練成講座2020@愛知


初めて練成講座に参加させてもらいました。

最初は、開催地だしお世話役は頑張ろうと思っていましたが、講座ではパセージもまだ開催していないような自分は、とにかく黙って、邪魔しないように居させてもらおうという消極的な感じでおりました。

でも、優子先生のデモンストレーションを見ていて、カウンセリングに何が起きているのかはわかりませんでしたが優子先生やカウンセリングの雰囲気から、「今の自分のレベルで学べることを学ぼう。」そう思えました。

今の私が学べること、身につけたいことといえば、エピソード分析の手順やスムースな進行、私的感覚探しのときの質問力や方向かな。そのあたりを学ぼうと思いました。

エピソードから何が起きているかを考えたり、筋道を立てることは難しかったものの、皆さんのカウンセリングをいくつも見させていただくうちに、いつの間にか私ならクライアントさんに何を学んでもらおうと思うかな?そのためにどんな質問をするかな?などと考えながら参加していました。
実際にはカウンセラー役の方がなぜその質問をするのか、なぜ悩んでいるのか、なぜ止まっているのか、さっぱりわからないということが多かったですが、クライアントさんの話に思いをはせる練習にはなったかなと思います。

さて、こんな私が、練成講座で学んだことは、カウンセリングでも目標の一致をとっていること、何をするとクライアントさんが勇気づけられるのかを考えていること、その人にとってという目線でいること、などという普段定例会でメンバーとやっていたり、家庭で我が子とやっているようなことと構えは同じなんだと気づいたことです。今やっていることがここにつながっているんだな、私も我が子やメンバーを勇気づけようとしているんだなと改めて感じることができました。

また、クライアントをさせていただいての学びは、自分はアドラー育児をしていなかったという事実に気づいたことです。思えば手のかかる困った子ほどアドラースイッチを入れて実践していると思っていたけれど、困ったことが起きなければ実践していなかったんだなと。そこそこ痛い気づきでしたが、納得でした。
私が長男とは平和に暮らせているのは、私がパセージを実践しているからではなく、長男が優しく許してくれていたからなんだと。長男の力に助けられてのことだと気づきました。

優子先生の言われたとおり長男の話を全く聴いてないじゃん!!という状況でしたので聴いてみたところ「なんだそんなこと?」というオチでした。そんなことも相談してもらえないような関係は嫌なので、対象年齢は過ぎてしまいましたが関係を作り直していきたいと思います。

最後になりましたが、優子先生、亜由美先生、カウンセラーをしてくださったMさん、あの場にいたみなさま、すてきな気づきの機会をくださりありがとうございました。


【志賀紀子 2020年7月】

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