2018年1月アーカイブ

遠く離れても

昨日子育て支援の場にお客様が見えました。

保護者OBで、パセージを受講された後、転勤で遠くへ引っ越して
行かれた方です。養護教諭をなさっていらして「勉強会がある時は
教えてください。」と言われておりましたので、ずっと通信を送り
続けておりました。

1年に一度参加されるかどうかでしたし、通信をお送りしても出欠
のお返事も無いので、そろそろ送るのを辞めようかなと思っていた
矢先の訪問でした。

「いつも通信見ています。なかなか忙しくて出てこれないのですが、
ここでいつも勉強会が開かれていると思うだけで勇気付けられるの
で、これからも是非通信送ってくださいね」と仰って下さいました。

「パセージは今の仕事にも役立っています。
教育相談に立ち会う機会が多いのですが、その時にいつも私はまず
お母さんに仲間と思ってもらえるようにしよう。お母さんが自分は
能力があると思えるようにお話を聞こうと心がけているんです。
勉強会には出れませんが、私にはパセージを実践する場があるのだ
と思うと、これからもがんばろうと思えます」とも。

私は内心恥ずかしくなりました。
もうアドラー心理学は忘れてしまわれたかな?とか
いつまで通信が送られてくるんだろうと嫌がられているのでは?とか
マイナスのことばかり想像していたからです。

保育園でずっとアドラー心理学の活動を継続していることが、それだ
けで遠く離れた方への勇気付けになっていることに気づかされ有り難
く思いました。


【吉田美由紀 2017年12月】