解き方を教わる

八月のフォローアップではエピソード分析に自分を事例を使い、私的感覚までも取り扱ってもらいました。

今回は、母と自分とが一致出来る目標を皆と考えて、さらに、自分の私的感覚も明らかにしてもらいました。

そうすると、これまでの母とのエピソードも同じような構造だと気づきました。
ならばきっと、これから先もたいていの問題は解いていけるだろう、うん、大丈夫、生きていける、と生きる力をもらったエピソード分析です。

「エピソード分析」  

<エピソード>

午前9時
私「お母さん、おはよう」
母「おはようさん」
私「見てみて、トマトが完熟してたの。美味しいよ。菊に隠れててわかんなかったの」
 母にトマトを渡す
 母はトマトを食べる
母「美味しいね。味しっかりしてるね」
私「ねぇ。今まで赤くなったら採ってたけど完熟するまでおいておくといいね」
母「畑の土がいいからだよ」-2
私「...そうだね」
母「...」
私「じゃあ行ってきます」±0
母「いってらっしゃい」

エピソード分析は、パセージプラス2-L~3-Lを読み、エピソード分析の手順に沿って進められました。

仮想的目標
「そうそう、完熟トマトは本当に美味しいね」

    ↑
対処行動
「...そうだね」  

考え(直接話法)「え~、また人の話聞かないで。そうじゃなくって完熟させたら美味しいねって話!」

    ↑
ライフタスク
「畑の土がいいからだよ」


ライフタスクを決めたら考えを直接話法で言います。自分の対処行動は非主張的です。

仮想的目標では、畑の土と言う母の思いを切っているので自分では競合的だと思いましたが、母の人格は裁いていないので協力的目標ということにしました。

そうなると、次は、母と私が一致出来る目標を見つけます。

「完熟トマトは美味しい!という話をしてるのっ」
→「完熟したトマトを母に味わってもらいたい」
→「美味しいトマトを食べて喜びを分かち合う」

「美味しいトマトを食べて喜びを分かち合う」という一致出来る目標を決めたら対処行動の相談です。

ところが、「完熟トマト」を広げて「美味しいトマト」となると「畑の土がいいから」も含まれることになり、それまでの陰性感情が消えました。それどころか、「畑の土がいいからだよ」は全く的を得た話です。

新しい対処行動は「そうだねえ、土もいいしねえ~(^^)」となりました。

新しい対処行動のロールプレイでは母も私も仲間でした。

<エピソード>
 母と私が一致出来る目標→「美味しいトマトを食べて喜びを分かち合う」

午前9時
私「お母さん、おはよう」
母「おはようさん」

私「見てみて、トマトが完熟してたの。美味しいよ。菊に隠れててわかんなかったの」
 母にトマトを渡す
 母はトマトを食べる
母「美味しいね。味しっかりしてるね」
私「ねぇ。今まで赤くなったら採ってたけど完熟するまでおいておくといいね」
母「畑の土がいいからだよ」
私 →新しい対処行動「そうだねえ、土もいいしねえ~(^^)」
母「...(^^)」
私「じゃあ行ってきます」±0
母「いってらっしゃい」


「私的感覚を見つける」

私的感覚を見つけるために直接話法で語った考えを取り上げました。

「え~、また人の話聞かないで。そうじゃなくって完熟させたら美味しいねって話!」
  ↓
+)人の話をちゃんと聞く        
-)人の話を聞かない

       ↓ ↓

+)「そのときのテーマに合った話をすべき」 
-)「あっちに行ったりこっちに行ったり話するのはダメ」

この私的感覚についてのキーワードも例えも私にはたいへんわかりやすいものでした。

キーワード 「ストレッチ」「広げる」

例え     
「今は猿の話をしてます」ところに「ねえねえ熊って...」となるとマイナス感情が起こる。
そうしたら「哺乳類の話に広げよう」とすれば、「ねえねえ熊って...」の熊も含まれるでしょう?


母を勇気づける!と臨んでも、マイナス感情は起こり、非主張的に引き下がる、もしくはマイナス感情まま言葉を続ける、ということに代わる新しい対処行動を学ぶことができました。

マイナス感情が起こったら深呼吸してストレッチ、そして、どっちも含むより大きな目標を探します。

私的感覚を知ることは問題を解決するための強力な力、生きる力になると大変に感動しました。

これだけ学ばせてもらって、勇気づけられて、フォローアップの会費はなんと200円です。

七飯アド研の皆様、一緒に学ばせてもらって、ありがとうございます。      


【O.M. 2018年8月】
 

ここえんの小さな相談者くん(2)

ここえんに参加してくれて、悩みを話してくれた
小さな相談者くんおかげでわかったことは、
アドラー心理学の自助グループのやり方は、
小さな相談者さんにも有効である、ということです。

