自己欺瞞に気がつく

8月の川西アドラー勉強会で、私のエピソードを聴いていただきました。
 
今回面白かったのは、みんなで学んでいる最中に、エピソードの相手役の長男D(小3)が時折隣にやってきて、鋭すぎる発言をしては去って行ったことです。
 
例えば、ロールプレイ後、メンバーさんたちと、
「ひょっとして、Dちゃんはママと遊びたかったのかもしれない。」
「構って欲しいとか?」
「なんか可愛いいね~」とのんきに話しているところで、D登場!

メンバーさん「ねぇ、この時どんな気持ちだった?」
D「マイナス1」
遊びたいんじゃなくて、ガッツリ権力争いやんか~!!

私が、
「学んでほしいことは、『周りの人の事を考えて行動して欲しい』かな」と言うと、
D「そんなんママできんの?」
グサッ!!!
鋭すぎるツッコミ!!!

メンバーさん、
「子どもにちゃんと『お母さん大変だからお手伝いしてね』と言い聞かせてあげたらいいと思う」
D「そういうのがイヤ!!」


エピソードを味わう間もなく、本人のツッコミが入るという新鮮な展開!

それでも、みなさんに適切な側面を教えて頂いたり、
心理的迷惑ではないのかと気がついたり、
何より
「陰性感情(怒りなどのマイナスの気持ち)があるときは、共同の課題にできない」
という基本が再確認できて良かったです。

お願い口調でハッキリと頼もうがどうしようが、マイナスの感情は子どもに伝わってしまうので、日々権力争いをしていたんですね。


家に帰ってからテキストを見直して、

14-R 親の課題を子どもに肩代わりさせない

というページを見つけ、
「そうだ!!自己欺瞞だ!!」と気がつきました。

『周りのことを考えて行動できる人になって欲しい』
なんて、うつくしい口実を作っているけど、本当は、

親の課題(家事)を手伝ってよ

って思ってただけなんです。

それなのに、『周りの事を考えて行動する人になって欲しい』という『うつくしい口実』に騙されて変な野望を持ってしまっていたから、無理が出て、気迫がこもって、
「大変だから手伝ってくれませんか?」って言っただけでも、権力争いになっていたんだと気がつきました。

まず、自分で自分の課題を引き受ける覚悟を決めよう。
家事は私の課題だ!

「手伝いたくない」と思わせているのは、今まで私が子どもをいじめてきた関係の悪さ故なのだから仕方ない!!
ドーンと引き受けよう!!
課題は分離するしかない!!
そう腹が据わりました。

それから、
「周りの事を考えて行動する」ってとっても難しい。
子どもに言われた通り、私自身が出来ていないことです。

それぞれが、それぞれの課題を解決するために努力していく中で、自然と、
「お手伝いしましょうか?」と言い合える関係になれたらと思います。

いずれにせよ、家事に関しては、今までお願いし過ぎたので、本気で『課題の分離』をしてみようと思います。
「お願いせずに一人でやるぞ~!!」
そう決意した夜でしたが・・・

H(幼稚園・年長)「ママ~~!!2階で遊んでよ~~!!駅員さんごっこしてよ~~!!!」
私「今、お掃除してるんだけど・・・う~ん、そうだ、後片付けしながら駅員さんごっこしようか?Hちゃん運転士さんで、ママ駅長」
H「いいよ~!!!」
私「運転士さん、車両の清掃お願いします!!(台ふきを渡す)」
D「ちょっと、ボク運転士やらせてよ!!Hは、車掌!!」(台ふきを奪い取って机をふく)
私「じゃあ、車掌さん、床の点検してもらえますか?」
H「は~い!!」(食べこぼしを拾う)
D「駅長さん、これどこに置けばいいですか?」(食べ残しのあるお皿を運ぶ)
(1歳の次女登場)
私「あ、迷子ですね!アナウンスしましょうか?」
と、何だかんだで楽しく手伝ってくれました。

毎日、駅員さんごっこは面倒だけど、たまにこうしてお手伝いしてもらうのも悪くないなと思ったのでした。
 

【日浦知子 2017年9月1日】 
 

夏休み最終日の宿題

関東は今日まで夏休みのところが多いのではないでしょうか。

我が家も今日まで夏休みでした。

夏休み最終日は、子どもたちが42日分の歯磨きをしたかしないかを色ぬりで書くカレンダーを
42日分一 気に書き上げる姿が見られる我が家です。

一気に色ぬりして、私のところに持ってきて、
「ここ、親から一言 書いといてー」と子どもたち。

娘ちゃんは 
親からすると手間がかかると思う自由研究が今日まで手付かず残っていたので、
どうなることかと思っていたけど、

最終日の今日楽しそうに実験して
「あー楽しかった」と仕上げていました。

なかなか面白くまとまっていて、いい記念だなと思いました。

私の物差しで見ると、
もう少し早めにやって早めに終わらせていただきたい
とか
コツコツ毎日
とか
思ったりするのですが、

じゃあ私は?と自分をみると
提出日に合わせるタイプ
コツコツ毎日とか絶対無理!!
あらー親譲りの我が子たちだったんだわ。

子供の宿題、子供に任せて、困った時はいつでも相談に乗る 体勢でいると、
意外と楽しくスムーズに終わるかもしれませんね。
親の望むペースや出来上がりではないかもしれませんけどね。

明日の準備は

私「明日の準備は一緒に見た方がいい?1人でやりたい?」と、子どもたちに聞くと

小5娘「1人で出来るから大丈夫だよん」

小2息子「一緒に確認してもらってもいい?」


上の子には見守るお手伝いを
下の子には一緒に確認するお手伝いをさせていただきました。

途中 娘に、これもいれた?と、確認したら

「任せて大丈夫っていったじゃん...」と、娘...

ごめんね。ほんとお節介好きなママです。


【小倉知子 2017年8月31日】


本日のかわし

今朝、夫と朝ごはんを食べながらおしゃべりしていて、チベット瞑想のお話になった。 
自分が死ぬ寸前にする「ポワ」という瞑想について、 

「その瞑想をすると、頭頂から魂がすぽーんと抜けて、それを阿弥陀さまがキャッチしてくださるんだって」 

と話して、 

「でも、突然の死とかあるじゃない。交通事故でいきなり死ぬとか。そういうときって、ポワするひまがあるんだろうか?」 

と言うと、夫が、 

「そんなひまないよ。どんな死に方でも、死ぬ寸前に瞑想なんかできないよ」 

と言った。 

ムキッ! 

となった私は、対処行動を繰り出す。 

「いや、ちゃんと練習しておけばできるらしいよ」 

「どうやってそれがわかるの?死んだあとに」 

さらに、ムキムキッ!! 

