析の勉強会に参加してきました。 

今まで学んできたことを整理できたり、新しく学べたことがあったり、カウンセラーの「構え」を肌で感じることができたりと、本当に学びの多い二日間でした。思いがけずカウンセリングの実習もさせていただき、感謝しております。 

 

エピソード分析を通してアドラー心理学を教えてくださった中井さん、お世話をしてくださった流山の方々、実習でクライアントをしてくださった方、そして一緒に学べたみなさまへの感謝の気持ちでいっぱいです。その気持ちを形にするために、日記を書くことにしました。 

 

カウンセリングについて 

 

中井さんはカウンセリングの中で「無駄なこと」をなさらないなぁと思いました。「当たり前じゃないか」と言われそうですが、自分がカウンセリングをしている時に、いかに無駄な動きが多いか振り返ることができました。もちろん「何をするか」ということも勉強になったのですが、それ以上に「何をしないか」ということが勉強になったのです。 

カウンセリングの方針によって、手順ごとの時間配分も、臨機応変に変えておられました。さら〜っと行くところと、クライアントさんがじっくり考えられるよう、信頼し、そっと心を傾け続けるところとがありました。 

「ただ手順を追っているだけ」では、クライアントさんを本当に援助することはできないと、強く思いました。カウンセラーのすべてが行いが「クライアントさんを勇気づける」という目的に向かっているのだと思います。以前から何度も教えていただいていたことですが、それがどういうことを指しているのか、ようやく少し見えるようになってきたのかも知れません。亀の歩みです。 

今、クライアントさんはどこにおられて、そこから一歩進むために、いま一番学ぶべきことは何だろう? それを念頭に置き、丁寧にクライアントさんを観察し、質問で確認しながら、カウンセリングを進めていかれる姿が大変勉強になりました。 

そして、それが見えるのもエピソード分析の手順おかげだと思いました。手順ではこうなっているけど、実際は違うことをしている。そこにあるカウンセラーの意図を考えることができるからです。カウンセラーの教育という点においても、エピソード分析は本当に便利でスマートだと思いました。 

 

技術について 

 

思考から私的感覚のマイナスが「否定文」で出ることがありました。それを肯定文にする作業で迷子になってしまった時、「まずは私的感覚のマイナスの『否定文』を手掛かりに、私的感覚のプラスの『肯定文』を探す」ということを教えていただきました。そうして私的感覚のプラスを肯定文で出しておいてから、それと対になるマイナスの肯定文を探す、という流れだとスムーズに私的感覚のプラスとマイナスを出すことができました。 

 

構えについて 

 

「クライアントを尊敬・信頼する」ということ、これがどれほど大切なことか改めて学びました。クライアントさんが考えておられる時、カウンセラーの「構え」によって、それはクライアントさんにとって、まったく違う時間になるんですね。同じ20秒でも、効果がまったく違うんです。外から見ていてもそれはわかります。それを肌で感じられたことが、一番大きな収穫でした。口先アドラーでは、カウンセラーにはなれないと、深く納得しました。

 

2017年のカウンセラー養成から、自分が成長できた部分、そしてまだまだ足りていない部分を確認することができました。実習をさせていただくととっても勉強になるんですが、やっぱり劣等感を感じます。この清々しい劣等感(!?)を胸に、勇気を持って補償していきたいと思います。エピソード分析は、とにかく、「ばか〜〜〜ず!」が大切だと思います。関東の仲間と一緒に、この学びを生かしていきたいと思います。

 

 【村上 透 2019年4月】