んで、なにより、参加してくれた大人が、
「子どもとこんなふうに話をすればいいんだ」
とわかってくれたことがうれしかったです。

横手のお世話人さんがやろうと思っていた
ミニ講演のお題は「子どもの話を聴く」でした。

ちょうどよく、「子どもの話を聴く」の実践を
見ることができたのではないでしょうか。
(なんつってー)

Fくんは、ノートと鉛筆を持ってきてくれて、
「適切な側面」と「どうすればいいか」を
メモしてくれていました。

その姿から、

『小さいからわからないだろう、と大人が勝手に思ってはいけない』

と思いました。

もうね、私、パセージリーダーとして、
10-Lの「ふたたび勇気づけ」のところ、
胸を張って、

「この通りだからーー!!」

って言えます。
(パセージテキストを持っている人は開いてみてね。
持っていない人はパセージを受講してみてね)

自分の大きな子ども(娘)で「この通りです」と言うと、
親バカならぬ、「バカな親」感があったのですが、
人んちの子どもで、パセージに書かれている通りだと、

怖いものなし

です。

これ、この子もすごいけれど、
パセージを受講して、日々実践していたであろう
お母さんもすごいのだと思います。

今回、Fくんの姿を見て、

『この子はこれからどんなふうに羽ばたいていくんだろう』

と頼もしく思いました。

今回、考えたことが失敗してもいいんです。
そこから学ぶことはたくさんあるはずです。

今回、考えたことが成功してもいいんです。
彼は、十分、勇気づけられるからです。

勇気づけは、子どもを気持ちよくさせることではありません。

今回、勇気づけられたFくんは、
大人の私からすると、
結構、大変なことを決心していました。

でも、本人は勇気満タンになったはずなので、
大変なことと思わないと思います。←私の意見です。

それから、勇気づけカードをいただきました。

「ぼくのそーだん←なやみをきいてくれてありがとう」

キュン♪ 
萌え死にしそうです(*^^*)


、、、

小さな参加者のFくんから報告がありました。
(正しくは、Fくんのお母さんからの報告ですが)

自分で「やってみる。大丈夫」と言ったこと、実践したようです。

お母さんは、Fくんのすることを見届けて、
『やれて当たり前』とも思わず、
『やれてよかった』で終わらせることもなく、
「適切な行動に正の注目」をしてくれていました。

報告と一緒に写真が送られてきたのですが、
Fくんは、自分で「しなければならないこと」を
紙に書いていました。

そして、家族全員(Fくんも含め)が
「(Fくんは)〇〇すると〇〇できる」
ことがわかったようです。

どんなに、親が子どもに口すっぱく

「こうしなさい!」
「こういうことすると、こうなるのよ」

と言ってもききやしませんが、
(もしくは時間がかかったり、
言われるからしぶしぶやったりとか)

今回のように、子どもの話を聴くだけで、

スルスルっと解決することがあります。

もしかしたら、しばらくすると
また、Fくんは
「しなければならないこと」
をしないかもしれません。

でも、そのときも、大人が
「子どもに言い聞かせなくてもいい」
ってことを知っている、ってことは
大切なことではないかしら。

だって、こちら(大人)は
「Fくんには自分でやる力がある」
って知っているんですもの。
そのFくんの力を信頼するだけじゃないかな、
と私は思います。

ここえんで、お話が終わったとき、私は
「今日はなにを学びましたか?」
って聞いたんです。

Fくんは、

「わからないと学校がつらくて行きたくなかったけれど、
話せるところがあってよかった。
困っていることを話せる場があるっていい」

って言ってくれました。
(Fくんは小2だよ)

ねぇ、
大人だって、子どもだって、
困っていることを話せる場があるってステキよね。

困っていることがあったら、とりあえず、
最初にパセージを受けてみませんか?
定例会に遊びに来るのもいいですよ。


【樋沢律子 2018年6月】

ここえんの小さな相談者くん(1)

えーと、今日は秋田県横手市に行ってきました。

横手の仲間がミニ講演をするというので、

『お。見に行こう』 ←まつがい
『お。応援に行こう』って思ったのでした。

そしたら、いろいろあって、
急きょ、私が進行することになりました。

でもね、
ミニ講演の「子どもの話を聴く」を
私は準備しておりませんので、
フツーーーの定例会をやりました。

ミニ講演に来てくれた方、すいやせん。

事情をお話してから、近況報告をして、
「困ったことはありませんか?」と聞くと、
小さな参加者くんが「お母さん、あれは?」と
促す発言がありました。

でも、お母さんにしてみると、
それは「困った話」ではないようでした。

そう、それは、「小さな参加者くんが困っている」のでした。

この小さな参加者くんは、パセージが大好きなんです。

「お母さんがパセージを受けてくれてよかった。
家の中がとってもよくなった」

というようなことを言ってくれる、ステキな参加者くんです。
この言葉で、どれだけ私が勇気づけれられたことでしょう。

小さな参加者くんの名前を仮にFくんとします。
今日のお話が終わって、
「Fくん、今日のお話を私のブログに載せていい?」
と聞いたら、「いいよ^^」と言ってくれたので、
なんとなくわかるようにお伝えしたいと思います。