頭の中の考えは、「あっ、また賢い私におバカなあなたが意見したわね!」だ。 
しかも、これ、権力争いの入り口だぞ!と気づいた。 

自分の冗長性にあきれる。 

さて、これをどうかわすか、一瞬考えた結果、こう答えた。 

「うん、あのね、FAX届くの。あの世から」 

「みゅーって?」 

いいなあ、こういうときの関西人、ちゃんとのってくれる。 

「そうそう、みゅーって。で、しっかり練習したおかげで、ちゃんとポワできました。ありがとうございます!皆さんもがんばってくださいって、書いてあるの」 

夫、たいへん嬉しそうに笑う。 
このあたりで、私は元の冷静な状態に戻った。 

「結局、どう死に建設的に向き合うかって話だよね。実際死んだ後どうなるかは、死んでみないとわからないけど、どう生き、どう死ぬかって話なんだと思うんだ」 

夫、深くうなずく。 

おお~良い会話で終わったぞ。 

本日のかわし、どうやら大成功。 

こうして私のずるがしこい力は、また少し強化されるのであった。


【酒井朋子 2017年5月】

試行錯誤しながら

娘の就寝問題、というのがずっとあった。

娘は小2の秋(一年半ほど前)まで私と布団を並べて寝ていたんだけど、ちょうどその頃『自室が欲しい。ベッドで一人で寝る。』と言い出し、子供部屋を用意した。

小さな和室で布団を並べて寝ると結局夜中に私の場所を占領し、朝になるとまず間違いなく私は端に押しやられていて良質な睡眠をとりたくて困っていた私には大歓迎な話だった。

だけど、一人で寝るのが難しいみたいなのだ。

この一年半、ホントウにあれやこれや試してみた。
話し合いも何度もしたし、妥協案も試してみたつもりだけど、しばらくするとまたうまくいかなくなった。

結局慢性睡眠不足な娘ができあがり、これってもしかして、結末を体験してすんなり自室で寝て欲しいと願う私との壮大な権力争いになっているのかも。と気が付いたのが5日前だった。

その日は地元つくばで自助会があり、私の別件のエピソードを扱って頂いたのだ。

その時、自分の『いつも高すぎる理想をドバっと一気に押し付ける傾向』に大いに気づかされ、おかげでこの就寝問題の権力争いにもようやっと気づくことができたのだった。

そうして帰宅してすぐに、会で扱って頂いた事例についてとともに就寝問題について解決を目指して話し合った。

話し合って、とにかく睡眠時間を確保することで目標の一致を取った。
娘の話を聴き、どうしたらいいか一緒に考えて、一週間のスケジュールを作った。

月曜日と木曜日は私の布団で一緒に寝る。
火・水・金曜日はベッドで寝るけど、寝入るまで私が添い寝する。
土日はひとりで寝る。

この3パターンを作って一週間やってみよう。
そうして来週の火曜日、意見交換の時間を作ってまた今後どうするかを話し合おう。

それで今日は日曜日。
昨日まではうまくいっていた。昨夜はひとりですんなり寝たのだ。

**********************************

だけどさっき、娘が枕と湯たんぽを持って私の布団のところに来た。
(私はお風呂上りに少し具合が悪くなって、早い時間から横になっていた)

娘『今日はここで寝るの。』

私『えー・・・だって、一週間はやってみようって決めたじゃん。お母さんだって頼まれたことはやってるんだから、晴香も決めたことやろうよ。』

ちょっと、陰性感情が湧いた。

娘『だってさみしいんだもん。怖い本読んじゃったし、暗くすると思いだしちゃって。』(ぐずぐず・・)

ちょっと、陰性感情が増した。
娘はからだを突っ伏して、感情を使ってじたばたしだした。私の最も嫌いなパターン。。。
そうだ、パターンがきたと思ったら、いつもと違うことをしてみよう。
それで、

私『う~ん、困ったねぇ。。どうしようかねぇ。。』

と一緒に困ってみた。
その間に私もくるくると小さな脳みそを回転させつつ、感情をクールダウンさせる。

・この子は私がどんな対応をすると、良いことを学ぶかな?
・問題を取り除くのではなく解決を一緒に作り出そう。
・ネバーファイト・ネバーギブイン

なんて言葉が駆け巡っていた。

私の願いは、話し合ったことを大切にする、決めたことを守る、そのために出来ることをする。
でもこの場面で私がどうしたら、娘を勇気づけて娘がそれを学べるか、難しかった。

だから、そのまま聴いてみた。

私『今夜はひとりでねるのが寂しいんだね。本読んで怖くなっちゃったんだ。そうかー。。それはよくわかった。そしたら、こないだ話し合って決めたことどうしようか。どこで寝るか決める前に、寂しいとか怖いのも乗り越えられて、話し合ったことも大切にするアイデアって、何かないかなぁ?』

するとグダグダしていた娘がピタッととまって、目をくるくるさせている。

そして、

娘『・・・・・・明日からは頑張るから今夜はなんとか頼み込む。』

と言った。

一瞬笑いそうになって、でも『あ、それいいかも!』とピンときた。

だから『そうか!じゃあ、明日はお母さんと寝る曜日だったでしょ。だから明日の予定と交換こするっていうのはどう?そしたら、ちょっと予定は前後したけど、決めたことも大事にできるし、今夜どうしても寂しいっていうのも解消できるよね?いいねそれ!どう?』

すると娘はパッと表情を明るくして、嬉しそうに布団にゴロゴロゴロ~と寝転んで・・・・


ムクリと起き上がり、枕と湯たんぽをごそごそと取り出しはじめた。

ん?なんだなんだ。。と見ていると、

『明日になったらきっと、なんで昨日一緒に寝る権利を使っちゃったんだろうって後悔すると思うから、今夜はひとりで寝るわ。おやすみ~お母さん。愛してるよ♪お母さんも、お大事にね。早く寝るんだよ。じゃ、よい夢を!』

