リーダー養成講座2020 1回目


今回、リーダー養成講座を10数年ぶりに再受講させていただき、早2週間が経ってしまいました。遅ればせながら、その時の気づきを忘れないうちにあげさせていただきます。

初めて受講した時は担当ページを進めるだけで精一杯でしたが、今回は学んでいく中で"パセージ"の体を切り開いて「これがパセージの骨組ですよ」と見せていただいたような気がしました。受講生がパセージの構造を学べるように実習ページの選択が工夫されていることに、感動を覚えました。

その骨組を私なりに整理すると、"失敗した場合も勇気づけよう"から始まり、"子どもの課題と親の課題"で課題を分ける練習をしてから、"子どもの課題を共同の課題にする"で分けた子どもの課題に橋をかけられる場合が提示されていきます。課題の分離で機械の部品をばらばらにしてみせてから、組み立て直していく作業をしていくかのようです。

子どもの課題に橋をかけられる場合は、1つ目に"子どもから親に頼んできたとき"、2つ目に"子どもの行為の結果、親が迷惑をこうむったとき"、3つ目に"親から協力を申し出て、子どもが了承した時"と進み、目標が一致せず共同の課題にできない場合は"自然の結末"へ。"自然の結末に任せることができない場合"を押さえ、最後に"感情的になったときは"のページで感情について自己点検。マイナス感情があるときは子どもを援助することができないので、ここで感情についての総まとめがくるのだと納得しました。

このようにパセージの骨組の部分だけを実習することで、私の頭の中でその骨組が鮮明に浮かび上がり、パセージがぐっと身近でわかりやすいものに感じられるようになりました。とはいえ全ての実習ページでロールプレイを入れるように指示があり、毎回、生の事例を扱うことで、本番さながらの緊張感がありました。地図は理解できたとしても現場はいつもドラマの連続。どんなドラマが待ち受けようと、出していただいた事例を大切に扱うこと、メンバーという仲間を信頼、尊敬、感謝してパセージとメンバーをつなぐリーダーとしてそこにありたいという気持ちを強くすることができた3日間でした。

最後になりましたが、ご指導いただいた大竹先生、中井先生、どんな質問にもわかりやすく答えていただけたおかげで学びが深まりました。ありがとうございました。見学者としていつも勇気づけてくださったパセージリーダーの皆さん、共に勇気づけ合い学び合ったメンバーの皆さん、心が温かくなりました。ありがとうございました。


【松田成江 2020年2月】

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