Fくんは、小学校2年生です。
パセージのことをわかってくれて、大好きです。
(パセージを理解してくれて、信頼してくれています)

Fくんの願いは、

お父さんお母さんが仲良くすること
ぼくとお母さんが仲良くすること
ぼくとお父さんが仲良くすること

でした。

最初にお話してくれたのは、

「お父さんとお母さんが仲良くしてほしいこと」

でした。

そこで私は、

「これは、Fくんだから言うんだけれど、
Fくんにお父さんとお母さんを変えることはできないのね。
Fくんにできるのは、自分を変えることなの。
これって、わかるかな?」

と聴いたら、Fくんは、ハッとした顔になって

「うん。わかる」

と答えてくれました。
(ほかにも もちょっと説明したことがあります)

「Fくんにできるのは、お父さんと仲良くすることと
お母さんと仲良くすることなんだけれど、
どっちと仲良くなりたい?」と聴くと、
「お父さんと」ということで、お話を進めていきました。


アドラー心理学は、エピソードを大切にします。
それは、小さな相談者のFくんでも同じです。

ってことで、Fくんからエピソードを聴きました。

エピソードを聴きながら感じたのは、
『大人と変わらないなぁ』ってことでした。

Fくんは、どんなことがあって、
どんなことを言って、どんなことを感じ、
どんなことを考えていたのかを
しっかり話してくれました。

そのあと、パセージテキスト1-Lを読んで、
Fくんに聴きました。

私「ボクは能力がある、はどうだった?」
F「んー。能力ないって思った」
私「そっかぁ。お父さんはボクの仲間だ、は?」
F「んー。少し?少し仲間だって思う」

すげー、すげーよ、Fくん♪

そのあと、2-Lも読んでみたところ、2っぽいんだけれど、
パセージを学んでいないお父さんに
Fくんが「お父さん、こうしてくれませんか?」と言ったところで
『やらんだろうなぁ』ということは容易にわかります。
ふふ、ごめんなさい、お父さん。

さてっと、気を取り戻して、
Fくんとお父さんの適切な側面を見つけていきました。

Fくんから「適切な側面ってなに?」と
適切な質問があって、うれしく思いました。

適切な側面をあげていくと、
Fくんの表情が変わったように思いました。

Fくんよりもお父さんの適切な側面が少なかったら、
「ボクより少ない。〇個足りない」と言うので、
大人のみんなで頑張って、
お父さんの適切な側面を見つけました(笑)

そしたら、自分がお父さんから
どんなに大事にされているかを感じたようでした。
そのときのFくんの表情が忘れられません。

勇気が満タンになったFくんは
自分で「どうすればいいのか」を見つけていくのですが、
私が、
「これってさぁ、おうちで、お父さんとお母さんと
Fくんで話し合って決めるといいんじゃないかなぁ
と思うんだけど?」
と提案したら、Fくんは

「ここで決めたい」

と返事してくれました。

Fくんの信頼感を感じて、『マジで?^^;』と責任を感じる私。

ここから、Fくんにできる範囲でやれることを
みんなで考えていきました。

まぁ、ほとんどが、Fくん一人で
「こうする。ああする」って言うわけですよ。
すごいよ。パセージテキスト4-L、4のまんまですよ。

ちょっとね、「小2にしては、たいへんじゃね?」
ってことも、自分で決めているのですが、
Fくんは「大丈夫」って言います。

Fくんが「大丈夫」って言っているので、
とりあえず、「これでやってみようね」ってことになりました。

私「お母さんに手伝ってほしいことはありますか?」
F「んとねー、できたかできないかを(りっちゃんに)報告してほしい」
私「え?そっち?」

もうね、『パセージで育てた子どもは能力高い』と思いました。

私は、娘が中学生の時にパセージを受講しました。
その後、娘が高校生の時に娘とこのような話し合いができました。

F君のママは、Fくんが年長のときにパセージを受講しました。
んで、小2でこのような話し合いができました。

いやぁ、もう、
『パセージキッズ(アドレリアンキッズ)はすごすぎ』
って思いました。


【樋沢律子 2018年6月】

基礎講座理論編@東京2018

大竹先生、4日間本当にお疲れさまでした。

先日東京で開催された基礎講座理論編は、
参加者と大竹先生がともに学びあう協力的で活発な雰囲気の中、
大成功に終わったことをご報告いたします。
感想をうまく言葉に表現できなくて、投稿が遅くなってしまいました。