と、さっさと、ニコニコと、自室に引き上げていった。



いったい何が起きたんだろうか?
こんな結末は全然予測していなかった。
でも娘はとってもいいことを学んでくれたように思う。なんとなくだけど。

できたことは、就寝問題において自分が完全に権力争いから下りることができたこと。

感情を使ったコミュニケーションに乗っからず、感情を使っている相手を裁かないでいられたこと。

一緒に困ってみたこと。

決めたことに固執せずゆるめたなかで、見通しと現在について子ども自身に考えてもらえるようにしたこと。

そうして考えて決めたことを尊重しようと、自然に思えたこと。



日々の子育てに答えはないから、こうしていつも試行錯誤している。

でも試行錯誤するから、答えがないから、子どもと一緒に私も育っていけるのかもなって思う。

きっと、『一人で寝られない』なんていうのは年齢とともに消えていき、ほっといてもいつか一人で寝るようになるんだと思う。

だけどそこで、娘が困ったことについて話し合ったり、助け合ったりすることを学んでもらえるのはとてもいいことだ。

つくばで整えることができた構えが、こうしてほかのエピソードにも大きく影響している。

仲間のおかげで、小手先だけの対応でない対応が、出来たように思う。

つくづく、パセージの子育ては一人では学べないものだと思ったことでした。

みなさま、いつも本当に、ありがとうございます。



【久郷 緑 2017年2月】

新しい家族

わが家には先月初めに家族が1人増え、大人2人・子ども3人の5人家族になりました。 

上2人は2歳5ヶ月差で、今振り返るとほんとうに大変だったのかほとんどその頃の記憶がないのですが、 
次男くんは私も子育て3回目ということもあり、一つ一つをじっくり観察しながら彼の成長を楽しんでいます。 

新しい家族を迎えるにあたって子どもたちの反応がどんなふうになるのかな?と不安もあり楽しみであったのですが、 
さすがお兄ちゃん歴が長い長男は2度目の下のきょうだいの受け入れで、おとうとくんの誕生を喜んでくれているようです。 
中間子になった長女も彼女なりにたくさんの貢献をしてくれています。 

家族みんなで新しい家族の参加を大歓迎しているのを感じ、私もとても嬉しく思っています。 


実はずーっと長男の行動で気になる行動が多かったのですが、最近の私は長男よりも長女の行動で気になることが増えてきました。 

娘はとにかくずーっと喋っています(ようにみえる)。 
思いついたように無遠慮に話しかけてきます(意見)。 
お兄ちゃんが私に話しかけて話をしていると矢継ぎ早に自分も話題をふってきます(主観)。 

私にとってそれがとってもとっても気になります。頭を休める時間も欲しいし、人に話しかける時は、相手の心の扉をトントンノックすることを学んで欲しいと思っているのです。 

私はずっと話しかけられると、返しをするのに頭をフル稼働させなきゃいけないし、ズカズカと自分のタイミングでこっちに入ってきてほしくないと思っています。 


うーーんどうしたもんかなあ、と思って一歩その視点から下がった生活をしてみると・・・ 

娘が次男くんにしきりに何か話しかけているのがみえてきました。 
例えばーーー、 
「Yくん、おねえちゃんきょうね、よーちえんでおにのおめんつくったんだよ。おにのおめんはね、こわいかおにしちゃいけないんだよ。おにのおめんはね、やさしいかおにしなきゃいけないの。なんでかわかる?おにのかおってこわくてみんなにきらわれてるでしょ、だからやさしいおかおにしてみんなにすきになってもらうんだよ。(・・・うんぬん)」←最後ら辺うろ覚えです。

(朝の一場面) 
(ぬりえを幼稚園の先生が読み聞かせをするふうに持って弟に見せながら) 
「Yくん、おねえちゃんいまぬりえをしてるんだよ。ここはね、まずピンクでぬるの。このこのかみはね、ぴんくなんだよ。ふくはどんないろがいいかなあ?Yくんはなにいろがいいとおもう?おねえちゃんはね、うーんきいろにしようかな(・・・この調子でうんぬん)。」 

こんな調子で暇あればずーーっと弟に話しかけています。次男はお姉ちゃんが話しかけているのをお姉ちゃんの方をむきながらじーーーっときいています。 
次男くんもただ寝ているよりも話しかけられている方がご機嫌だし、きっといろんな刺激になっていろんなことを吸収できるのでプラスに働いていると思います。私もその間に家事ができるので何より私がとっても助かっています! 
私が長女に対して気になるなあと思っている行動は、場面変われば、とっても素敵な行動になっていました。 

人と関わるのがすきな彼女 
お世話好きな彼女 
おしゃべり大好きな彼女 

彼女のストレンクスが、弟くんの誕生によって活かされています。 
人の強み弱みは表裏一体というけれど、それをまじまじと感じている今日この頃です。 


毎日の生活は家族の協力なしにはもはや成り立ちません(涙)他にも協力している場面がたくさんあるし、長男も彼の力を活かしながら協力してくれていますが、長くなったのでその話はまた今度にしたいと思います(笑) 

3人目の子育ては、みんなとひっくるめて、これまで以上にとっても楽しいことが増えました。

【池野麻矢 2017年1月】

パセージテキストの1ページ目に、
子育ての二種類の目標が書いてあります。

そして、
「適切な行動ができるためには、
それを支える適切な信念が
育っていなければなりません。」
とも書かれています。

私はずっと「私は能力がある」とは思えないでいたようです。

私がパセージを受けて、
パセージをみなさんへお伝えしながらも

「私は能力がある」

を、『ああ、こういうことなんだ』

と思うことができていなかったように思います。
(「能力」に関して、何度も書いている気がする^^;)

『私は家事をする能力がある』

と思っても、

『まぁ、それはたいしたものじゃない』

とか、付け足しをしていたようです。

で、、、今年、
私の『たいしたことのない』と思っていた

「事務能力」が、

『あれ?これって、人様のお役に立てるものかしら??』

と思えるようになってきました。

他の人の能力は、いろいろ見えます。

ピアノを弾く。歌を歌う。物を作る。料理をする。
などなど。

『それに比べて、私は、「電卓叩く」だけだなぁ。
たいしたことないなぁ』

と思っていたのですが、

『「ワクワクしながら電卓を叩く」のは、もしかして能力??』

と思えるようになってきました。

長年、訓練されたので、
イヤイヤ電卓を叩くのではなくて、
私の場合、ワクワクするのです。

『能力って、こんな些細なものでいいのかも』

と思い始めたら、

「岩手の能力」にも気づき始めてきました。

いま、ちょっと疲れ気味なので、
なにを体に取り入れたらいいんだろう、

と思っていたのですが、

『あ、そういえば、岩手には
山ぶとうジュースというものがあるじゃないか』

と気づきました。

昔から、岩手には山ぶどうジュースというものがあって、
「女性の体にいいものだ」と
私が小さいころから母が言っていました。
鉄分、カルシウムが豊富です。

http://www.kibudou.com/

岩手は、山が多くてすごく寒いです。
だからこそ、山ぶどうの生育に適しているのだと思います。
(今は、岩手の各地で栽培しています)

