大竹優子先生、アドラーギルドの方々、中井亜由美さん、えがおの風のメンバー、そしてなにより、コロナ渦の不安の中にもかかわらず高槻まで来てくださり、講座をご一緒させていただいたみなさま、4日間ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
大竹先生に「応用編って、高槻で開催したりとかしないですかねぇ?」とダメ元で軽く訊ねたことから始まった高槻での応用編。
途中、コロナの影響で今までと違う生活をしなければならなくなったり、日程の延期や会場の使用に制限ができたりと、準備当初には想像もしなかったことが起き、不安を抱えながら準備期間を過ごしましたが、無事に4日間を終えたことをとてもありがたく思います。
応用編について、待ちに待った応用編を受講できたことが、まずは1番の喜びでした。
今まで、パセージ ・パセージプラスと学んできましたが、点々バラバラと理解していたものが線としてつながって理解できるようになったと感じました。また、理解できていると思っていた事柄が、実はあやふやな理解だったことを知ることもできました。
講座の中ではたくさんのことを教えていただきましたが、受講後に変化のあったことを一つ書きたいと思います。
講座で「人間の行動の目的は所属すること」、「行動はいつも所属を目指している」、「感情の前の思考を変え、出来事に対する意味づけを変える」を改めて学びました。
小2息子の今までの行動で、あまのじゃくのような事ばかり言うことがよくあり、「何がしたいの!?」とイライラする場面が多くありました。講座を受けてからもまた同じような場面があったのですが、学んだことを思い出して、「理由はわからないけれど、彼は私との所属を目指してこの行動をしているんだな」と思い直すと、彼の姿がなんだかいじらしくて、急にかわいく思えてきて、イライラがなくなりました。そして、「あ!これが思考を変え、意味づけを変えることなのか!」と私の学びと理解と経験が一致した瞬間でした。いつもなら、最後に険悪なムードになるのがお決まりでしたが、この時はずいぶんグチグチと言われたにもかかわらず、ニコニコとやり過ごせたのです。講座を受けてまだ1週間ですが、陰性感情を使うことが減ったように思います。
ずいぶん前に先輩アドレリアンから『アドラーの講座を受けると、すごく良い人になって帰ってくるの。家族もそれがわかるからか、快く講座へ送り出してくれるようになるし、なんなら、家族から「そろそろ講座へ行ったほうがいいんじゃない?」とか言われるようになるのよー』と聞いたことがあり、聞いた時は「そうなのかぁ」くらいに思っていました。
そして受講後、まさに「いい人」になっている私がいて、先輩から聞いた言葉を実感しています。おかげさまで、今のところ、まだ「いい人効果」は続いているようです。
もうひとつ講座を受けてわかったことは、自助グループでいつもお世話になっているリーダーさんが、大竹先生が講座の中で話されたことと変わらないことをいつも伝えてくださっていること、アドラー心理学を正しく私たちに伝えようといつも努めてくださっていることに気づくことができました。
講座の中で大竹先生は、「ひとりで学んでいては自己流になってしまう。自助グループなどで仲間とともに学ぶのがいい」と何度も話されていたのが印象に残っています。
これからもリーダーや先輩アドレリアン、仲間の力を借りながら学びを深めていきたいと思います。
次回の理論編@大阪も楽しみにしています。
これからもよろしくお願いします。
ありがとうございました。
【えがおの風・稲垣君代 2020年7月】