大竹先生の理論編は、
創始者アルフレッド・アドラーから弟子たちへ代々受け継がれてきた
きらきらした宝のようなアドラー心理学そのものでした。
その輝きが失われないように、何かを混ぜ込んだり、雑に扱うことなくそれを守り、
丁寧に言葉を選びながら私たちに手渡そうとされているその姿に感動しました。
そして私たちも弟子なのだとあらためて自覚したところです。

「〇〇については、〇年前に一度だけ野田先生が説明されていました。」
「これについては〇〇号のアドレリアンに論文が載っています。」
「それを言ったのはアドラーではなくてアメリカの〇〇先生です。」

その誠実さと努力に心を打たれましたし、
質問に対しても即座にこのように答える先生にびっくり仰天したのはたぶん私だけではなくて、
参加者はあっという間に大竹先生ワールドに引き込まれていきました。
知的な講義と気さくなトークのバランスが絶妙でしたね。

質疑応答がとても活発に行われたのも印象的でした。
質問しやすい雰囲気だったようですね。
グループワークも盛り上がり、
あちらこちらで自助グループやパセージをご紹介する姿も見られました。
会場全体に勇気づけの雰囲気が満ちていて、
そこにはアドラー心理学が目指す共同体があったと思います。

最後に先生は、
部分をとってアドラー心理学といわないでね、全部含めてアドラー心理学だから、
ということを優しくきっぱりと伝えられました。
そしてぜひ学会に入ってこれからも一緒に学んでいきましょうと結ばれ、
大きな拍手で終了しました。

私がほっとしている横で、運営委員のGさんがさっと立ち上がり、
今回急な代役を務めてくださった大竹先生と
開催に際して協力してくださったみなさんにお礼の言葉を伝えると
ひときわ大きな拍手が起こり、今回の理論編の成功を実感しました。
こうやっていけばいいんだ、大丈夫。そう思いました。

大竹先生は4人きょうだいの長子でいらっしゃるとのことですが、
今私は大竹先生のことをお姉さんのように感じています。(勝手にすみません。)
頼れるお姉さんのもと、きょうだいが協力して学び成長していくイメージを
くっきりと思い描くことができています。
あとは実践。いつもどこに行っても自分のまわりをぐるっと見渡して、
そこで自分は何ができるかを考えて暮らしていきます。
新たな決心の背中を押してくださった大竹先生に感謝いたします。


今回みなさんと一緒に学び、過ごす中で「協力的」であるとはどういうことなのか、
少しわかったような気がしますので書いてみます。

開催にあたって多くの方がたくさんの協力をしてくださいました。
本当にありがとうございました。
早めに会場入りして会場設営の準備を手伝ってくださったり、
案内係をかって出てくださったり、お菓子を持参してくださったり。

その他にも、積極的に質問をする、グループワークで話題を提供する、
ランチタイムに楽しく会話をする、一人でいる人に声をかけてみる、
相手の話をじっと聞く、自分の自助グループについてお話する、
ゴミが落ちていたら拾う、目が合ったらにっこりする...

見過ごしてしまいそうなこれらもまた協力なのだと気がつきました。
そしてこの小さな協力的なふるまいがまわりに影響を与え、じわじわと広がっていき、
場の雰囲気をつくるのだということがよく分かりました。

できることをやっていけばいいんだ、と勇気づけられました。
みなさんと一緒だったから学べたことです。

ありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。


【野上清水 2018年4月】

私の成長、娘の成長


娘は昨年の暮、定時制通信制高校の弁論大会で全国大会に出場し
上位15名に選ばれ賞を頂くことができ、卒業時には学校から功労賞もいただきました。


娘が小学校5年生の時1週間ぐらい学校を行かないときがあり、
スクールカウンセラーに相談したところ障害があるかもしれないと言われてショックをうけました。
子育てに関して何かしている(←その時の私の認識)知り合いのSさんに相談しました。
Sさんに自助会に誘われていましたが、体の調子が悪かったりとなかなか都合が合ず行けなくて、
初受講したのは2012年2月、娘が6年生の時でした。
学校へ行かないことがあったから、育児の勉強はした方がいいかな?ぐらいの気持ちでパセージを受講したのですが、
凄い衝撃!!を受けました。
エピソードシートを書くのが辛く、胃が痛くなり病院へいくほどでした。