「マイナス面だと思っていた部分が、実は、プラス面だった」
ということに気づかされました。

『岩手にあって当り前で、
いままで気にも留めていなかったものが、
実は、岩手のすごい能力なんだ』

と思ったら、

夫の能力にも気づいてしまいました。

「山ぶどう」の魅力って、
年齢を重ねてきた今だから、
わかるようになったのかもしれません。

山ぶどうをそのまま食べると、
ものすごく酸っぱいです。
ジュースとして飲めるようになるまで、
熟成する期間が必要なので、
『とても手間暇かかっているんだなぁ』
と思いました。

今まで気づかなくて、ごめんよ、岩手。

と思っていたら、

夫が、食事をしていて

「ゴホゴホ」とむせたとき、

『ああ、これも夫の能力なんだ』

と気づいちゃったのです。。。

夫は、汁物系をいただくとき、よくむせます。

実は、結婚してからずっと、
『この人は、すするのが下手くそだなぁ』
と、私は少しイラッとしていました。

一緒に食事をしていて、突然、
「ゲホッ、ゲホゲホ、ゴホゴホ」
と、されるのって、なんだかね。。。

でも、岩手の能力「山ぶどう」に気づいたら、
『これは、夫の能力だ。むせるチカラだ!
よかった、食べ物が変なところに入らなくて』
と思えたのです。

夫は何も変わりません。

よくむせるし、
箸の持ち方が悪いので食べ物はこぼすし、
食事中に鼻水が出てくる夫ですが、

夫の能力に気づいた私は、
それ以来、イライラせずに、
楽しく夫と食事ができるようになりました。

『夫には能力があるし、私と夫は仲間だ』

と思えるようになりました。

夫の能力に気づいたら、

『私は、なんでこんな些細なことで
イライラしていたんだろう』

と思っちゃったりなんかりして。

パセージテキスト5-Lと5-Rが
身体に染みます~。

特に、
「住み心地のよいくつろげる家庭作りをしたいですね」
と書かれているところです。

「これもまた勇気づけなんです」って。

ああ、やっぱり、パセージっていいですね。

どんと晴れ


【樋沢律子 2016年11月】

次男からの頼まれごと

≪次男からの頼まれごと≫   


先日次男に「ランドセルの中をチェックして」と頼まれました

「どうしたの?」

「先生に、忘れ物が多いからお母さんに確認してもらってと言われた」

「もう少し教えてくれる?」

実は本当は全員お母さんにチェックしてもらって、連絡帳にサインもらうことになっていた

次男は自分で出来ると思って今までやってなかったけど、最近忘れ物多くて、先生にちゃんとチェックしてもらってと言われたとのこと

「忘れ物って例えばどんなん?」

教科書は入れたけど、ノートを忘れてた、、、とか
教科書とノートは入れたけど、ドリルを忘れた、、、とか
用意してる時はあったのに、学校行ったらなかった!というような
ニアミスが多いようでした

なるほど。

「次男はどうなったらいいなーって感じ?」

「忘れ物を減らしたい」

「どうやったら減らせそう?」

「先生はお母さんにチェックしてもらってとしか言わなかったよ」

「次男はどう思う?」

ものすごく困った顔で
「どういうこと?」と逆に聞かれました


その前日のこと
次男は今虫かごでダンゴムシを飼ってまして、ベランダに置いてあるんです
それが、ものすごい窓の近くに置いてあるので
「どうしてここに置いてるの?」と聞いたら
「目に入らないと忘れちゃうんだよね」と答えていたんです

その話を出して
次男はどうしたら忘れないかの方法をひとつ知ってるんだな~って思ったんだよね
だから、明日の準備に関しても次男のやりやすい方法があるかな?と思って
どう思う?って聞いたんだ

と、伝えると

「あぁ~、なるほどね」と納得して考えてくれました


入れたつもりなのに、入ってない事が多いんだよね
絶対見たのに入ってなかったりするの

あとは用意する時に部屋で探しても見つからない事が多くて
ないから先生に忘れましたって伝えようと思って行ってた

本人が困ってると感じる意識としては、
用意を忘れるというよりは
目に入った時点で「入れた!」ことになり
実際にランドセルに入れてない
そして、探し物が見つけられない

ということが分かりました

でも、忘れましたって言うだけじゃダメみたいだから
まず見つからない時探すのを手伝って欲しい
あと、ランドセルに入れるのは自分でやるから、お母さんにチェックして欲しい

と次男なりに考えたことを伝えてくれました

いつ用意するか
いつ探すか
どうしたら確実にランドセルに入れられるか

などなど話していった結果

①次男が用意するタイミングで私に声をかける
②私が連絡帳を読み上げ、次男がランドセルに入れていく
③無い物はその場で一緒に探す

が決まりました

どこをどうやって探すとか、この先どうやって管理するとかは、また話すとして~
そして、声をかけてこなかったらどうするか?も聞くとして~

とりあえず、その方法でお試しすることに!

その日は一緒に用意して、連絡帳に「母OK」サインを書いて渡しました


翌日「今日は忘れ物なかったよー!」と嬉しそうに帰宅

 そりゃ良かった~!これ、いつまで一緒にやってみる?

 忘れ物しなくなるまで?

 おお、どんくらいだ?

 どーなんだろね?お母さんどう思う?

 いや、お母さんもめっちゃ忘れん坊だから、、、、

 じゃ、ずっと?!

という、会話をしました笑

いやー、本当にどうやったら忘れないんでしょうね?私も知りたいです

そんなこんなで、しばらく続けてみます~!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

≪続・次男からの頼まれごと≫ 


こんなやり取りをしてから1週間が経ちました
次男はあれから毎日用意をする時、声をかけてきてくれて
私は連絡帳を読み上げ、次男はランドセルに入れるを繰り返してきました

そして、私はちょっと気になることが出てきました
「これを続けて次男は自分で出来ると感じるようになるのか?」

そんなタイミングでがっちゃんと話す機会があって、更に自分の中を整理させてもらい、、、

次男はそもそも「自分で出来る!」からスタートしていて
「用意を忘れている」のではなく
「用意をしているのに、なぜかランドセルに入ってない」と感じていたので
「ちゃんと用意をしなさい!」では通じないし
「一緒に用意をする」でも次男の力で出来るようにはならない
だって、本人はいつもちゃんと用意をしてるつもりなんだもん

じゃあどうしようか??

そろそろ、1週間お試ししてみてどうだったか
話を聞いてみようと思いました

 次男、明日の用意についてお話聞きたいんだけどいい?

 いいよ

 1週間、用意のやり方変えてみてどう?

 いい感じだよ!お母さんと用意すると忘れ物ないし!

 なるほど~

私は
「お母さんと用意をすると忘れ物をしない」
ではなくて
「これならランドセルに確実にいれる事が出来そうだ」
を体験して欲しいと願っていたので

次男が学んでいることと
私が次男に学んで欲しいことに
少しズレがあることが分かりました

 そうなんだね~、いい感じって?

