お買い物中のグズグズで私ができること

今日から学校の給食が終わって春休みに向けてカウントダウンを感じる日々が始まりました。
子どもたちもあと数日で進級するんだ、ということを考えるとその成長に胸が熱くなります。

そんなことを思いつつも、うっかりお昼ご飯準備してなかった!

と朝に気づいた私は、子どもたちにお昼はやきそばでいいかな~と共同の課題をお願いしてOKをもらえたので
登校後、最寄りのSCのスーパーに買い物に出かけました。

運悪く火曜市とかぶってしまい、店内がいつも以上に混んでいたため、
いろいろが一つ一つ時間がかかってしまいました。

そこでぐずぐずしだしたのが我が家の末っ子くん。
レジでお会計をするときに少し喚きだしました。

ずっとカートに乗っていて飽きるよね~
そろそろ眠いころかな~
抱っこしてほしいかもな~

なんてことを考えながら、ふと。

買い物に来ることについて末っ子くんと共同の課題にして目標の一致をはかるのを忘れてた!

という大事なことを思い出しました。

末っ子くんにしてみれば知らないうちに車に乗せられ?
知らないうちにお店に来て、
知らないうちにカートに乗せられて待たされている...という気持ち、
かもしれません。

これは、家族みんなのためのご飯の材料を買いに来ているんだから
つまらなくなって飽きだしちゃって仕方がないことなんだよね
連れまわされるのが末っ子の悲しい運命
いちいち一つ一つ確認なんかめんどくさいわ

という考えもよぎりましたが、

でもでもやっぱり私もアドレリアンのはしくれ。

我が子には、パセージ子育てが目指す「自立」した「社会と調和して暮らせる」子どもになってほしいと願っています。

そのためには子どもに、「私は能力がある」の中の二つの能力-自己管理の能力・貢献する能力も感じてほしいんです。


ぐずぐずしながらも買い物に付き合ってくれているので、
「買い物をする」という大まかなお互いの目標は一致できているようです。

でも、家族の買い物はこの時の我が家にとって必要なもので、それに付き合うことはつまらないということは学んでほしくありません。

やっぱり、人々や社会に貢献する喜びを教えていきたいと考えています。

じゃあ、「お互いに楽しく買い物をする時間を過ごす」という目標を掲げたとして
それを達成するための、この時の他の道筋は・・・?

長いレジでのお会計までの時間を、お互いに楽しくする工夫によって、
 ボクは家族の買い物のために待つチカラがある
 お役にたてるチカラがある
 カゾクはみんな仲間だ
と感じてほしい。

そのために「私には何ができるのかな?」と自分に問うてみました。


あ、こんな時のわらべ歌!
今末っ子くんが好きな指遊びの歌をやってみよう。

「いっちくたっちくたえもんさん」
  いっちくたっちくたえもんさん
  たえもはいくらでごーわんす
  いっせんごりんでごーわんす
  もーちっと
  もーちっと
  すっからっかまっからっかすってんとん

やりだした途端にぐずぐずはとまってこちらに興味を向けだしました。
そして自分も手を前に出して人差し指でトントントンと。これにはびっくり。

レジでお会計が終わるまでにそこからはニコニで待つことができました。

「一緒にお買いものして協力してくれてありがとう^^」


どんな時も、
自分だけじゃなくて他の人にも利益があるものはないかな?と考え、
友だちや社会に対して
「あなたには何ができるのかな?」と
機会あるごとに子どもに問いかけながら、
人々や社会に貢献する喜びを教えていきたいと私は思っています。

そういう道筋を見つけて真の貢献的な生き方である「共存共栄」を目指したいし、
そういうことを子どもに教えていきたいと日々考えています。

いつもいつも協力してくれる末っ子くん。

今日も一日お世話になりました。明日もよろしくお願いします^^

【池野麻矢 2018年3月】