娘は中学1年生の2学期ごろから不登校になりました。
はじめの頃は、学校へ行って欲しくて何とかしようとしていました。
今考えると、パセージではないですね。

2013年4月に野田先生の〝オープンカウンセリング″を受け、
2014年5月〝かささぎ座″にも参加して、エピソードを扱っていただきました。
そのおかげで自分と向き合うことが出来ました。
それは私にとってかなり厳しく辛いことでしたが、自分が変われるきっかけになりました。

当時の録音(オープンカウンセリング)を聴くと、仰る通りでどうしてそんなに厳しく辛く感じたのか?と思いますが、
以前の自分にとっては痛いところをズバッと突かれていたみたいですね。


オープンカウンセリングをきっかけに、
私はこのままではいけない変わろう!と思いました。

まずはじめに、先生が仰る通りにジャーナルを書くことにしました。

1)    人に見せられる様な文で日記を書く
2)    ポジティブな事を書く
(今日一日に起こった素晴らしいこと、素敵なこと、美しいこと。
 ネガティブなことを書きたかったら書いても良いが
 その中に潜んでいるプラスの面を書く)
3)    目的は私が成長するため

(2013年4月〝オープンカウンセリング″から)

難しかったです。特にネガティブ思考の私にはポジティブなことを書くのが大変でした。
最初の頃は花が美しかったとか空が綺麗だったとか書いていました。(笑)

そして、病気で仕事は無理と周りからも言われ自分でも諦めていたのですが、
今の自分ができそうな仕事を始めました。
今では毎日保育園で働いています。元気です。

自助会もほぼ毎回参加してエピソードを出しました。
ロールプレイをしては競合的な自分と向かい合い、
代替案を出してからロールプレイをして動けるかどうか確かめました。
リーダーさんの配慮なのか娘と私のストレングスも出してもらいました。
はじめのうちはストレングスを信じられなくて、「そんなこと無い、お世辞を言ってるんだー」と思っていました。
でも、エピソードを出す度に相手と自分の良い側面が段々と「そうなんだよね」と考えられる自分になっていきました。

自助会へ参加する毎に、人それぞれ感じかたや考え方が違うことを実感として知り、
自分の考えがいかに偏った考え方をしていて固執しているかが解りました。
参加回数を重ねていくと、意見の衝突があった主人や自身の親との関係も良くなり、
段々と自分の心と体が緩んで行きました。

娘に対する私の行動もだいぶ変わったと思います。
パセージの〈子どもの話を聴く〉を意識して行動していました。
子どもの方を向いて話を聴くことを今までしていなかったことに気づきました。

今考えると、娘の不登校は家族には良かったことだと思います。
当初は娘を外に出したいのが目的で、娘が好きそうなお店のランチに行ったりスーパー温泉へよく出かけていました。
結果的には娘と沢山おしゃべりをする機会になって良かったです。

家族でキャンプへ行くのも恒例になりました。
多い時は年に6回ぐらいキャンプへ行きました。
家族会議をするようになったのもその頃です。
どこにキャンプへ行くか?何を食べたいか?何をして遊ぶか?などを決めるのです。
主人が単身赴任になった時は、キャンプ場で落ち合ったりしていました。
日常生活や電子機器から離れて、焚き火を囲んで食事やおしゃべりをした時間は良い思い出です。
娘が不登校になったおかげ?で家族の関係が良くなりました。

娘は希望していた定時制公立高校へ入学をしました。
最初のうちは、遅刻や欠席が多かったですが、
3年で卒業!を自身で目指してから、クラス役員や生徒会副会長をしたりと積極的に行動をするようになりました。

これが人の目が怖いと言ってた娘?と思うほどでした。
高校生になり、やはり人間関係で悩んでる時などは、
娘から「話を聴いてくれる?」とか、私から「何か困ったことあるの?」とか言っては
パセージ〈子どもの話を聴く〉を実践しました。

悲しいことに躾は既に終わってしまいました。
親としては気になるところがまだまだ沢山あります。
これからはルームメイトとしてお互いに成長し合えたらいいなと思います。

娘は不登校の経験を生かして生徒の味方になれるような職業に就きたいと大学へ進学します。

もう入学金も支払いました。
しかし、高校卒業を目の前にして、また学校へ行かない日々が続いています。
私は、初心に戻ってパセージを学べる機会と思い実践します。
(この話は1月の話で、2月になりまた学校へ行き無事に卒業しました)