 んー、先生に言わなくていいし、誰かに借りなくていいし、ランドセルに入ってるし

 そっか~
 このやり方は何が良かった??

 お母さんが読んで、ひとつずつランドセルにいれるのがよかった

 そうなんだね
 お母さん、一緒にやってみて思ったことがあるんだけど言ってもいい?

 いいよ

 お母さん、手伝えることは手伝いたいなぁと思ってるけど
 次男が次男の力で出来るのも良いなぁって思うんだよね

 あぁ~

 次男が今回お試しして、いい感じって思ったことを生かして
 次男が出来る用意の仕方を考えてみない??

 ん~、なるほどね
 一個ずつランドセルにいれる??

 ほ~

 お母さんが読んで、次男が入れるっていうのを
 次男が読んで、次男が入れるとか

 おお

 でも今までも1人でランドセルに入れて忘れてたからなぁ

 ん~

 あっ、連絡帳読みながら用意して、ランドセルに入れたらチェックつけるとか?

 おお、いいね~

 じゃあ次男が自分で読んで、ランドセルに入れて、チェックしてみる
 それをお母さんに見せるからお母さん確認してくれる?

 どうやって確認したら良い感じ?

 もっかいランドセルの中身出すから、連絡帳をお母さんが読んで、次男が入れ直す

 ほほ~

 いきなり1人でやるのはちょっとね
 まだ心配なの

 何が心配?

 また忘れないかな~って心配
 だから、まだチェックして欲しい

 そうなんだ
 じゃあまたお試しでやってみて、お話聞かせて欲しい

 うん!

ということで

①次男が自分で読みながらランドセルに入れて、入れたらモノからチェックする
②それをもう一度2人で一緒にチェックする

という、お試し第2弾に突入です

いきなりやり方を決めなくて良い
次男自身が「できた!」を感じる体験をたくさんして欲しい
段階踏んで、どれなら出来そうか、
どれが良いか、どれがお好みか
色々お試しして探していくのが良さそうだなぁ

と感じています

そんなこんなの軌道修正です!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

≪更に・次男からの頼まれごと≫  


その後次男は、学校に関する忘れ物はグンと減りました
無くなりましたではないです
減りました

なぜかというと、メモするのを忘れたり
メモするのを忘れたこと自体を忘れたり
そんなこともあるからです笑

このやり取りをはじめてみて
何より私が学んだことは
「忘れ物はしなくならない」
ということ

だから、きっと
「忘れ物をしない子にしよう」
が目標にしてしまったらお互いにすごく苦しい

だって、きっと
そうはならないから

でも、きっと
忘れちゃってもしょうがないよね?は
なんか違う気がして

どうだったら用意ができる確率が上がるか?
の経験値を上げる為に
こうして実験を重ねているんだと思います

次男の場合、忘れ物をした時どう対処するか?の経験値は高いのでね


「おかあさん、中身のチェック手伝って?」と
次男が声をかけてきました

次男が一度自分の部屋で連絡帳に印をつけながら用意をして
更にその連絡帳を私が読み上げて、ランドセルに入れ直しています

連絡帳に「母」のサインをして渡した後

「その後の明日の用意について、聞いてもいい?」

「いいよ?」

「このやり方にして2週間経ってみてどう??」
(間に次男が風邪で1週間お休みしたので、延長されてました)

「ん?、忘れ物すごい減ったなーって思う!
 なんか、次男がやって、もっかいお母さんとやるから、2回確認できるのがいい感じ」

「そうなんだ?」

「もうちょっとこのやり方続けたいな」

「もうちょっとってどのくらい??」

「次の金曜日まで」

「分かったー、次の金曜日は話す??」

「うん!次の金曜日、忘れてたらどうしよう」

「そうなの?どうしたら思い出せそう?」

「あ?冷蔵庫に書いとくかな」

「分かった?」

「よし、次は次男から声かけるね」

ということで、後で見たら冷蔵庫の脇のボードに書かれていました

7/8 らんどせるちょっく

「ちぇ」が「ちょ」なあたりが かわいいね??

というわけで、また続きます?!




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

≪そして、次男からの頼まれごと≫  


こんなことを経て、次男と話し合いをしました

正確には話し合いではなく

「次男、もう大丈夫な気がする。
また困ったらお母さんに手伝ってもらうから、今日から1人でやるね」

と宣言されました笑

「そうなんだね?!聞いてもいい?」

「いいよ」

「大丈夫ってどんな感じ?」

「んー、忘れ物減ったなって」

「前のやり方と、今のやり方と、何か違う感じ??」

「なんか、前は連絡帳見て入れてただけだったんだけど?、今は一個入れたらチェックしてを繰り返すからちゃんとランドセルに入るみたい」

なるほど
次男なりに、以前との違いを感じてることも分かりました

なので
「そうなんだね!ありがとう。またお母さんに協力できることがあったらいつでも言ってね」
と伝えて、終わりました

今回のことで、私は次男のことを
「どんな経験をしても、ズタボロにならない」
と思ってるところがあるなと思いました

なんでだろう?と思い返すと
次男との関わりはそんなことばかりだったんですよね、、、、

普段は超乙女な癒し系男子で
普段はニコニコベタベタなんですけど
決めたらテコでも動きません

「トイレトレーニングはやらない!幼稚園行く日にパンツにするから」
と宣言して、本当にその通りにパンツになった人

とはいえ
「やっぱりパンツにしない!」と布団にこもった入園式
「幼稚園にはパンツで行く!家ではオムツ!」と帰宅後自ら履き替えた数日間など
いきなりスパッと切り替わった訳ではありません

でも、全部自分で決めてきた人

その間私ができたことは

「そうなんだね?」と待つ

時に「それって?」と問いかける

だった気がします

やらない時は絶対やらない!
納得いかない時は泣いて暴れて大騒ぎ!

突然スイッチが入ってサラッとこなし
前から出来てましたけど?と言わんばかり

そんな経験を何度もさせてもらって
どんな経験をしても、なんとかなると思えるというか、、、笑

なので、また見守ることにします
次男の人生に幸あれ


【角町 志乃 2016年6・7月】

近況報告のエピソード

昨日のパセージ・プラスの近況報告@流山で話したエピソードです。 

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先週の土曜の夜、小三の娘が『明日はおばあちゃんとプール行きたい』と希望を出してきた。
 
私の母はジムの会員になっていてしょっちゅうプールに通っているんだけど、娘が年少の頃からたまに連れて行ってくれる。 
娘はとことん水遊びに付き合ってくれる母とのプールが大好きで、いつの間にかクロールと潜水と背泳ぎができるようになった。 
そんなわけで、娘は実家に電話をしておばあちゃんの都合をきいてみよう、ということになった。 

娘が電話をかけると、出たのは多分おじいちゃん。 
娘のやり取りを聴いていると、 
母が疲れているのに娘の希望を叶えるために無理をして妥協案を提案してくれている流れだとわかった。 
しかも疲れている母だけでは大変だからと父まで付き合ってくれるみたいだった。
 

とりあえず電話を切った娘の話を聴こうと待っていると、電話を切った娘はおじいちゃんも来てくれるんだってー♪とご機嫌そう。 
私は、『おばあちゃん、疲れてるとか調子悪いって言ってなかった?』と聞いた。
 
娘は、『うん、言ってたけど・・・でも見てるだけなら大丈夫って言ってたよ!』と言う。 

私 『あのね、これは私の意見なんだけど。』 
娘 『うん』 
私 『明日のプール、おばあちゃんが元気になるまで延期してくれないかな。』 
娘 『えー、なんで!?』 
私 『おばあちゃんもおじいちゃんもさ、H(娘)がやりたいって言うと、それに無理してでも協力しようって思ってくれてるんだと思うんだ。 Hがプールやる間ずっと水につかって見てるだけなんて、おばあちゃんもおじいちゃんも大変だと思うんだよ。』 
娘 『だって、私が話し合って決めたんだよ?私がわがまま言って、どうしてもやりたいからってごねたわけじゃないよ? それにおじいちゃんは、おばあちゃんも今夜ゆっくり寝たら明日は元気になるだろうって言ってたよ!』 
私 『うん・・・そうだよね、Hがわがまま言ってごねて無理やり決めた感じじゃないことはお母さんも分かるよ。 でもおじいちゃんとおばあちゃんって、とにかくHがやりたいことやらせてあげたいってどうしても無理をしちゃうと思うんだ。 それに、Hと違ってあのくらいお年寄りになるとね、疲れたーっていうのが寝てもとれないものなんだよ。』 
娘 『・・・・じゃあ、どうすればいいの?』 
私 『・・・明日はお父さんとお母さんがおうちにいるし、3人で一緒に公園で遊ばない?母の日のプレゼントもすっかり忘れてたから買いに行きたいし、、、一緒に選んでくれない?』 
娘 『プールは?おじいちゃん、11時に迎えに来てくれるってさっき話したよ。』 
私 『もしお母さんの意見をのんでくれるんだったら、お断りの電話かけてくれないかな・・・』 
娘 『うーん・・・わかった。』 

娘は私の意見に従ってくれ、また実家に電話をかけ、 
『あ、何度もごめんね。 明日はお父さんとお母さんと遊ぶことにしたの。 ・・・いやいや、寝たって明日元気とは限らないでしょ。 ・・・おばあちゃんがほんとにちゃんとムキムキ元気になったらまた約束しよ。 じゃあね、ばいばーい。』 
と話して、電話を切った。 

私は電話から戻った娘に超モヤモヤしながら『ありがとう。。。』と声をかけ、 
娘はカラリと『うん、おじいちゃんなんだか慌てて『なーに言ってんだよー行くよー行くよー』って言ってたよ(笑)』と声真似をして笑った。 
その後そのことについて話すことはなく、娘はまたご機嫌になってすっかり忘れたように見えた。 
次の日は夫と私の両方の母に母の日のプレゼントを買いに行ったあと、 
約束通り、3人で近くの公園でへとへとになるまで遊んだ。 

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自分の対応に違和感があるエピソード。 
がっつり介入してしまった。これは違うよなぁ。 
私の意見なんだけど。とか言いながら、最初から説得モード全開で押し付ける気満々だったもんなぁ・・・。 
でもどうしたらよかったんだろう。 

娘と両親を信頼してプールに行ってもらった方がよかったのだろうか。 
しかし母はからだが弱く、少しの無理がたたって長患いすることがこれまで何度となくある。 
両親は高齢でこれから若返ることはなく、どんどん無理がきかなくなる。 
だから娘にもだんだんに、老いた祖父母をいたわれるように付き合い方を考えて欲しいと思っている。 

娘はこのエピソードで何を学んだだろう・・・。 

という話を、近況報告としてさせていただきました。 
 

さて、そうして昨日の午後流山から家に帰ると、リビングのテーブルの娘が座るベンチ近くに手紙が置いてあった。 
日曜日に遅ればせながら買った母の日のプレゼントに添える手紙を書こう、と渡してあった便箋だった。 

便箋には母を体調を案じる言葉と感謝が綴られていて、母と娘がお花を持って並んでいる笑っている絵と周りにきれいな飾り枠が書いてあった。 

手紙の文章を読んで、私は自分のしたことが失敗だったとはっきりとわかった。 
今回のエピソードは、私だけが、娘も、両親も、信頼していないという話だったんだ。

娘は相手の状態をまだちゃんとわかってあげられないに違いない、 
両親は無理をして老体に鞭打って付き合ってくれているに違いない、 
どちらの話もちゃんと聞いていないのに勝手に『それはいかん!』って一瞬で反応してしまった。 

さて、ではここから私はなにができるだろう? 

そして、夜ご飯を食べ終えてのんびりしている娘に聴いてみた。 

私 『日曜日さ、お母さんの意見受け取って、プール行くのやめてくれたでしょ。それについて、どう思った?』 
娘 『どうって?』 
私 『うん・・・お母さんの意見受け取ってくれて、お母さんは感謝しているんだけど、同時に意見押し付けてよくなかったかな、とも思ってるの。 Hがちゃんとおじいちゃんおばあちゃんと話し合って決めたことに口出ししちゃったなーって。Hはそんな風に思わなかった?』 
娘 『うーん・・・ほんとのこと言っていい?』 
私 『もちろん!(笑)』 
娘 『おじいちゃんとおばあちゃん、見てるくらいならできるんじゃないのかなって思った。プールはいる時間も、相談して決めたらいいし。』 
私 『そうかー(笑)そうだよね、そう話したんだもんね。プールはいる時間もちゃんと相談しようって考えてたんだね。これからはどうしようと思う?』 
娘 『同じようなことがあったら?そうだなー、、、やっぱりみんな元気ではしゃいで遊ぶ方が楽しいから、ちゃんとほんとに元気か?無理してないか?って確かめようと思う。』 
私 『そうなんだ。ありがとう。私も学んだことあるよ。』 
娘 『お母さんが?どんなこと?』 
私 『これからは、Hとおじいちゃんおばあちゃんが話し合って決めたことに余計な口出ししないようにしようって思いました。3人で決めたことを大切にしてお任せしようって。』 
娘 『そっかー(笑)別に余計って思ってないけどね(笑)』 