この先何度もこういう事が起こるかも知れませんが、
私が先輩アドレリアンに勇気づけてもらったように、私は娘を勇気づけて応援しようと思います。

私は今までの恩返しと恩送りできるように
アドラー心理学をもっと深く学んで自助会へ参加したいと思います。


【高橋朋子 2018年4月】

理論編後のわが家


京都での理論編後【協力】について、ぶら下げつつ過ごす今日この頃。

そんな中での変化。
わが家では今まで玄関の靴を私が片付けていました。
以前この件につき家族で話し合ったのですが、
家族は靴を片付ける必要がないという考えだったので、私がやることになっていたのです。

でも。

京都から帰って来てから、より協力しながら家族で暮らせるようにという思いが生まれたように思います。

思い切って、家族が帰ってきたときに、「お帰りなさ~い!!靴しまってもらってもいい?」と声をかけてみました。
陰性感情はほぼありません。なんとかやってもらおうという思いもあまりなく、なるべく体を緩めて、明るく言ってみました。

すると、嫌な顔をせずにみんな靴箱にしまってくれました。
ちょっと、ビックリ。

「しまってくれてありがとう!!」とお礼を言いました。


これを2日繰り返したら、3日目には三男はなにも言わなくてもしまってくれるようになりました。
「言わなくてしまってくれたんだね、ありがとう助かるよ。」と伝えました。

声をかけられずに靴が出しっぱなしの時は、今まで通り私が片付けました。
教えに従い、良いところだけに意識を向けたいと思ったからです。


これがいいという自信があるわけでもないんです。
ただ、今までと違った方法で家族とより協力し合いたいと試している感じです。

講義中も何度も出てきた【協力】の言葉。

勇気づけの歌にその方向性が見えた気がして、
フラットな心の状態で家族で協力し合えることをなんとなく意識しています。

ずっとこのまま靴について声を掛けつづけるのもどうかなと思うので、様子を見て家族に相談してみようかなぁ。。。



さらにもうひとつ。
助け合って乗り越えたこと。

昨日次男に頼まれ髪の毛をバリカンで切ったら、うっかりやらかしてしまいました。

左側後頭部に突然現れる直角の空白地帯。つけるべきアタッチメントをつけ忘れてしまったのです。

あまりの状態に慌てる私。
次男に見せてと言われ、写メを撮って見せたら、笑って許してくれました。

その後、なんとか最悪の状態からはリカバリーしましたが、
後から次男がポツリと「俺、よく怒らなかったな。」と呟いてました。

やらかした直後、次男は笑ってくれて、「とりあえず、おかぁ落ち着いて。」と声を掛けてくれ、アドバイスをくれたり、あぁだこうだと二人で相談しながら、なんとかかんとか目を覆いたくなる状況からは脱しました。

推量ですが、次男は動揺する私を思いやり、私を落ち着かせてなんとかしようという目的に向かったので、怒りの感情は使わなかったのかな?

次男も協力的です。


【えっこ 2018年2月】

ウォルトン先生の波動

この秋、ウォルトン先生にお会いすることができました。
ウォルトン先生がどんな方かは、対訳版『子どもの協力をかちとる』の本の最後に出てくる著者紹介と、訳してくださった方のあとがきと、野田先生の寄せ書きを読むと詳しく書いてあります。
(対訳版は日本アドラー心理学会から購入できます。http://adler.cside.ne.jp/index.html)

ウォルトン先生の日本でのご滞在の間に、じかにお話できた機会は5回ありました。
初回は、日本アドラー心理学会総会初日の総会前のお時間に、理事会の方々との顔合わせの時に運よくご一緒できました。
ただ挨拶を交わしただけですが、気さくな感じの方で、「サンタクロースみたい♪」と思っていました。

2回目はその翌日、総会2日目のウォルトン先生の講演の時です。講演中、先生から真剣さが伝わってきます。講演後、図々しく質問しました。教えていただいたことはまた書くとして・・・。質問者は壇上に上がるので、先生のすぐ近くでお話が聴けます。講演中の気迫もすごかったですが、質問に答えてくださっている時に先生の近くに座っていると気迫をさらに強く感じました。最後に「よろしいですか」と聴いてくださった時に、目がばっちり合ってしまい、波動にのまれたような感じで・・・、Aさんに通訳もしていただいていたのに、ちゃんとお礼も申し上げれなかったような気がします。

3回目は総会から1週間後の、公開カウンセリング講座の日です。先生の波動を間近で体感したく最前列で見せていただきました。先生のしぐさから、表情から、話す言葉から、全身すべてから encouraging な柔らかな暖かな波動であふれていました。なんだか魔法をかけられたようでした。11年前、初めて野田先生の公開カウンセリングを見たときの衝撃を思い出しました。野田先生の波動はいつもお会いするたびに感じているのですけど、あまりにも浴びすぎているので、贅沢に麻痺していたかもしれません。ウォルトン先生のすごさを感じるとともに、野田先生の凄さもあらためて思い出して感じることができました。その昔、野田先生から衝撃を受けたあの頃の私と違うのは、魔法の種が私にもほんの少しは見えるようになったことでしょうか。それにしても、先生方のあんな波動はどうすれば纏うことができるのでしょう。今生でかなわなくても、目指して学び続けていきたいと思いました。そして、カウンセリングのあと、またまた図々しく質問。そして目をのぞき込まれて、気迫にのまれてまたまた撃沈の私でした。