娘は笑って許してくれた。 
娘はそもそも許してくれていた。 
ありがたいなぁ・・・・。 

いつも娘は何を学んだろうかと考えて、『どんなことを学びましたか?』と問うことが大事だけど、今回は、同じエピソードの私の課題にも向き合って、私が学んだこともちゃんと言葉にしてシェアできたのがよかった。 

あ、それから、両親にわたしからもいつもありがとうって伝えよう。 
それから話も丁寧に聴こう。両親の願いは、なんなのか。。。 

私の陰性感情によってタテの関係で始まったエピソードは、娘の手紙のおかげで目を覚ますことができ、少しはヨコの関係を取り戻すことができた。(と思う) 
でも手紙がなかったらどうしていたかな? 
一人で代替案を出すのはなかなか難しい。。。 
忘れないように忘れないように、と思っても、心配や不安という陰性感情によってぐぐぐいっと競合的になってしまうパターンが私にはある。 
あるけどそこから、何度でも学んで自分が変わる決心して、娘や周りの人々をホントウに信頼し、勇気づけることができる人になりたい・・・と思った。 

という顛末でした(*^^*) 

今回は分析などしていただくことはなかったけど、エピソードを意識して暮らすってそれだけでもほんとに大事だなと改めて思いました。 
そしてなんであれ仲間に聴いてもらえると、更に整理しやすくなるなとも感じました。
 

日々エピソードがあって、聴いてくれる仲間がいて、ありがたいです。 

流山で近況報告を聴いてくれたみなさま、ありがとうございました♪ 
また、読んでいただいていたみなさまも、いつもありがとうございます。 


【久郷 緑 2016年5月11日】

命令しても横の関係

じ、時間がない~!!! 
家事能力の低い私は、来客の時間までに家を掃除するのがとても苦手です。

あと1時間でお客様が来る~! 
なのに家は滅茶苦茶、おたまちゃんは授乳しろと泣いている
あぁぁぁ~ヘルプミー!!

非常事態宣言

「Dちゃん!Hちゃん!!ちょっと来て!!!」 
二人の手を取り、円陣を組む。 
いつにない真剣な眼差しで、 
「あと1時間でおじいちゃん、おばあちゃんが来ます! 
なのに、見ての通り、家はめちゃくちゃ散らかっています!! 
しかも、ママはおたまちゃんに今からオッパイをあげなくてはいけません!! DちゃんとHちゃんの力を貸してもらえますか?! 
ママをお掃除隊長にして、二人はママの命令に従ってくれませんか?! 
厳しくテキパキ命令しますが、今から1時間、聞いてくれますか?!」
ド迫力で二人に懇願すると、 

H「いいよ。」 
D「・・・。」 
私「Dちゃん、いいかな?」 
D「いつも聞いてるやん。」 
私「いつもより厳しい命令口調でビシバシ色んなことをお願いしても良いですか?非常事態なので!」 
D「分かった。」

私「ではさっそく、(おたまちゃんにオッパイをあげながら)Hちゃん、これ燃えるごみです。捨ててきて!」 
H「分かった!!」 
私「Dちゃん、おもちゃ片付けて」 
D「うん!!」

・・・30分後 
見違えるように片付いた我が家 
二人の手を握り、3人で輪になって喜びのダンス~!! 
「やった~!!キレイ!!キレイ!♪綺麗になった~!!」 
「お掃除隊任務完了!!お疲れ様でした~!!二人のお陰です!
これにてママはお掃除隊長をやめます。あとは好きにして下さい。」 
「わ~い!!」

パセージで禁じられている命令口調を使ったけれど、皆とっても仲良し。 
だって、これは横の関係なんです。


【日浦 知子 2016年3月28日】

体験談 ~家族会議

息子が中2の時に初めてアドラー心理学とパセージに出会い、初受講から3年目になります。
・・・という言い訳を振りかざし、家族会議とは一生無縁で私の今世は終わるのだと疑いもなく過ごしてきました。
だって、アドラーで子育てしてないし旦那だって非協力的に映るし、家族会議って、アドラー上級者様向けでしょ?って思ってました。
そんな私が、ひょんなことから家族会議をすることになった話しです。


中学時代の色々を乗り越え、周りのたくさんの方達の力を一杯お借りして、何とか合格した本命の県立高校。
その入ったばかりの高校を辞めたいと言い出しました。
5月、6月と2度。
この時は、リーダーのKさんに沢山助言をいただき、私の気持と思考も整理ができ何とか乗り越えました。
事が過ぎてから気づいたのですが、この時の学校辞めたい、は注目関心だったと思います。


長い夏休みも終わり、2学期が始まりました。
思ったよりスムーズに毎日登校していて、ホッとした最初の金曜日。
仕事から帰ると、家の鍵を忘れて玄関前に座って私の帰りを待っていた息子が、
私の顔を見るなりキッパリ言いました。

「オレ、やっぱ高校やめる」

今でもはっきり覚えています。
真面目な顔をして、落ち着いた冷静な声ー。
あぁ、今回は本当の本当に本気なんだ!

週明けの月曜日から、本当に登校しなくなりました。
学校には、休む時や遅刻する時は保護者から連絡をする事を義務付けられているので、欠席理由をどうしようか考えつつも、後々なんとかなるように病欠にしました。
この時は、少し時間が経つと行くかもしれないと思っていたのです。

そんな事が毎日続き、ある日思い切って担任の先生に、息子の気持ちが学校に向けないようだ、と伝えました。
少し様子を見ましょう、と言っていただき、今すぐ白黒つけなくて良いんだ、と大変心が軽くなりました。

そんな中、9月下旬、息子が突然明日学校に行くと言ってきました。
あー、もしかして学校辞めますって言いに行くのかな...と思ったのですが、何も言わずになんてこともない風を装い、「あら、そうなの」とだけ言いました。

次の日、本当に登校し、夕方私の携帯に学校から連絡が入りました。

「お母さん、息子さんから聞いてるかもしれないですが、本人さんが今日学校を辞めると言ってきました」

この後、1時間くらい今までの学校での様子を先生から聞き、家庭での様子を私が伝え、情報を共有しました。

「お母さん、電話では何なので一度お互い顔を見てお話ししませんか?」

10月に入ってから私が学校に行き、学年主任、担任の3人で話しをしました。

私からのお願いはただ一つ。
「息子本人は望まないでしょうが、親としては休学を望んでいます」

実は、今現在校則違反のバイトをしている、これからバイトは辞めて、知り合いの工場で働かせてもらえることになっている、という事を息子が直接担任の先生に言ったとの事でした。

「校則違反をしている事実を知った以上、休学は難しいかも。前例がないので、上と話し合わないといけない」

想定の範囲内の答えでしたが、話し合うと言っていただけただけで有難かったです。

また、後日連絡します、と言ってもらって早や4か月。

この期間、息子が学校に戻りたいと言ったことは一度もありません。
今まで、甘えてズルズル引きずってきたけれど、本当にこれでいいのだろうか...?
という悶々とした気持ちが湧き上がります。
でも、そんな気持ちも私が学校の事を思い出さない限り沸き起こりません。

そんな中迎えた自助会の日。1月下旬でした。
リーダーのKさんが持参してくれたカードで、好きな事を何でも質問できるカードを引きました。
なんか、レアっぽいカードのようです。

「えー、どうしよう、何も思い浮かばないよー!せっかく引いたのに勿体無い~!」と1人で騒いでいたら、
隣に座っていたMさんが「息子ちゃんのことは?」と言ってくれました。

いやー、最近息子の事でそんなに悩んでないんだよなーと思ったのですが、そうだ!今の宙ぶらりんの状況をどう思うか聞いてみよう!軽〜い気持ちで質問したんです。

「高校から、後日連絡しますと言ってもらってから一度も連絡がこなくてそのままになってます。時期的にそろそろかな、と思っていますが、このまま連絡を待つのか、それともこちらから動き出した方が良いのか。みなさんどう思いますか?」


「内容的には家族会議だよね」 

この一言から全て始まったのです。

それから、その場にいたメンバーで家族会議へ向けての作戦会議が始まりました。

言葉の一つ一つをロールプレイして、どう感じるか確認。
なんかへり下ってる感じがする、なんかエラソーに聞こえる...
率直な気持ちを出し合って、聞かせてもらって聞いてもらって、私の素直な気持ちをそのまま言葉達にしてもらいました。

「開始の言葉はお父さんに言ってもらうのはどう?」

...ワタクシのオット、よく言えば寡黙なんです。多分、世界の3本指に入るキングです!半端ない寡黙です!キングオブザ寡黙です!
そんな人に言えるかな...?

「じゃあ、言葉を紙に書いて渡してそれをそのまま読んでもらうのは?」

それならできそう!ってか、それくらいしてもらわなきゃ!


作戦会議で決めたことは次のようになりました。

①「今ちょっと良い? もう3月で年度終わりやん。 高校行くにしても大事な事やでお父さんと3人で喋りたいんやけどさー、時間取ってくれる?」
と言って家族会議の承諾をもらう。

②お父さんと日にちを決めておく(何日か候補を出す)

ここまでが事前準備。
次からは、当日本番です。


③お父さんに開始宣言してもらう
「今から家族会議を始めます。議題は高校についてです」

④ここからは私が喋る
「仕事やってみてどう?慣れてきた?
「これからどうしていきたいと思っとる?」

「あなたは、高校やめるって言っとったけど、お父さんとお母さんの気持ちで籍は残してあるやん。今はどう思ってるか教えてくれる?」

辞める、と言ったとして

⑤「辞めるにしても手続きとかあるで自分でやってほしいんやわ。お母さんも一緒に行くで。 なぜなら、もう社会人やし最後まで自分の手でケリをつけた方が、あなたの幸せにつながると思うの。
例えば、バイクの免許を取るのだって、自分で調べて書類揃えて申し込みも自分でして、場所もわからないから駅に電話して自分で行き方教えてもらったよね? それと一緒だと思うんだよね。」


舞台は整いました。
1月31日、夜21時くらいだったかな?
いよいよ初めての家族会議が始まりました。

開始宣言を書いた紙をオットに渡し、とにかくこれをそのまま読んでちょーだい
と頼み、自分が読む事も紙に書いて手元におきました。

オットが議題を言った瞬間、息子が
「辞めるで!」

ちーん...,。

私「うん、わかったけどちょっと待ってね。」

せっかくみんなで一生懸命考えて紡いだ言葉達の出番がなくなるやん!!
内心焦りつつも、お母さんの気持ちを言っても良いですか?と承諾をもらってから、紙に書いてある言葉を読み上げました。

そうしたら、息子が自分で学校に電話して聞く、と言いました。
実は、私はもしかしたら面倒いで聞いといて!と頼まれるかなぁ、と思っていたのです。そこを自分でする、と言うのであっけなく議題終了。

オットは、と言うと開始の宣言をしただけで一言も発していません。
何か言いたい事あるかしらん、と思って最期に私が「お父さんから何かありますか?」とダメ元で聞いてみました。

オット「自分で決めた事なんやから、これから頑張れよ」というような事をサラサラっと言いました。

息子「うん」と言ってた気がします。

...というのも、私ビックリしちゃってちょっと時が止まってしまったんですね。
オットはそんなこと思ってるんやー、とか、そんなこと言えるんやー、とか思ってしまって。
これは、とっても嬉しい誤算でした。

そんなこんなで初めての家族会議は無事終了し、後は手続きだけです。

その手続きも、後日言葉通り自分で連絡してアポを取り、必要なものを持って2月12日金曜日、私と息子で手続きしてきました。

学校に、向かう前にオットに手続きに今から行ってくることをメールしました。
返事を期待してなかったんですが、

「自分で決めたことなのでお願いします」とすぐ返信がきました。

この返事に若干戸惑いつつ(今までスルーが多かったので)かなり励まされ気持ちが少し軽くなりました。

無事手続きも終わり、帰ってきてしばらーく経ってから、オットに終わったことを言ってなかったと思い出し「退学してしまったよ」と私の心境を正直に一言、メールしたんです。

この時も返信は期待してなかったのですがすぐに「自分で決めたことなんで見守ってやろう」と返ってきました。

...うちのオットって、こんな人やった...?
なんか、めっちゃ嬉しくて。
今まで、何で自分の気持ちを言ってくれないの!?という言い争いは何だったんでしょう...?
というくらい別人に感じました。

オットに対しても、ものすごく負の注目をしている自覚はあったのですが、それが少なくなった途端私の理想通りに動き出したオット。
アドラー心理学って、本当に子供だけじゃなく、人間全般に通じるんだ!と体感した瞬間です。
不思議とこうなると、オットへのイラつきも激減!

息子のおかげで、一生縁がないと思っていた家族会議も経験でき、夫婦仲も何とか改善の光りが見えてきました。

それもこれも、自助の皆々様のおかげであります!!
これから、何か起きてもアドラーの教えと仲間がいれば乗り越えられる!
その気持ちを強くしました。


【田中 理絵 2016年3月23日】