4回目は講座の終わったあとに一緒に写真をお願いしました。

5回目は先生の著書の対訳版にサインをもらった時です。もうこれでお話する機会は最後に違いないと思い、必死でお礼の言葉を述べました。拙い英語で通じたかどうかまったく自信はありませんが、見つめ合い握手をしてお別れしました。

今回、ウォルトン先生の講演とカウンセリングに参加して学ぶことができたのは、本当に貴重な機会でありがたいことでした。野田先生が日本に招聘してくださったからお会いできました。でも、以前にイヴォンヌ先生ご夫妻がいらした時やヨランタとナラ親子がいらした時と違って、行事が少ない気がしました。事務局的な仕事が気になる質で、経費はまかなえているのだろうかといらぬ心配。

お布施の効果を出すべく、まずは地域の仲間に学んだことを報告するところから始めたいと思います。

本日のネタを書いていて思い出したのは、
「勇気づけの歌Versionα(盛岡バージョン)」の23節
 「師匠の恵みで人は生きている
 知っているのは習ったことばかり
 すべては誰かが教えてくれたこと
 それらが知恵と力になっている」でした。


【アドラー心理学による勇気づけの会 佐々木素子 2017年11月】

声掛けじゃなく構えをかえるには?

今日も、アドラー心理学基礎講座応用編の感動を書きたいと思います。
 
応用編1日目は、勇気づけに関する講義でした。
 
そこで、尊敬と信頼について学びました。
わたしは、この日、先輩たちや仲間たちが口をそろえていう
 
 かまえを変える
 
ことができる手がかりをついに見つけました。
 
ひとまず、尊敬と信頼について学んできたことについて書きますね。
 
アドラー心理学のグループ体験にに基づく育児学習コース『パセージ』で、
 
 あなたはお子さんを尊敬していますか?

と聞かれたことがあります。
 
傲慢な私は
え?こどもを? 何を尊敬したらいいの? どこを尊敬できるの?
と探しあぐね
だいたい、子どものほうが私より優れているところってどこなの?
あ、背が伸びるとか記憶力が優れているとか絵が上手とか
そういうところ(だけ)は優れているよね!
 
だから尊敬できるよね?
 
と無理くり探したりしておりました。
 
今回、尊敬についてこのように優子先生はおっしゃいました。
『尊敬とは英語で re-spect。re は再び spect は見ることを表しているのでもう一度見直すって意味です。』
そして続けてこうおっしゃっいました。

『この人も1人の人間なんだよね。今、一生懸命生きているんだよね。これから経験をつんで大人になっていこうとしているんだよねと見直すこと』

なのだそうです。
 
そして、信頼。
 
旧友が、こどもを信頼するって何? 例えば、こどもが万引きしたのにうちの子に限ってそんなことはしないって信じるってことなの?
と昔言っておりましたが
 
こちらも優子先生はこのようにおっしゃいました。
 
『信頼は英語だと trust これは信託という意味です。投資信託の信託ね? 昔だと白紙の小切手を相手に渡すように相手を無条件に信じること』
あれあれ? じゃあ旧友の言ってた通りの意味なの?
そんな馬鹿な。。と思っていたところ
続いてこのようにおっしゃいました。

『この人は、基本的に自分の問題を解決できるんだって信じること』

そうか。万引きした子は基本的に自分の問題を解決できるって信じることね?
 
尊敬、信頼、そして、できごとに対しての考えを変える
 
これらすべてがそろって
 
かまえが変わるんじゃない??
 
たった3文字の『かまえ』
これを変えるのがいかに大事かわかっているのに
怒っているときは怒りまくってる私。
 
手がかりをえて、さっそくおけいこを始めます。
 
この人は今一生懸命生きている。経験を積んで大人になっていこうとしているんだ
と見直し
自分の問題は基本的には解決できる
と信じ
 
かまえをかえての実践報告はまた後日。
 
【M.O. 2017年11月】

ウォルトン先生の公開カウンセリング

大阪で行われたウォルトン先生の「公開カウンセリング」に参加しました。。 

学んだことと言うか、一番は、ウォルトン先生のお姿から、私自身、こんな風にいつも誰にでも丁寧に勇気づけしているのだろうか?と振り返り、ここ最近、職場で自分が競合的だったことに劣等の位置に落ち、様々な刺激を受けたカウンセリングでした。野田先生と同様に、本物に触れて伝わる、言葉では表現できないアドレリアンパワーを浴び、感無量でした。 

初めに、公開カウンセリングは、援助者のためであるという視点に驚き、スタートしました。援助者が学べるようクライエントと目標の一致を取ったうえでのカウンセリングです。この時点で、クライエント親子をとても尊敬されておられたことが伝わりました。親へのカウンセリングでは、出産前の繊細なお話も、優しく丁寧に質問され、娘さんのお話を重ねながら、さりげない話の中に織り込みながら、クライエントさんを勇気づけされていたと思います。 

お子さんについては、親がどのようなお子さんだと捉えているかを聴いた上で、それに関するエピソードを聴き、お子さんがそれをどのように使っているのかを推測されたところも興味深かったです。「最重要観察記憶」については、総会に伺っただけでは、充分に理解できていないのですが、先生がおっしゃっていた「親の信念体系」に繋がる部分だったのかなと思います。少し早期回想に触れるというか、親が12・3歳の頃に大切にしてきた信念をあぶりだす、そんな作業のように思いました。 

カウンセリングを聴きながら、野田先生のエピソード分析とも重ねていた私です。おそらく私的感覚マイナスに関する領域のことだったと思うけれど、それをざっくり出し、それに関する現在のエピソードを聴く流れも、目から鱗でした。常にイニシアティブを持ち、無駄なく質問され、クライエントが必要のない話をすることもなく、とてもシンプルに、そして確実に代替案に向かうカウンセリングだったと思います。 

親子共に、細かいところで常に目標の一致をとり、選択肢を与えておられたことにも学ばせて頂きました。時には動きながら解りやすく代替案を示された姿も印象的でした。また、「朝、どのように起きているのか」を聴くことで、実に多くのことを確認というか、推察しておられていて、親子が「責任」をどのように果たしているのかという視点も学ばせて頂きました。 

今回、先生の英語が少しだけ解るところもあったけれど、多くは??の私です。もちろん、話せません(いや、話さないと決めています。) 年を重ねたことで、脳が錆びてしまって使えないところもあるけれど、直接感じ取りたいなぁと思って、少し前から『子どもの協力をかちとる』の英語訳をぼちぼちやっています。英語の得意な妹にも「お姉ちゃん、1年続ければ、かなりわかるようになるから大丈夫」と勇気づけられ、勢いで英語本を他に1冊買ってしまいました。

まだまだ実践未熟だし、日本語でさえもアドラー心理学を理解できていないところもたくさんあることも承知しているけど、継承されてきたアドラー心理学を直に触れてみようと思ったのでした。ウォルトン先生の来日は、こんな風に、私に新たな刺激を与えてくださったのでした。 

【尾関恵美 2017年10月】

パセージプラス@滋賀

パセージプラス、無事終了しました。

スタートの1章は、とっても緊張していました。
野田先生の隣の席に座った方から「あの席は勇気付けがいっぱいよ~」と聞き、
皆さんにお勧めしながら、
最終日には有り難く勇気付けの席に座らせて頂きました。

・何はともあれ陰性感情に気づいたらストップして「良かった」と叫び、良かった探しをする。
 プラスの思考回路にする。

・起こった出来事は有り難く頂き、エピソードシートに記入し自分を点検する。
 自分で解決できない時は、事助グループにシートを持参して点検し合う。

・出して頂いた私的感覚を意識しながら生活をする。
 陰性感情が起こった時、私的感覚と照らし合わせて点検する。
 これはお互いが大切にしている私的感覚なので、ただの違いである事を思い出す。

今、このような事ができそうです。

アドラー心理学は、本を読んだり講座に参加するだけでは学べないと聞いています。

パセージプラス前半、かささぎ座、後半の流れの中で、アドラー心理学を学ばせて頂きました。
仲間と生活を共にしたり、事例を点検し合うその全ての中で、
自分がポジティブにキラキラの魔法にかけられている事に気づきました。
共に学び合う事で成長していく共同体感覚。
これこそアドラー心理学なのではないでしょうか?
コース中の学び、ランチや道中の車内でのおしゃべり、頂いたエンカレジカード、
あらゆる場面で勇気付けの嵐を頂きました。
私が変わる事で身近な人へキラキラの魔法をおすそ分けできるように、
引き続き自助グループで学ばせて頂きたいと思っています。

ご指導下さった野田先生、
一緒に学んだメンバーの皆さん、
後ろで見守って下さった見学のお2人、
開催に向けて準備して下さった英子さん、ありがとうございました。

【矢吹晶代 2017年5月】